今季はリバプールとマンチェスターシティに続く3位と好成績を残しているレスター。
今回は、そんなレスターを支える両サイドバック、リカルド・ペレイラとベン・チルウェルのプレースタイルや成績を徹底比較しました!(スタッツは2020/05/01時点)
目次
リカルド・ペレイラのプロフィール
名前 | リカルド・ペレイラ |
生年月日 | 1993年10月6日(26歳) |
国籍 | ポルトガル、カーボベルデ |
身長 | 175cm |
体重 | 70kg |
ポジション | DF |
前所属チーム | FCポルト(プリメイラ・リーガ) |
2012年にプリメイラ・リーガ(ポルトガルの1部リーグ)のヴィトーリアSCでデビュー。将来性を見込まれて、2013年に育成が上手いクラブとして名高いFCポルトに移籍します。
加入してしばらくはポルトのトップチームとBチームを行き来するような生活でしたが、2014-15シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグに出場するなど、徐々に監督の信頼を勝ち取っていきます。ちなみにこの時のポルトのチームメイトには、後にレアル・マドリーで不動のボランチとして君臨するカゼミロや、プレミアリーグのうるヴァーハンプトンワンダラーズでプレーメーカーとして活躍しているルヴェン・ネべスなど豪華メンバーがいました。
そんなリカルド・ペレイラが評価を高めたのはレンタル移籍先のOGCニースでした。主力として本職の右サイドバックだけでなく、左右両方のサイドバックやサイドハーフ、時にはウイングとしても出場。2年で公式戦57試合に出場して2ゴール8アシストと大活躍し、一気に評価を高めます。
そして2018年、2200万ユーロ(約25億円)でレスターに移籍しました。
ポルトガル代表では各年代で代表に選ばれており、2015年にA代表デビュー。2018年にはロシアW杯にも出場しています。
ベン・チルウェルのプロフィール
名前 | ベン・チルウェル |
生年月日 | 1996年12月21日(23歳) |
国籍 | イングランド |
身長 | 178cm |
体重 | 77kg |
ポジション | DF |
前所属チーム | レスター・シティユース |
レスターの下部組織で育成されたベン・チルウェル。2014-15シーズンには、チームのアカデミープレーヤーオブザイヤーに選ばれるなど、将来を期待されていました。
トップチームには2015年にデビュー。その後、イングランド2部リーグのハダースフィールド・タウンFCへのレンタル移籍を経て、2016年にレスターに復帰。同年12月のエヴァートン戦でプレミアリーグデビューを果たしました。
代表ではU-18イングランド代表に選ばれてから各年代の代表に選ばれ、2018年にA代表デビュー。右サイドバックには、ワンビサカやアレクサンダー・アーノルド、カイル・ウォーカーなどビッグ6でスタメンを張っている選手がひしめき合っていますが、左サイドバックは手薄。チルウェルには大きな期待が寄せられています。
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【全体スタッツ】ほぼ全試合フル出場のリカルド・ペレイラ
それではここから両選手のスタッツを比較してみましょう。まずは全体スタッツから。
リカルド・ペレイラ | ベン・チルウェル | |
28 | 出場試合数 | 23 |
2,520 | 出場時間 | 2,060 |
3 | ゴール数 | 2 |
2 | アシスト数 | 3 |
1 | イエローカード数 | 2 |
両選手とも20試合以上に出場。しかも全ての試合でスタメン出場を果たしており、レスターの主力として定着しています。
その中でもリカルド・ペレイラは欠場わずか1試合を除く全試合にフル出場。不動の右サイドバックとしてチームを牽引しています。
そして数字だけで見るとゴール数とアシスト数は両選手ほぼ互角。もっと細かいスタッツを見ていきましょう。
【攻撃スタッツ】攻撃的サイドバックのリカルド・ペレイラ、バランスが取れているベン・チルウェル
リカルド・ペレイラ | ベン・チルウェル | |
18 | シュート数 | 13 |
33.33 | 枠内シュート率(%) | 50.00 |
1,572 | パス数 | 1,420 |
78.88 | パス成功率(%) | 78.24 |
60 | クロス数 | 85 |
27 | キーパス数 | 27 |
101 | ドリブル数 | 42 |
31 | ボールロスト数 | 16 |
【守備スタッツ】タックルの鬼!リカルド・ペレイラ
リカルド・ペレイラ | ベン・チルウェル | |
6 | シュートブロック数 | 6 |
49 | インターセプト数 | 25 |
119 | タックル数 | 36 |
74 | クリア数 | 47 |
42 | 空中戦勝利数 | 50 |
守備のスタッツに関しては、明確に両選手に差が出ました。
特に大きな差が出たのはタックル数。ベン・チルウェルの3倍ほどの差をつけています。
リカルドペレイラのタックル数はチームで1位なのはもちろんのこと、プレミアリーグ全体でも1位、またタックル数3桁超えはただ一人と、圧倒的なスタッツを残しています。攻守ともに対人プレーが強くい選手です。
【徹底比較Winner】リカルド・ペレイラ
両選手主力となり、レスターの躍進に貢献した2019-20シーズン。甲乙つけがたい成績ですが、ドリブル数とタックル数で驚異のスタッツを叩き出しているリカルド・ペレイラに軍配を上げたいと思います。
このままシーズンが終われば来季がチャンピオンズリーグにも挑戦することになるレスター。世界最高峰の舞台で躍動する両サイドバックの活躍に要注目です。
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