マテオ・コバチッチ&ジョルジーニョ – チェルシーの躍進を支える立役者

ランパード監督1年目にしてプレミアリーグ4位と好成績を収めている19/20シーズンのチェルシー。

若手のメイソン・マウントやエイブラハムが注目されがちですが、チェルシーの躍進を支えているのは中盤の2選手、マテオ・コバチッチとジョルジーニョでしょう。両選手の活躍とチェルシーにおける役割・プレースタイルの違いをスタッツを元に解説していきます。

【全体】カンテの穴を埋めたコバチッチ。チェルシーの心臓となったジョルジーニョ。

ジョルジーニョ マテオ・コバチッチ
26 出場試合数 25
2,016 出場時間数 1,683
4 ゴール数 1
2 アシスト数 3
10 イエローカード 7
0 レッドカード 0

マテオ・コバチッチは今季よりレアル・マドリードから完全移籍で加入しましたが、昨シーズンからローンでチェルシーでプレーしていたため、2シーズン目となります。ジョルジーニョも同じく2018年シーズンにチェルシーへ移籍してきたため、2シーズン目となります。両選手ともに、サッリ前監督からの厚い信頼を受け、ピッチに立っていました。ジョルジーニョに至ってはナポリ時代から通算5シーズン連続でサッリ監督の指揮を受けたことになります。ランパード監督体制への変更後も、変わらず出場を続ける両選手は2年目ながら長年プレミアリーグでプレーしているような適応ぶりを見せています。

ジョルジーニョも、コバチッチもリーグ戦のほとんどの試合に出場していますが、出場時間で数えると大きな差があります。ジョルジーニョは途中出場が3試合のみに対して、コバチッチは7試合。ジョルジーニョの主戦場はアンカー、コバチッチはCAMなのでポジションの違いはあれど、ジョルジーニョが如何にチェルシーに不可欠な存在であるかが伝わってきます。

コバチッチはメイソン・マウント、エンゴロ・カンテ、ロス・バークリーら同ポジションにライバルは多いですが、カンテが怪我で苦しんだこのシーズン、代役以上の活躍をしています。

【攻撃】ドリブルを強力な武器とするコバチッチ

ジョルジーニョ マテオ・コバチッチ
12 シュート数 18
50.00 枠内シュート率(%) 40.00
22 キーパス 25
1,861 パス数 1,585
88.02 パス成功率(%) 89.59
21 ドリブル数 80
13 ドリブル成功数 69
19 ボールロスト数 25

続いて攻撃のスタッツを見ていきます。

まず特筆すべきはコバチッチのドリブル数でしょう。1試合あたりのドリブル2.8はチェルシー内でもトップの数字であり、プレミアリーグ全体においても7位を記録してます。リーグ全体ランキングで上位を占めるのは、アダマ・トラオレ(5.2)、ウィルフレッド・ザハ(4.7)、アラン・サン=マクシマン(4.4)などST/WGの選手らばかりの中で7位は素晴らしいスタッツです。ちなみに、チャンピオンズリーグでは1試合あたりのドリブル4.1も記録しています。

プレー動画を見てもコバチッチのドリブルは、アザールを彷彿とさせます。一列前で起用しても面白いのでは…と思ったりもします。

対するジョルジーニョはコバチッチの一列後ろでアンカーとしてプレーします。パス数からも分かる通り、ボールを散らしながら、攻撃を組み立てていくタスクを担います。推進力あるドリブルで相手DFを崩しながらキラーパスを送るというコバチッチと、中盤の底からゲームを組み立てるジョルジーニョのプレースタイルの違いが明確に分かりますね。

 

【守備】ボール奪取能力が光るジョルジーニョ

ジョルジーニョ コバチッチ
5 ブロック数 0
57 インターセプト数 19
58 タックル数 48
24 クリア数 12
12 空中戦勝利数 6

それでは最後に守備のスタッツを見ていきましょう。

ジョルジーニョのインターセプト数はチーム1位タックル数もチーム2位のスタッツ。疑いようがなくチェルシーの守備の要となっています。

一方のコバチッチもタックル数はチェルシー内3位の成績を残しています。メイソン・マウント、バークリー、カンテとライバルも多いですが、守備に関してはカンテと並ぶ程の貢献度です。タックルも鋭く献身的な選手です。

コバチッチとジョルジーニョはチェルシーに上昇気流を巻き起こした

チェルシーの躍進を支える立役者、ジョルジーニョとコバチッチをスタッツ比較しながら解説してきました。チーム1位のキーパス数/ドリブル数を誇るコバチッチ、チーム1のインターセプト数を誇るジョルジーニョ。ランパード監督の元、上昇気流に乗っているチームの中心にいるのは間違いなくこの2選手でしょう。

ランパード監督もジョルジーニョとコバチッチには厚い信頼を寄せており、

「コバチッチとジョルジ(ジョルジーニョ)が一緒にプレーすると、中盤の推進力は異常だ。MFの選手として、どこからでも持ち運べる選手が要ることは脅威だ」

と語っています。

プレミアリーグにいち早く適応し、高い能力を見せる2選手の活躍にこれからも注目です。

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