【シティLSB徹底比較】バンジャマン・メンディ vs オレクサンドル・ジンチェンコ

18/19シーズンはバンジャマン・メンディが怪我で離脱したため、オレクサンドル・ジンチェンコがマンチェスター・シティが左サイドバックを務めました。このグアルディオラの采配と起用が大当たりをし、メンディの穴を埋めたジンチェンコに注目が集まりました。

そして迎えた19/20シーズン、メンディが復帰するとジンチェンコの起用数は減っていきましたが、メンディとジンチェンコの両サイドバックの使い分けはマンチェスター・シティの重要な戦術オプションとなっています。

今回は彼ら2人の働きがどのように異なるのか?についてスタッツを元に迫っていきたいと思います。

(※本記事におけるスタッツは19/20プレミアリーグ29節終了時点のものを参照しています。)

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【全体スタッツ】起用はローテーション化か?

ジンチェンコ バンジャマン・メンディ
出場数 12 14
ゴール 0 0
アシスト 0 2
イエローカード 0 2
レッドカード 1 0

プレミアリーグも過密日程で組まれているので、カップ戦・リーグ戦、全てベストメンバーで望むことは不可能です。出場試合数に差がないのはうまくローテーションが回っているということでしょうか。メンディは19/20シーズンも怪我に悩んだので怪我の影響もありますが、ジンチェンコも昨シーズンで結果を残したからか、監督には十分信頼されている結果です。

【攻撃スタッツ】偽SBのジンチェンコ&オーバーラップのメンディ

ジンチェンコ バンジャマン・メンディ
シュート/1試合 1.0 0.4
枠内シュート/1試合 0.2 0.1
ポストヒット 0 0
PK獲得 0 0
ビックチャンスでのゴール 0 0
ビックチャンスでのミス 0 0
ビックチャンス創出 0 2
パス/1試合 68.3 61.6
パス成功率 91.4% 88.3%
タッチ数/1試合 86.5 82.5
クロス/1試合 2.5 5.1
ボールロスト/1試合 0.3 1.1
キーパス/1試合 1.2 1.1
ドリブル/1試合 0.2 1.1
被ファウル/1試合 0.1 0.1
さて違いが出てくるのは攻撃面です。シュート本数はジンチェンコが多いですね。これはメンディとジンチェンコのプレーエリアに関係しています。グアルディオラ監督お馴染みの5レーンに置いて、両プレイヤーの主戦場のレーンが異なります。
攻撃時はメンディは1番大外のレーン、ジンチェンコは偽SBとして真ん中のレーンでプレーしていることが多いため、ジンチェンコの方がシュートチャンスが多いです。対称的にメンディはクロス本数でジンチェンコに倍近く差つけています。
どちらの選手を起用するかによって、左サイドからの攻撃の形が異なるのが特徴です。
またジンチェンコはCMでもプレーできる選手なので、足元の技術においてはメンディより優れています。
パス成功率とボールロスト数の違いが彼の技術を物語っています。

【守備スタッツ】攻撃時のプレーエリアが守備位置にも影響を及ぼす

ジンチェンコ バンジャマン・メンディ
シュートブロック/1試合 0.83 0.86
インターセプト/1試合 0.00 0.14
タックル/1試合 2.25 1.0
クリア/1試合 1.0 0.86
空中戦勝利 1.42 0.71
失点に直結したミス 0 1
ファウル 0.92 0.86
そして守備です。プレーエリアの違いからネガティブトランジッション際の守備位置が異なります。チーム全体がどこでボールをロストするかにもよりますが、ジンチェンコはピッチ中央から左サイドバック定位置まで戻ることも多くなりますし、メンディは左アタッキングサードの深いエリアから戻る守備が多くなります。
それが原因かどうかは明確ではありませんが、インターセプト数、タックル数もジンチェンコのほうが上回っていますね。
ピッチ中央のほうがボールハントするチャンスが多いためこのような結果が出ていると考えて良いのではないでしょうか。
ジンチェンコは守備が不安というイメージが強いですが、失点数だけで見るとそれは偏見だということが明らかになりました。

徹底比較結果:大きな違いは攻撃時のプレーエリア

 

スタッツを通して、ジンチェンコとバンジャマン・メンディのプレースタイルの違いを見てきました。
大きな違いは攻撃時のプレーエリアの違いであることが分かりました。
どちらを起用するかは彼らのコンディションにも依存しますが、それ以上に周囲の選手起用にも依存すると言えそうです。
スピードに乗った勢いのあるオーバーラップ・高速クロスを武器とするメンディか、偽SBのお手本のようなポジションニングでビルドアップに貢献するジンチェンコか。
こういった違いもプレミアリーグを楽しむ一つの材料にしてみてはいかがでしょうか。

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