ジャック・グリーリッシュ vs デレ・アリ – 英国の若きナンバー10を解説

世界で最も世代交代に成功している国はイングランドと言っても過言ではありません。

10代〜20代前半の年代にはタレントが勢揃いで代表監督は頭を悩ませていることでしょう。

どのポジションにもライバルがいて誰一人として代表確定といった選手がいないほど競争が激しい中、19/20シーズンのプレミアリーグで輝きを放ち評価を上げている選手がいます。アストン・ヴィラの10番、ジャック・グリーリッシュです。

今回はジャック・グリーリッシュはどんな選手なのか、どんな結果を残しているのか、果たしてイングランド代表に相応しいのか、などなど気になる点をプレースタイルと年齢が近しいデレ・アリ(トッテナム)と比較しながらスタッツを元に解説していきます。

(※本記事におけるスタッツは19/20プレミアリーグ29節終了時点のものを参照しています。)

【全体】主将も務めるジャック・グリーリッシュ

グリーリッシュ デレ・アリ
出場数 26 22
ゴール数 7 8
アシスト数 6 4
イエローカード 7 2
レッドカード 0 0
ジャック・グリーリッシュの方が出場試合が多いことを考慮に入れると両選手、互角の結果を残している19/20シーズン。
6歳の頃からアストン・ヴィラで育ったヴィラ愛溢れるグリーリッシュは遂に19/20シーズンから右腕にキャプテンマークも巻くことになりました。主将として、10番として相応しい結果を残しています。
対するデレ・アリはリーグ前半戦は怪我で苦しみましたが、モウリーニョ体制に移行後、回復し信頼も勝ち取り徐々に復調してきました。まだ本調子ではないとは言えこのスタッツ。イングランド代表で10番を付けるデレ・アリの実力は底知れません。
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では続いて、両選手の詳細スタッツに迫っていきます。

【攻撃】広いプレーエリアでゲームを組み立てるジャック・グリーリッシュ

グリーリッシュ デレ・アリ
シュート(1試合あたり) 55(2.1) 40(1.8)
枠内シュート 17 19
ゴール決定率 12.7% 20.0%
ビックチャンスでのゴール 2 7
ビックチャンスでのミス 4 7
ビックチャンス創出 6 6
パス本数(1試合あたり) 1,035(39.8) 759(34.5)
パス成功率 84.4% 76.2%
タッチ数(1試合あたり) 1,691(65.0) 1,167(53.0)
クロス本数 99 7
ボールロスト 46 38
キーパス/1試合 2.7(☆リーグ2位) 1.0
ドリブル/1試合 2.2 1.3
被ファウル 4.9(☆リーグ1位) 1.5
攻撃スタッツを見ると、ジャック・グリーリッシュはゲームメイクに長けたプレースタイルであることが伝わってきます。
タッチ数・パス本数・クロス本数は、彼がボールを持てる選手であることを物語っています。アストン・ヴィラでは10番を背負うグリーリッシュがチームメイトからは絶対的な信頼を得ている証拠でもあります。
特にクロス本数はリーグトップクラスの水準です。
主なプレーエリアはCAMですが、LWG/RWGにも顔を出してプレーできる選手であり、広いプレーエリアの中で動き回りながらチャンスを演出するスタミナも持ち合わせています。
バイタルエリア周辺でのプレーが多いにも関わらず、パス成功率 84.4%という点も注目すべき数字です。

ジャック・グリーリッシュの被ファウル数はリーグ1位。キーパスはデ・ブライネに次いで2位の記録

ジャック・グリーリッシュの1試合あたりの被ファウル数4.9は、ウィルフレッド・ザハ(クリスタル・パレス)の3.2に大きく差をつけ、プレミアリーグ1位を記録しています。
このファウルでしか止められない驚異的な存在となっている原因は、キーパスの本数です。広いプレーエリアでゲームを組み立てることができる選手であることは前述した通りですが、その中でもこのキーパスの多さは驚きです。
対するデレ・アリの特徴は得点に関するクオリティの高さ。決定率、ビックチャンスでのゴール数が特筆すべき数字と言えるでしょう。
彼のプレーはシンプルで目的地がとても明確だという印象を受けます。無駄な動作がなく、削ぎ落とされたプレーがこのクオリティを生んでいる要因であり、荒削りなグリーリッシュとは異なり、年齢にそぐわない完成度の高さを感じます。

【守備】規律を持って守備へ取り組むグリーリッシュ&デレ・アリ

グリーリッシュ デレ・アリ
シュートブロック 0 4
インターセプト 14 16
タックル 26 31
クリア数 17 14
空中戦勝利 16 17
守備は非常に甲乙つけがたいスタッツです。ジャック・グリーリッシュもデレ・アリも古典的な王様のような選手ではありません。

プレミアリーグはハードワークが求められるリーグ。王様としてプレーするのには、それ相応のクオリティと信頼が求められますが、両選手共に規律を持って守備をこなしています。

リーグMVP級に値する活躍を魅せたジャック・グリーリッシュ

ングランド代表では既にA代表でプレーし、10番も付けるデレ・アリと比較しながら、グリーリッシュのプレースタイルを解説してきました。デレ・アリのゴールへ直結する洗練されたプレーは称賛に値します。しかしながら、19/20シーズンに限るとグリーリッシュの活躍はMVP級です。プレミアリーグ全体においても、ヤングスター賞なるものがあるとすればアダマ・トラオレ(ウルヴス)と肩を並べます。
そしてスタッツには表れない部分ではありますが、グリーリッシュにはカリスマ性を感じます。たたずまい、体つきは美しく、ルックスも英国男子そのもので格好良いです。何故か目に留まってしまう選手はいるものですが、グリーリッシュもその類であると考えております。
デレ・アリに比べるとまだ荒削りな部分はあるものの、今シーズンの活躍が評価されビッククラブへの移籍も噂されているグリーリッシュ。アストン・ヴィラ一筋の彼がどのようなキャリアを選ぶかは想像がつきませんが、階段を駆け上がっている途中であることは間違いありません。イングランド代表ではU21世代での選出経験止まりである彼がデレ・アリらと並んで代表デビューする日もそう遠くない未来に訪れることでしょう。

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ジャック・グリーリッシュ プロフィール

名前 ジャック・グリーリッシュ
生年月日 1995年9月10日(24歳)
国籍 イングランド
身長 175cm
体重 68kg
背番号 10
ポジション CAM
前所属チーム ノッツ・カウンティFC(ローン)
推定市場価値 約35億円
(※2020/05/20時点)

デレ・アリ プロフィール

名前 デレ・アリ
生年月日 1996年4月11日 (年齢 24歳)
国籍 イングランド
身長 188 cm
体重 73kg
背番号 20
ポジション CAM
前所属チーム MKドンズ(ローン)
推定市場価値 約73.6億円
(※2020/05/20時点)

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