プレミアリーグ歴代得点王と優勝チームの関係性が深い

2019/20シーズンはリバプールが頭一つ抜けてしまっていますが、毎年、熾烈な優勝争いが繰り広げられるのがプレミアリーグです。ラ・リーガはレアルマドリード、バルセロナ、アトレティコ・マドリードを入れても3強ですし、セリエAはユベントス、ブンデスリーガはバイエルン・ミュンヘンの1強時代が続いています。

対するプレミアリーグは、BIG6と言われるように少なくとも6つのクラブが長年せめぎ合ってきています。
2015-2016シーズンには、ミラクル・レスターと称されているレスターの優勝劇もありました。
このように、力が拮抗しているクラブがいくつもあることがプレミアリーグの一つの魅力ですが、今回は歴代の得点王と優勝チームには関係性があるのか?を調べてみました。

プレミアリーグ歴代得点王と優勝チームのデータ

シーズン 優勝チーム 得点王 得点数 所属チーム
18/19 マンチェスター・シティ
モハメド・サラー

 

サディオ・マネ

 

オーバメヤン
22
リヴァプール

 

リヴァプール

 

アーセナル
17/18 マンチェスター・シティ モハメド・サラー 32 リヴァプール
16/17 チェルシー ハリー・ケイン 29 トッテナム
15/16 レスター・シティ ハリー・ケイン 25 トッテナム
14/15 チェルシー セルヒオ・アグエロ 26 マンチェスター・シティ
13/14 マンチェスター・シティ ルイス・スアレス 31 リヴァプール
12/13 マンチェスター・ユナイテッド ファン・ペルシー 26 マンチェスター・ユナイテッド
11/12 マンチェスター・シティ ファン・ペルシー 30 マンチェスター・ユナイテッド
10/11 マンチェスター・ユナイテッド
ベルバトフ

 

カルロス・テベス
20
マンチェスター・ユナイテッド
マンチェスター・シティ
09/10 チェルシー ドログバ 29 チェルシー
08/09 マンチェスター・ユナイテッド ニコラ・アネルカ 19 チェルシー
07/08 マンチェスター・ユナイテッド クリスティアーノ・ロナウド 31 マンチェスター・ユナイテッド
06/07 マンチェスター・ユナイテッド ドログバ 20 チェルシー
05/06 チェルシー ティエリ・アンリ 27 アーセナル
04/05 チェルシー ティエリ・アンリ 25 アーセナル
03/04 アーセナル ティエリ・アンリ 30 アーセナル
02/03 マンチェスター・ユナイテッド ファン・ニステルローイ 25 マンチェスター・ユナイテッド
01/02 アーセナル ティエリ・アンリ 24 アーセナル

歴代得点王と優勝チームが一致しているのは、19シーズン中7シーズンのみでした。

結論:6年前までは関係があった

得点王と優勝チームには関係性があるのか?という疑問に対する答えとしては、6年前までは強い関係があったと考えて良いと思います。ここで6年前までと言っているのは、直近6シーズンは得点王所属チームと優勝チームが一致していないからです。
逆に一致しているからと言ってたった一人の力か?と問われれば勿論、サッカーはチームスポーツなので明確に違うと言えますが、スコアラーがチームに存在していないと点が取れず勝てないのも事実です。
そのため、「直近6シーズンはゴールを重ねる選手がバラけた」と考えるのが自然そうです。
つまり圧倒的スコアラーからの逸脱です。
下記データは、過去20シーズンの優勝チームの合計得点数とチーム内TOP3スコアラーの得点数比率です。
シーズン 優勝チーム No.1スコアラー比率 TOP3スコアラー比率
18/19 マンチェスター・シティ
22.1%
50.5%
17/18 マンチェスター・シティ 19.8% 49.1%
16/17 チェルシー 23.5% 52.9%
15/16 レスター・シティ 35.3% 69.1%
14/15 チェルシー 27.4% 56.2%
13/14 マンチェスター・シティ 19.6% 52.0%
12/13 マンチェスター・ユナイテッド 30.2% 55.8%
11/12 マンチェスター・シティ 24.7% 53.8%
10/11 マンチェスター・ユナイテッド
29.4%
63.2%
09/10 チェルシー 28.2% 61.2%
08/09 マンチェスター・ユナイテッド 26.5% 57.4%
07/08 マンチェスター・ユナイテッド 38.8% 71.3%
06/07 マンチェスター・ユナイテッド 20.5% 47.0%
05/06 チェルシー 22.2% 52.8%
04/05 チェルシー 18.1% 48.6%
03/04 アーセナル 41.1% 65.8%
02/03 マンチェスター・ユナイテッド 33.8% 64.9%
01/02 アーセナル 30.4% 60.8%
直近6シーズンで、優勝チーム全体得点数に対して上位スコアラーの得点数が占めた割合は下記の通りです。
  • No.1スコアラー比率:約25%
  • TOP3スコアラー比率:約50%
それに対して、01/02シーズン〜12/13シーズンの12シーズンは
  • No.1スコアラー比率:約29%
  • TOP3スコアラー比率:約60%
と過去6シーズンよりも、上位3選手が得点に対して大きく貢献していたと言えます。
また得点王と優勝チームが一致していたシーズンの比率を見てみると、
  • No.1スコアラー比率:約30%
  • TOP3スコアラー比率:約63%
と今より大きく得点王に依存していたことが分かります。
ここ5年間でサッカーの戦略/戦術が変わり、多様な得点パターンが生まれ、特定のフィニッシャーに依存しなくなったと言えますね。

マンチェスター・ユナイテッドが王者復活に必要なのは圧倒的ストライカー

プレミアリーグの歴史そのものと言っても良いマンチェスター・ユナイテッドは6シーズン以上も優勝から遠ざかってきています。前述したデータを見るに、過去最多の優勝を誇る強豪が王者復活に必要なのは圧倒的なストライカーではないでしょうか。
  • ファン・ペルシー
  • ベルバトフ
  • ルーニー
  • クリスチャーノ・ロナウド
  • ファン・ニステルローイ
と優勝したシーズンは圧倒的なストライカーが存在していました。
19/20シーズンもラッシュフォードが14得点で6位にランクインしていますが、圧倒的とは言い難い結果です。
2020年2月の月間MVPを獲得したブルーノ・フェルナンデスが司令塔としてチームにいい影響をもたらしており、復調の兆しを見せている中で得点を量産するストライカーが生まれた時に、王者へ返り咲く時が来るかもしれません。

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