【発展途上の天才】リシャルリソンのl経歴・プレースタイルを解説

23歳ながらすでにエヴァートンの主力として定着し、世界的なプレーヤーに成長しているリシャルリソン。強靭なフィジカルとスピードはプレミアリーグでもトップクラスの存在です。リシャルリソンの幼少期は、犯罪が後を絶たない環境で育ちました。また、このころからプレミアリーグで活躍することを目標としていました。ブラジルA代表で鮮烈デビューを果たすなど、輝かしい活躍を見せています。この記事ではリシャルリソンの経歴やプレースタイルを解説し、サッカー選手としての魅力を紹介します。今後ビッグクラブへの移籍が予想されるリシャルリソンの展望も考察したので参考にしてみてください。

リシャルリソンのプロフィール

生年月日 1997年5月10日
国籍 ブラジル
出身 エスピリトサント州
身長 181㎝
体重 71㎏
利き足
ポジション FW
背番号 エヴァ―トン:7
ブラジル代表:21
タイトル コパ・アメリカ:1回(2019)

リシャルリソンの経歴

現在、エヴァートンでプレーしているリシャルリソンは、着実にスター街道を進んでいると言えるでしょう。しかし実は、ユース時代は家計を支えるためにアイスクリームを売りまわっていた苦労人です。ここからはリシャルリソンが現在の地位を築くまでの経歴を紹介します。

家計を支えながらサッカーに夢中になる

リシャルリソンはブラジルのノヴァ・ヴェネチアで生まれました。5人兄弟の長男としてアイスクリームを売り歩いて家計を支えながら、プロサッカー選手を夢見ていたそうです。決して恵まれた環境で育っていたわけではないリシャルリソン。しかし、サッカーの才能は当時から輝いており、地元クラブでプレーしている姿が敏腕代理人のレナト・ヴェラスコの目に留まります。レナト・ヴェラスコとの出会いをきっかけに、2014年にアメリカ・ミネイロのユースチームに入団。翌年にはトップチームに昇格し、プロ選手としてのキャリアをスタートさせました。アメリカ・ミネイロでは1シーズンで24試合に出場し9ゴールの活躍。類まれなる才能をアピールしました。

フルミネンセでの活躍の噂がヨーロッパまで届く

アメリカ・ミネイロでの活躍が評価されたリシャルリソンは、かつてマルセロやデコもプレーしていたフルミネンセに200万ポンドの移籍金で加入。着実にステップアップを図ります。フラメンゴとのダービーマッチでのゴールなど67試合19ゴールの活躍の話題は、ブラジルだけでなくヨーロッパまで届きました。幼少期からプレミアリーグでのプレーを夢見ていたというリシャルリソンは、2017年にワトフォードへの移籍を決意。初の海外挑戦がはじまります。

ワトフォードで主力として活躍

ワトフォードに加入したリシャルリソンは、すぐに戦力として定着します。海外挑戦となるとピッチ上だけでなく、ピッチ外での言語習得などの壁があるものの、リシャルリソンは英語習得にも前向きにチャレンジしていました。ワトフォードのチャントを覚えたかったとも話しており、クラブとの相性の良さも伺えます。ワトフォードではリーグ戦全試合(38試合)に出場し、5ゴールを獲得。欧州5大リーグでも通用する才能を知らしめました。

ワトフォードでのプレー集

エヴァートンでスター街道を進む

ワトフォードでの活躍が評価されたリシャルリソンは、マルコ・シウバがワトフォードからエヴァートンの監督に変わったタイミングで移籍をします。監督が自分の戦術を理解している前クラブの選手を引き抜くのはよくある形で、お互いの信頼関係やリシャルリソンへの期待の大きさが伺えます。また、エヴァートンはワトフォードに比べて近年の成績がいいので、国内での着実なステップアップとも言えるでしょう。エヴァートンではすぐに定着し、2018-19シーズンのクラブ最多ゴールを記録しました。恩師であるマルコ・シウバが退任し、アンチェロッティが就任してからも主力のポジションをキープ。選手の特徴を活かすのが上手いアンチェロッティのもと、急激な成長を続けています。

エヴァートンでのプレー集

ブラジル代表の今後を担う存在

エヴァートンでの活躍が認められたリシャルリソンは、A代表にも招集されはじめます。コパ・アメリカ2019の決勝戦では、途中出場ながらゴールを決めて優勝に貢献。セレソンの一員としての地位も確立しています。しかし、ブラジル代表でのフィルミーノやネイマール、ガブリエウ・ジェズスなどとの熾烈なポジション争いは簡単ではないでしょう。今後の活躍に期待がかかります。

リシャルリソンのプレースタイル・特徴

リシャルリソンは、主にウイングなどの前線でプレーすることが多いです。スピード感のあるプレーや決定機を逃さない得点力が魅力でしょう。ここからはリシャルリソンのプレースタイルを4つのポイントから解説します。今後リシャルリソンのプレーを見るときは、この4ポイントに注目するとより凄さが分かるはずですよ。

強靭なフィジカル

リシャルリソンはフィジカルが強く、狭いスペースでのポジション取りや競り合いでDFを寄せ付けません。選手同士のコンタクトが激しいプレミアリーグに適応できたのも、強靭のフィジカルがあったからでしょう。エヴァートンの前線にはカルバート・ルーウィンやハメス・ロドリゲスなど得点力のある選手が揃っています。そのため、リシャルリソンがフィジカルを使ってボールをキープすることで、攻撃の形が増えチーム全体の得点力が上がります。目立たない仕事ができることもリシャルリソンの魅力です。

一気に突破するスピード

リシャルリソンといえばサイドを切り裂くスピードも特徴的です。とくにアンチェロッティのチームは選手の特徴を活かす戦術が多く、リシャルリソンを含めた前線3人が流動的に動くことも多くなっています。細かいポジションチェンジによって乱れたDFの隙を一瞬で突くスピードは、今後も重宝されるでしょう。また、ハメス・ロドリゲスの加入もリシャルリソンに影響を与えています。リシャルリソンが裏に抜けたタイミングでピンポイントにパスを出せる選手がいることで、個人としてもチームとしても攻撃の鋭さが増しました。リシャルリソンが裏を狙うことを警戒してDFがラインを下げた場合には、空いたスペースでボールを受けてミドルシュートもできます。プレーの幅が広いのでDFからするとかなり厄介なタイプでしょう。

チャンスメイク

リシャルリソンは仲間を活かすプレーも難なくこなします。エヴァートンにはアンドレ・ゴメスやドゥクレなど運動量が豊富な選手も多く、たくさんの選手が攻撃に関わります。狭いスペースでも冷静に判断してラストパスを供給することで、その選手たちの走りを無駄にしないチャンスメイク能力がリシャルリソンの魅力です。ハメス・ロドリゲスが加入してからは攻撃の中心はハメスが担っているものの、リシャルリソンがいることでより厚みのある攻撃ができるようになります。カルバート・ルーウィンのような推進力のあるストライカーが輝くのも、ハメスやリシャルリソンが丁寧なチャンスメイクをできるからでしょう。

どこからでも決める得点力

リシャルリソンは自ら決めきる能力も優れています。実際、2018-19シーズンには13ゴールを挙げ、クラブの同シーズン最多得点となっています。リシャルリソンの魅力はさまざまな形からシュートを打てることでしょう。ペナルティエリア内での崩しやGKとの1対1、ペナルティエリア外でのカットインやターンからのミドルシュートなど、ゴールへ向かうFWの嗅覚を感じさせてくれます。ペナルティエリアでのポジション取りも上手く、ヘディングでの得点も量産。リシャルリソンほど選択肢が多いとDFも対応に迷うでしょう。

リシャルリソンの今後について

最後に今後のリシャルリソンについて考察してみました。

エヴァートンからビッグクラブへ

2021年4月現在、エヴァートンはEL出場権を争う順位にいます。今後さらに成長しスター選手になるためには、ヨーロッパでの舞台でのプレーが求められるでしょう。そのため、エヴァートンがEL出場権を獲得できなかった場合、出場権を持つクラブへの移籍の可能性も低くないはずです。一方で、リシャルリソンはインタビューでプレミアリーグでのプレーが夢だったと語っているため、レスターのヴァーディのように中堅クラブの顔として残留を続ける可能性もゼロではないでしょう。エヴァートンで7番を背負っていることからもクラブからの期待の大きさが伺えますが、リシャルリソンはどの道を選ぶのでしょうか。

ブラジル代表では主要大会出場を狙う

リシャルリソンはA代表に招集されているものの、年齢的には東京オリンピックにも出場可能です。そのため、コパ・アメリカと東京オリンピックの2つの主要大会に出場する権利を持っています。しかしコロナウイルスの影響で選手を送り出さないクラブもあるでしょう。実際、リシャルリソンは両大会への出場を希望しているものの、エヴァートンは両大会とも送り出さない意向だと言われています。コパ・アメリカとオリンピックに出場するとなると、オフシーズンなしで翌シーズンに臨むことになります。プレミアリーグはとくに過密日程なので、選手生命に関わるケガをする可能性も高くなるでしょう。クラブ・代表・リシャルリソン本人にとってベストな選択がされることを期待したいです。

バルセロナが獲得を狙っている噂

プレミアリーグで活躍を続けるリシャルリソンの獲得を狙うビッグクラブは自然と多くなっていきます。とくにバルセロナが狙っているという噂があり、2019-20シーズンにはオファーを提示したとも言われています。今後も多くのクラブが手を挙げるでしょう。しかしコロナウイルスによる財政悪化で、大型契約を結べるクラブは少なくなっているのも現状です。ビッグクラブでも通用する才能ではあるものの、ビジネス面での壁が立ちはだかるかもしれません。

まとめ

エヴァートンのリシャルリソンを紹介しました。多くのビッグクラブからのラブコールを受けるリシャルリソンは、今後もたくさんのサッカーファンを楽しませてくれるでしょう。また、ブラジル代表としてもコパ・アメリカやワールドカップでの活躍に期待したいですね。