【CL 2020】 アタランタ フォーメーション・注目選手まとめ

昨年、チャンピオンズリーグ初出場にも拘らずベスト8に進出したアタランタ。パリ・サンジェルマンに一歩及びませんでしたが、ビッグクラブ相手にも十分に戦える力を発揮しました。

今年もダークホースの一角として、多くの人達がアタランタに注目しているでしょう。

本記事では、今シーズンも多くのゴールを決めているアタランタの基本フォーメーションや注目選手、特徴・戦術を徹底解説しました。

アタランタを応援している人や、チャンピオンズリーグを楽しみにしている人は是非最後までご覧下さい。

アタランタってどんなチーム?

アタランタは少し前まで、チャンピオンズリーグの出場は無縁の中堅クラブでした。イタリアリーグ1部では下位争いするシーズンも少なくなく、11年前の2009〜2010シーズンは2部リーグに降格しました。

降格から見事に1年で昇格を果たしましたが、やはり降格争いを繰り広げてしまいます。

アタランタに転機は、2016年に現監督のガスペリーニが就任したことでしょう。

ガスペリーニは守備的なサッカーを繰り広げていたアタランタのサッカーの大きく改革する為に、3バックを採用して大躍進を果たしました。就任初年度は4位でイタリアリーグを終えて、クラブ史上初のヨーロッパリーグ出場権を獲得しています。(大会名が変更される前には出場経験あり)

就任2年目は7位と少し成績が落ちましたが、3年目と4年目は3位に食い込んで、チャンピオンズリーグ出場権を獲得しました。

ガスペリーニ監督の就任によって、一気に躍進を遂げたのがアタランタというチームです。

アタランタの基本フォーメーション

アタランタの基本フォーメーションは3-4-1-2を採用していて、相手チームに合わせて3-4-2-1を使います。

ガスペリーニ監督は3バックを愛用していて、チャンピオンズリーグの決勝トーナメントでも3-4-1-2か3-4-2-1を採用するでしょう。

相手チームが弱小でもビッグクラブでも、守備的なフォーメーションを取る事なく、攻撃に人数を多く配置します。

実際に昨シーズンのパリ・サンジェルマン戦でも、3-5-1-2を採用しました。シュート数やボール支配率は完全に劣っていましたが、前線からハイプレスを仕掛けてショートカウンターを常に狙っていてゴールにもつながりました。

アタランタは3バックのフォーメーションで、相手に拘らず攻撃的なサッカーを展開します。

CL2020の特徴と戦術

それでは、アタランタの特徴と戦術を具体的に説明していきます。

これから紹介する3つの特徴・戦術によって、アタランタは機能していると言えるでしょう。

①3バックの攻撃的サッカー

既に何度か紹介しましたが、アタランタは3バックを採用していて、攻撃的なサッカーを展開します。

昨シーズンのイタリアリーグでは順位は3位にも拘らずリーグ最多得点の98得点を記録しました。得点数2位はインテルの81得点で、差は17ゴールになります。

今シーズンも23節終了時点で53ゴールを決めていて、インテルの57 ゴールに次いで2番目に多く得点を記録している状態です。

今シーズンのアタランタも攻撃力は健在で、チャンピオンズリーグでも攻撃的なサッカーが披露されるでしょう。

②前線からのハイプレス

アタランタは守備の人数を減らしてでも、前線からハイプレスを仕掛けます。

前線からパイプレスを仕掛けて高い位置でボールを奪い、ショートカウンターを仕掛けるのがアタランタの得意な攻撃パターンです。

チャンピオンズリーグに出場するチームのディフェンス陣は足元の技術が高くボールを保持する選手が多いので、アタランタにとってはチャンスと言えるでしょう。

もちろんハイプレスをパス回しやドリブルで突破されれば、一気に失点のリスクが高くなります。実際に、ハイプレスを突破されて失点するシーンは少なくありません。

ハイプレスはリスクも高いですが、アタランタが採用している戦術の1つです。

③得点源が2人

アタランタは、「ドゥバン・サパタ」と「ルイス・ムリエル」という2人のストライカーが在籍しています。

ドゥバン・サパタはフィジカルが非常に強く、ディフェンスを背負ってボールを収めたり、スピードを生かした突破でゴールを決めることができる選手です。イタリアリーグで2018〜2019シーズンは23ゴール、2019〜2020シーズンは18ゴールを記録していて、アタランタの攻撃的サッカーの軸になっています。

今シーズンのサパタは23試合出場で9ゴールと少しゴール数は下がっていますが、彼が起点になって決まるゴールは少なくありません。チャンピオンズリーグでも、アタランタの攻撃の軸として活躍するでしょう。

ルイス・ムリエルはスーパーサブとして起用されることが多く、今シーズンもスタメン出場は8試合で13試合を途中出場しています。途中出場でも結果を出せるのがルイス・ムリエルの強みで、今シーズンは既に14ゴールを記録している状態です。

攻撃的なサッカーをするアタランタに得点源が2つあるのは、相手チームにとって大きな脅威になるでしょう。

④拮抗した試合に弱い

最後は少し懸念点になりますが、アタランタは拮抗した試合に弱いという特徴があります。

イタリアリーグ23節終了時点で12試合に勝利していますが、1点差で勝利した試合は3試合しかありません。拮抗した試合は引き分けで終了することが多いです。その為、イタリアリーグのトップ5のチームの中で、引き分けの試合が最も多くなっています。

拮抗した試合で勝ち切ることができなければ、チャンピオンズリーグを勝ち進むのは難しいでしょう。実際に昨シーズンのチャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦では、前半に先制してから追加点を奪えず拮抗した試合展開になり、後半ロスタイムの2失点で敗退しています。

拮抗した試合展開で勝ち切れるのかが、アタランタの成績に大きく左右されるでしょう。

CL2020の注目選手

それではアタランタの注目選手を4人に厳選して紹介していきます。

先ほど紹介したドゥバン・サパタとルイス・ムリエルも注目するべき選手ですが、既に紹介した為、違う選手を4人に厳選して解説しました。

これから紹介する4人の選手が、アタランタをCL2020で上位進出させる重要な役割を果たすでしょう。

①ハンス・ハテブール

アタランタは3バックを採用していて、サイドハーフは攻撃だけでなく守備にも回る必要があります。サイドハーフが守備に回らないと、相手のサイド攻撃を止めることができません。

ハンス・ハテブールはサイドバックが本職なので、攻撃だけでなく守備力も高い選手です。

ガスペリーニが愛用している選手で、昨年も中心選手として活躍しました。

ハンス・ハテブールが、攻撃と守備の両方でアタランタに貢献できるのか注目してご覧下さい。

②ロビン・ゴゼンス

先ほど紹介したハンス・ハテブールと同様にサイドハーフを任せられているのが、ロビン・ゴンザレスになります。

ロビン・ゴンザレスも本職はサイドバックで、攻撃と守備の両方ができる選手です。

特に今シーズンは攻撃力が開花して、ドゥバン・サパタとルイス・ムリエルに次いでチーム3位となる7ゴールを記録しています。

ハンス・ハテブールは攻撃も上手ですが基本的には守備的で、ロビン・ゴンザレスは守備もできますが攻撃的にプレーすることが多いです。実際にアタランタがサイド攻撃を仕掛ける際は、ロビン・ゴゼンスのサイドを使うことが大半になります。

ロビン・ゴゼンスとハンス・ハテブールのサイドハーフが、攻撃と守備をバランス良く対応できるか注目です。

③クリスティアン・ロメロ

中堅〜ベテラン選手が多いアタランタで、22歳ながらセンターバックの一角を務めているのがクリスティアン・ロメロです。

185cmと高身長とは言えませんが、フィジカルが強く安定したプレーで相手の攻撃を防ぐことができます。

アタランタは3バックと守備の人数が少ない為、センターバックの1人に掛かる守備の負担は大きいです。

クリスティアン・ロメロがビッグクラブを相手に、しっかりと守備ができるのか注目してご覧下さい。

④イリチッチ

イリチッチはトップ下の位置でアタランタの攻撃を支えることが多く、パスやドリブル突破が得意な選手です。

昨シーズンは15ゴールを決めていて得点源になっていましたが、今シーズンは16試合出場で4ゴールと思うような結果を残せていません。

相手ディフェンスのマークが激しくなったことでゴール数は減りましたが、現在もアタランタの攻撃に必要な選手です。

チャンピオンズリーグで昨シーズンの輝きを取り戻すことができれば、悲願のベスト4は十分に考えられます。

今シーズンは思うような成績を残せていないイリチッチとドゥバン・サパタが本調子を取り戻せるのか注目です。

CL2020の見どころ

それでは、今シーズンのアタランタの見どころを紹介していきます。

これから紹介する3つの見どころを意識して頂ければ、試合を楽しく観戦することが可能です。

①拮抗した試合で勝ち切れるのか

アタランタがチャピオンズリーグでベスト4に進出するには、拮抗した試合でも勝ち切る必要があります。

決勝トーナメントに出場するチームは守備が固く、攻撃的なアタランタでも簡単にゴールを決めることはできないでしょう。

特に今シーズンのチャンピオンズリーグはホーム&アウェイ方式に戻っているので、ほとんどのチームが様子を見ながら失点を抑えることを主軸にして試合運びをすることが予測されます。

ビッグクラブ相手に、拮抗した試合展開になっても勝ち切れるのか注目です。

②攻撃的サッカーを展開するチームに対抗できるか

アタランタは守備的なサッカーをするチームとは相性が良いですが、攻撃的なチームは少し不得意な印象があります。

昨シーズンのチャンピオンズリーグベスト16で対戦したバレンシアは守備的なチームだったので、2戦合計で8-4と圧勝することができました。

しかしながらベスト8で対戦したパリ・サンジェルマンは非常に攻撃的なチームで、試合時間のほとんどをボール支配されました。シュート数も2倍近く打たれていて、アタランタの攻撃的なサッカーは上手く機能せずに敗退しています。

相手チームが攻撃的であればズルズルと引いてしまうので、それを直すことができればアタランタが得意としているサッカーを取り戻せるでしょう。

攻撃的なチームを相手に、自分たちの得意なサッカーが展開できるのか注目です。

③途中交代を上手く使えるか

アタランタはハイプレスを仕掛けるので、試合終盤になると疲労が溜まってしまいます。

途中交代を上手く使わなければ、選手が息切れしてチームが機能しない可能性が高いです。

昨シーズンのパリ・サンジェルマン戦も、試合終盤に選手が息切れしてロスタイムに2失点しています。

ガスペリーニ監督が途中交代を上手く使って、試合終盤までハイプレスを仕掛けられるかに注目です。

CL2020の展望

最後にCL2020における、アタランタの展望を解説していきます。

チーム成績に関して

アタランタは3勝2分1負の勝ち点11で、グループステージを2位通過しました。

同グループのビッグクラブであるリヴァプールに3節で0-5と大敗しましたが、4節では修正して2-0と勝てたのは収穫です。

懸念点を挙げるとすれば、攻撃的サッカーを展開するチームなのにも拘らず、得点数が10と少し物足りない結果で終わったことでしょう。

バイエルン・ミュンヘン 18点
マンチェスター・シティ 13点
バルセロナ 16点
パリ・サンジェルマン 13点

上記は、決勝トーナメントに出場する攻撃的なチームの得点数です。これを見ると、少しアタランタの成績は物足りないと言えるでしょう。

1stレグの展開予想

アタランタの1stレグ相手は、レアル・マドリードに決まりました。

レアル・マドリードは攻撃と守備のバランスが良いチームで、アタランタとは少し相性が悪いチームになります。

アタランタの得意なハイプレスですが、レアル・マドリードには通用しない可能性が高いです。

ディフェンスのセルヒオ・ラモスは安定感が抜群で、ほとんどミスを犯しません。ミッドフィルダーの「カゼミーロ」「モドリッチ」「トニー・クロース」の3人は足元の技術が非常に高く、ポゼッションが得意です。

アタランタの得意なハイプレスを突破できる選手が多く揃っている為、レアル・マドリードがボールを支配する時間が増える試合展開が予測されます。

まとめ

本記事では、アタランタのCL2020について徹底解説しました。

最後に総評をまとめておきます。

総評

本記事ではアタランタについて徹底解説しました。

攻撃的なサッカーを展開する非常に魅力的なチームで、決勝トーナメントでも得意なサッカーで勝負を挑むでしょう。

ビッグクラブが相手になれば守備陣形を整える中堅クラブが多い中、アタランタは最後まで攻撃を貫いてハイプレスを仕掛けることが予想されます。

昨年の敗戦を活かして、ガスペリーニ監督がどのような試合運びをするのか注目です。