サッカーを少し知っている方であれば「ランパード」という名前を聞いたことがない人はいないでしょう。
イングランドでも、チェルシーでもレジェンドとして讃えられるように、彼がサッカー選手として残してきた功績は感嘆のため息がでるほどです。
そんなレジェンドが現在、監督としてチェルシーを指揮しています。よく「選手としての優秀と監督としての優秀は違う」という言葉を耳にしますが、彼の監督としての手腕はどうなのでしょうか。
まだ就任一年目ですが、彼の活躍に迫っていきたいと思います。
目次
補強禁止処分からのシーズンスタート
まず就任早々、彼を迎えた試練はFIFAからの「補強禁止処分」でした。
昨シーズンまでチェルシーを牽引したエース 「アザール」もレアルマドリードへ移籍、守備の要「ダビド・ルイス」もアーセナルへ電撃移籍し、控えめに言っても良い状況ではないスタートを切りました。
現在、プレミアリーグ4位と大健闘
ところが蓋を開けてみると、チェルシーは、現在プレミアリーグ4位と好位置につけています。
ゴール数はリーグ4位の「41」、シュート数はリーグ2位の「400」、パス本数もリーグ3位の「14,362」と各種スタッツも好調です。
パス本数がリーグ3位ということは、繋いでボールを持つチームです。
ところがタックル数は上位4チームの中で、圧倒的1位となる「420」を記録しています。
ランパードの「鉄人」というプレースタイルが、チェルシーというチーム全体に反映されたかのような数字です。
ユース出身選手が大活躍
もちろん、外部からの補強筋処分を受けたので、補強は内部で行う必要がありますが、彼が抜擢したユース出身の選手達はトップチームで大活躍しています。
ランパード監督が「9番」を託したタミー・エイブラハムは、リーグ得点ランキング6位の「16ゴール」で大ブレイク中。
そしてランパードが監督してのファーストキャリアを務めた、ダービー・カウンティに自身と共に連れ行ったメイソン・マウントは全24試合に出場し、5ゴール・3アシストと確かな結果を残しています。
更に、メイソン・マウントのプレースタイルは現役時代のランパードそのもの。ボックス・トゥ・ボックスに走りながら攻守に奔走する姿勢を見たら、ランパードが惚れ込むのも納得できます。
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