【CL 2020】ラツィオ フォーメーション・注目選手まとめ

イタリアリーグといえば、「ユベントス」「インテル」「ACミラン」の3チームがビッグクラブとして君臨していました。

しかしながら、「インテル」「ACミラン」は経営状態の悪化などでスター選手の移籍が相次ぎ、現在はビッグクラブと言えるチームでは無くなりました。

また、イタリアリーグのチームはチャンピオンズリーグでも結果を出せていません。絶対王者のユベントスでさえ、2年連続ベスト8の舞台で敗退しています。

レベルが落ちていると言われているイタリアリーグですが、今まで中堅クラブだったチームが急速に力を付けているのも事実です。その中でも、「ラツィオ」と「アトランタ」の躍進は目覚ましいものがあります。

本記事では、チャンピオンズリーグで決勝トーナメントに進出したラツィオについて徹底解説しています。ヨーロッパの舞台で活躍できていないイタリアの希望になるチームなので、興味がある人は是非ご覧下さい。

ラツィオってどんなチーム?

ラツィオは、イタリアリーグで中間順位に位置するチームです。上位になるシーズンもありますが、ほとんどが5位〜12位の間の順位になっています。

チャンピオンズリーグに出場するのは2007〜2008シーズン以来で、そこまで経験値はないチームと言えるでしょう。

監督は現役時代にラツィオで活躍したストライカーのシモーネ・インザーギが2016年から務めています。

ストライカーとして現役時代に活躍したシモーネ・インザーギが監督を務めているので、守備的なサッカーを展開していたラツィオが攻撃的になりました。

シモーネ・インザーギが就任する以前はイタリアリーグで年間50点〜60点代でしたが、就任後は4シーズン中3シーズンで年間70点代を記録しています。

現在のラツィオは、攻撃的なサッカーを展開するチームであると言えるでしょう。

ラツィオの基本フォーメーション

ラツィオの基本フォーメーションは3-3-2-2を採用していて、相手チームに合わせて3-4-1-2や3-5-2などボジションを流動的に変えていきます。

採用されるフォーメーションの共通点は、3バックでしょう。シモーネ・インザーギ監督は攻撃的なサッカーをする為に、中盤の人数を増やして厚みを出すのが特徴です。

ミッドフィルダーに厚みがあるので、攻撃ではカウンターを急ぐことなく、確実にボールを繋いでポゼッションします。

中堅クラブはビッグクラブが相手になると守備陣形を整えてカウンターを狙うサッカーを展開する場合が多いですが、ラツィオはポゼッションでボールを簡単に相手に渡しません。

現役時代にストライカーとして活躍したシモーネ・インザーギが展開する攻撃的なポゼッションサッカーをする為に、ラツィオは3バックを採用しています。

 

CL2020ラツィオの特徴と戦術

それでは、ラツィオの特徴と戦術を具体的に説明していきます。

これから紹介する3つの特徴・戦術によって、ラツィオは機能していると言えるでしょう。

①中盤の厚み

ラツィオは中盤を5人配置するフォーメーションを採用していて、中盤に厚みがあるのが特徴です。

中盤の人数が多い為、相手がハイプレスを仕掛けてきても、安定したプレーでポゼッションすることができます。ポゼッションからゴールを決めるのは、ラツィオの得点パターンの1つです。

ミッドフィルダーの5人の選手を横並びにする3-5-2のフォーメーションでは、場面に応じて数人が二列目の位置から飛び出してゴールを狙う攻撃パターンも使われます。

カウンターでゴールを狙う際は、ミッドフィルダーで前線に残ることが多いミリンコヴィッチ=サヴィッチやルイス・アルベルトが起点になることが多いです。

中盤の厚みがラツィオの攻撃パターンを多く作っていると言えるでしょう。

②ベテラン選手が多い

ラツィオは若手選手が少なく、ベテラン選手が活躍しているチームです。

スタメンの選手は半数以上が30歳を超えている試合も少なくありません。

マヌエル・レイナ  38歳
フランチェスコ・アチェルビ  33歳
ルーカス・レイヴァ  34歳
インモービレ  30歳
フェリペ・カセイド  32歳
ステファン・ラドゥ  34歳
マルコ・パローロ  36歳

試合に定期的に出場している上記の選手は、全員が30歳を超えています。(2021年2月22日時点)

ベテラン選手が多いのは体力的に不安点ですが、経験が豊富で毎試合安定したプレーをすることが可能です。

リーグ戦とカップ戦、チャンピオンズリーグの過密日程を、ベテラン選手が怪我なしで安定したプレーを継続できるのかが、ラツィオの成績に大きく影響するでしょう。

③圧倒的な得点源であるインモービレ

ラツィオは試合の状況に合わせてミッドフィルダーが二列目の位置から飛び出してゴールを決めることもできますが、やはり得点源はインモービです。イタリアリーグ22節終了時点で、14得点と得点ランキング3位に位置しています。

ミッドフィルダーの選手だけでなく、圧倒的な得点源がチームに存在しているのはラツィオの大きな特徴です。

チャンピオンズリーグでも4試合出場で5得点と決定力を発揮していて、ラツィオにとって必要不可欠な選手と言えるでしょう。

インモービレが、決勝トーナメントに進出するビッグクラブを相手にゴールを決められるのか注目です。

④試合展開に合わせた戦術変更

ラツィオは3-5-2や3-3-2-2、3-4-1-2のフォーメーションを基本的に採用していますが、試合展開に合わせて5バックにすることも少なくありません。

サイドハーフを担当しているアダム・マルシッチとマヌエル・ラッザリはミッドフィルダーだけでなく、ディフェンスのポジションでもプレーできます。

ポジションを流動的に変えられることで、拮抗した展開で勝ち逃げできた試合は少なくありません。

試合展開に合わせて適切な戦術変更ができるのが、ラツィオの特徴です。

CL2020ラツィオの注目選手

それではレアル・マドリードの注目選手を4人に厳選して紹介していきます。

これから紹介する4人の選手が、レアル・マドリードをCL2020で上位進出させる重要な役割を果たすでしょう。

①ミリンコヴィッチ=サヴィッチ

ミリンコヴィッチ=サヴィッチは2015年からラツィオで中心選手として活躍している、攻撃的なミッドフィルダーです。

身長が192cmで足が長く、ボールを前線で刈り取る力があります。また、足元の技術も高く攻撃の起点になる力があり、パスやボールキープ力も高いです。

試合終了間際で負けている状態で展開するパワープレーでは、ロングボールのターゲットになれる選手になります。

今シーズンはラツィオではチーム3位の5得点を記録していて、ミッドフィルダーの中でも攻撃力がある選手と言えるでしょう。

ミリンコヴィッチ=サヴィッチが、チャンピオンズリーグでビッグクラブを相手に、ラツィオの攻撃をどのように牽引するのか注目です。

②ルイス・アルベルト

ルイスアルベルトは攻撃を組み立てることができる選手で、ミリンコヴィッチ=サヴィッチと同様にトップ下でプレーすることが多いです。

2019〜2020シーズンはイタリアリーグで2位の15アシストを記録していて、ラツィオのゴールを演出するプレーを多く見せました。

今シーズンはラツィオで、チーム内2位の7得点を記録しています。ゴールとアシストの両方ができる貴重な選手で、ラツィオの攻撃を支える重要なキーマンです。

攻撃的なサッカーを展開するラツィオの軸になるミリンコヴィッチ=サヴィッチとルイス・アルベルトの2人が、どのようなプレーをするのか注目してご覧下さい。

③インモービレ

ラツィオの得点源になるインモービレが、ビッグクラブを相手にゴールを決められるかで試合結果は大きく変わるでしょう。

イタリアリーグとチャンピオンズリーグの両方でゴールを量産している選手で、決勝トーナメントでは徹底マークに合うことが予測されます。

ミッドフィルダーにもゴールを決められる選手がいるので、囮になって味方のゴールを演出するプレーも必要になるでしょう。

自分と味方をどのように活かして攻撃をするのか、インモービレのプレーに注目です。

④フランチェスコ・アチェルビ

33歳というベテランの年齢ながら、安定したプレーで3バックの真ん中を務めているのがフランチェスコ・アチェルビです。

192cmと恵まれた体格で、ハイボールを跳ね返します。また、フィジカルも強く、相手のフォワードを弾き飛ばすことも多いです。

ラツィオは攻撃的なサッカーをする為、3バックというフォーメーションを採用しています。言い換えると、ディフェンスの人数が少ないということです。

少ない人数で、どれだけ相手の攻撃を防げるのか、ディフェンスリーダーのフランチェスコ・アチェルビに注目してご覧下さい。

CL2020ラツィオの見どころ

それでは、今シーズンのラツィオの見どころを紹介していきます。

これから紹介する3つの見どころを意識して頂ければ、試合を楽しく観戦することが可能です。

①シモーネ・インザーギ監督の采配

ラツィオは状況に応じてフォーメーションを変えることができる為、シモーネ・インザーギ監督は試合結果に大きく影響出るでしょう。

拮抗した試合で勝っているにも拘らず、最後まで3バックのフォーメーションを採用すると、ロスタイムに失点して勝ちを逃すかもしれません。

試合状況に合わせて適切な戦術を取れるのか、シモーネ・インザーギ監督の采配に注目です。

②ビッグクラブ相手にボールを保持できるか

ラツィオは中盤の5人がポゼッションをするのが、基本的なサッカーの戦術になります。

チャンピオンズリーグに出場するチームはポゼッションを得意とするチームや攻撃的なチームが多く、ラツィオと非常に相性が悪いです。

ビッグクラブを相手にラツィオがボールを保持するポゼッションのサッカーができれば、十分に勝てる可能性があるでしょう。

③カウンター対策ができているか

ラツィオは攻撃時にミッドフィルダーが多くゴール前に入っていく為、カウンターを受けると失点する可能性が一気に高くなります。

イタリアリーグの中堅・下位クラブが行うカウンターと、チャンピオンズリーグに出場するチームのカウンターは、質もスピードも全く異なります。

どれだけカウンター対策ができているのかで、試合結果は大きく変わるでしょう。

CL2020ラツィオの展望

最後にCL2020における、ラツィオの展望を解説していきます。

チーム成績に関して

ラツィオは、グループステージを2勝4負の勝ち点10で2位通過しています。

引き分けが多く勝ち切れない試合が多いですが、1試合も負けていないのは大きな収穫でしょう。最も強いドルトムント相手にも、1勝1分と勝ち越しています。

決して満足できる成績ではありませんが、及第点を与えることができるでしょう。

懸念点を挙げるとすれば、全試合で得点をしていると同時に、全ての試合で失点している点です。決勝トーナメントまでにディフェンスを修正しなければ、グループステージ以上に失点する可能性があります。

シモーネ・インザーギ監督が、どれだけディフェンスを改善してくるのか注目です。

1stレグの展開予想

ラツィオの1stレグの相手は、昨シーズン王者で今大会の優勝候補の大本命であるバイエルン・ミュンヘンです。

バイエルン・ミュンヘンは非常に攻撃的なサッカーでポゼッションも上手いので、ラツィオと非常に相性が悪いと言えるでしょう。

選手層もラツィオが劣っているので、試合展開はバイエルン・ミュンヘンがボールを支配する時間が多くなると予測されます。

少しでもボールを支配する時間を長くして、どれだけ守備陣が攻撃を抑えられるかが、試合の勝敗を分ける重要なポイントになるでしょう。

まとめ

本記事では、ラツィオのCL2020について徹底解説しました。

最後に総評をまとめておきます。

総評

 ラツィオはビッグクラブを相手にも攻撃的なサッカーを展開する数少ないチームです。

近年では珍しい3バックを採用していて、ミッドフィルダーにも多くの攻撃的選手を配置しています。

得点源になるインモービレや、攻撃の起点になるミリンコヴィッチ=サヴィッチとルイス・アルベルトが、どのようなプレーをするのか注目です。