【CL 2020】ポルト フォーメーション・注目選手まとめ

2003〜2004シーズンのチャンピオンズリーグ奇跡の優勝以来、チャンピオンズリーグで思うような成績を残すことができていないポルト。ポルトガルリーグではベンフィカと並んで優勝争いしている名門クラブですが、国際大会では結果を出せないポルト。

今シーズンはチャンピオンズリーグでベスト16に進出することができましたが、やはり他チームに比べて戦力差はあります。

おそらく多くの人がポルトの上位進出に懐疑的な意見を持っていると思われますが、戦術や特徴を理解すれば見え方が変わるかもしれません。

実際に魅了的なサッカーを展開しているので、チャンピオンズリーグを見るのであれば、ダークホースとして期待されるポルトについて確認しておきましょう。

ポルトってどんなチーム?

ポルトはポルトガルリーグで多くのタイトルを獲得してきた名門クラブで、名将のモウリーニョが監督を務めていた2003〜2004シーズンは、チャンピオンズリーグを優勝しました。

有望な若手選手を次々と試合に出して活躍させて高額で売却することで資金を確保し、新しく若手の期待選手を獲得するのが特徴です。

リカルド・カルヴァーリョ チェルシー、レアル・マドリードなど
ダニーロ レアル・マドリード、マンチェスター・シティなど
カゼミーロ レアル・マドリード
ジョアン・モウティーニョ モナコ
ハメス・ロドリゲス レアル・マドリード、バイエルンなど
ファルカオ アトレティコ・マドリードなど

上記のようなビッグクラブで活躍したスター選手は、若手時代にポルトで活躍していました。

若手選手を上手く活用しながらでもポルトガルリーグで成績を残しているポルトは、スッテップアップを目指す選手から非常に人気のあるチームです。日本人で10番を背負っている中島翔哉も、ポルトに移籍しました。

ポルトの基本フォーメーション

ポルトの基本フォーメーションですが、4-4-2を採用しています。相手によっては4-3-3と攻撃的なフォーメーションを採用することも少なくありません。

主に4-4-2と4-3-3の2つのフォーメーションで、ポルトは試合に挑みます。

4-4-2のフォーメーションでは前線から2人、4-3-3のフォーメーションでは前線から3人がハイプレスを仕掛けるのが特徴です。

ミッドフィルダーの選手は攻撃時に一気にラインを上げて、ゴール前に入っていきます。

CL2020ポルトの特徴と戦術

それでは、ポルトの特徴と戦術を紹介していきます。

これから紹介するポルトの特徴と戦術を理解すれば、さらに試合を楽しみながら観戦することが可能です

①全員が得点できるチーム

ポルトはユベントスのクリスティアーノ・ロナウドのように1人が得点源になることはなく、全員が満遍なくゴールを決められる総合力のあるチームになります。

チーム最多得点は「セルジオ・オリヴェイラ」と「メフディ・タレミ」の9得点で、複数の選手が得点源です。

その為、相手チームは1人に複数人を付けるマンマークを使うことができず、守備が難しくなっています。

得点源が複数に分散されているのは、ポルトの攻撃を活性化させる重要なポイントの1つです。

②若手選手の育成が得意

ポルトは若手選手の育成に定評があるチームで、今シーズンも23歳以下の選手を積極的に使っています。

新戦力も半数が23歳以下と、経験値や実績は不十分ですが勢いのあるチームと言えるでしょう。

スタメンを勝ち取っていると言える若手選手はいませんが、途中出場する選手の多くが23歳以下です。

そして、途中出場ながらゴールやアシストなどの結果を若手選手が残しています。

若手選手が活躍すれば、ビッグクラブを相手に勝つ可能性も十分にあるでしょう。スタメンと途中出場の選手が活躍できるポルトにも、勝機はあります。

③攻撃に重きを置いたプレー

今シーズンは攻撃に力を入れたサッカーで、19節終了時点でポルトガルリーグ最多得点数を記録しています。

失点数は少し多く安定感がある戦いぶりを今シーズンは行えていませんが、攻撃力が上がったのは大きなアドバンテージでしょう。

シュート数は相手チームより少ない試合が多いですが、攻撃をしている時間は少なくありません。課題は、攻撃をする際はシュートで終わることでしょう。

攻撃では多くの選手が前線に上がるので、得点源が分散されています。今シーズンのポルトは、守備だけでなく攻撃に重きを置いて人数をかけているのが特徴です。

④前線の選手のハイプレスと切り替え

ポルトの監督であるコンセイソンは、前線の選手はハイプレッシャーを掛けることを求めています。前線からハイプレッシャーを掛けなければ、試合で利用されることはありません。

また、攻撃陣が前線でボールを取られたら、早く切り替えて守備に回ることを求められます。

日本人も印象に残っている出来事ですが、中島翔哉がボールを奪われて切り替えずに失点したシーンで、試合に勝ったにも拘らずコンセイソン監督が激怒したシーンがありました。

前線の選手はハイプレスでボールを取りに行き、ボールを取られたら切り替えてプレスを掛けるのが特徴です。

CL2020ポルトの注目選手

それではポルトの注目選手を4人に厳選して紹介していきます。

これから紹介する4人の選手が、ポルトをCL2020で上位進出させる重要な役割を果たすでしょう

①セルジオ・オリヴェイラ

セルジオ・オリヴェイラはボランチの位置でプレーしている選手ですが、チーム最多得点の9ゴールを決めています。

守備の時は低い位置で奪取に務め、攻撃時には誰よりも早くゴール前に侵入していく運動量が豊富な選手です。

攻撃でも守備でもポルトの軸になっているセルジオ・オリヴェイラは、注目するべき選手の1人と言えるでしょう。

②メフディ・タレミ

新加入選手で途中出場も多いメフディ・タレミですが、チームで最多得点の9ゴールを決めています。

スーパーサブとして後半途中から活躍できる選手のメフディ・タレミは、ポルトの攻撃の主軸です。

最近は先発出場も増えてきて、チャンピオンズリーグでどのような使い方をされるか分かりませんが、どのような形でもポルトに貢献することができるでしょう。

メフディ・タレミがビッグクラブを相手にゴールを決められるのか注目です。

③マラング・サール

チェルシーからレンタル移籍で加入してきた21歳のマラング・サールは、既にポルトでもスタメンを獲得している期待の選手です。

センターバックもサイドバックもできるマラング・サールは、小柄ながらフィジカルが強く相手の攻撃陣を防ぐことができます。

今シーズンのポルトは、ポルトガルリーグで最多得点を記録している攻撃力があるチームになりますが、失点数は少し多く守備の安定感がありません。

マラング・サールが守備陣を引っ張って失点を抑えることができれば、チャンピオンズリーグで勝つことができるでしょう。

実績や経験は浅いですが、将来ビッグクラブで活躍することが予測される有望なマラング・サールの覚醒は十分に考えられます。

④ぺぺ

ペペはレアル・マドリードで何年もスタメンで出場した、実績と経験が豊富なセンターバックです。

37歳と高齢ですがポルトでもスタメンを獲得していて、守備の中心になっています。

決して大柄ではありませんが、読みが鋭くフィジカルが強いことでも定評がある選手です。

チャンピオンズリーグの優勝経験もある選手で、若手が多いポルトの大黒柱になるでしょう。

ベテランで実績や経験が豊富なペペが、若手選手を引っ張っていけるのか注目です。

CL2020ポルトの見どころ

それでは、CL2020で勝ち上がっているポルトの見どころを紹介していきます。

試合を見ようと思っている人は、これから紹介する3つの見どころを意識してご覧頂きたいです。

①ビッグクラブを相手に攻撃ができるか

ポルトガルリーグには、ビッグクラブと言われるチームが在籍していません。言い換えると、ビッグクラブと試合できる機会はチャンピオンズリーグだけです。

チャンピオンズリーグに進出しているチームの多くは、国内リーグにビッグクラブが在籍しています。

ビッグクラブと試合する機会が少ないポルトは、チャンピオンズリーグでビッグクラブと対戦する時に自分達のサッカーをできないことが多いです。

グループステージ第5節で対戦したビッグクラブのマンチェスター・シティ戦では、ポルトがシュート数2に対して、マンチェスター・シティは18本もシュートを放っています。

攻撃的なチームであるポルトが守備に永遠と時間を取られて、今シーズンの試合で最低のシュート数でした。

チャンピオンズリーグの決勝トーナメントでは、慣れないビッグクラブを相手に試合をすることになりますが、自分達の攻撃的なサッカーができるのか注目です。

②ポルトガルリーグと両立できるか

ポルトは非常に体力の使うサッカーをしていて、試合終盤には体力消耗が激しい選手も少なくありません。

選手交代を上手く使わなければ、ポルトガルリーグとチャンピオンズリーグを両立させるのは困難です。

ポルトガルリーグはスポルティング・リスボンが首位を独走していて、ポルトは2位争いをすることになるでしょう。2位争いは混戦になっていて、しっかりと戦わなければ来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を取ることができません。

現時点のポルトは、ポルトガルリーグとチャンピオンズリーグの両方で最高パフォーマンスを出す必要があります。

今シーズンのポルトは、選手交代を上手く使えるかが成績に大きく影響すると言えるでしょう。どのような采配をコンセイソン監督がするのか注目です。

③若手選手が途中出場で結果を出せるか

先ほどは選手交代がポルトの鍵になると解説しましたが、今シーズンの途中出場選手は多くが若手になります。

言い換えると、若手選手が途中出場で結果を出せるのかが見どころになるでしょう。

ポルトのベンチには非常に多くの若手選手が座っていて、それぞれに特徴があります。

若手選手が途中出場して、スタメンの選手と同じようにプレーできるのかで、試合結果は変わるでしょう。

チャンピオンズリーグに出場しているチームの多くは、ベンチにも安定したプレーができる選手が座っています。ポルトは波がある選手が多いですが、勢いは他のチームに負けていません。

ポルトがチャンピオンズリーグで勝ち上がるには、途中出場が予測される若手選手の活躍が必要になります。

CL2020ポルトの展望

最後にCL2020ポルトの展望を紹介しておきます。

チーム成績に関して

ポルトはグループステージで勝ち点13を獲得して、マンチェスター・シティに次いで2位で決勝トーナメントを決めました。

3位のオリンピアコストは勝ち点差10あったので、危な気なく突破したと言えるでしょう。

グループステージでは3失点と、守備のバランスが取れていたのが大きな勝因です。ポルトガルリーグでは失点数が多いですが、チャンピオンズリーグでは堅守でゴールを守っています。

マンチェスター・シティのようなビッグクラブに勝つことができなかったのは懸念点ですが、チャンピオンズリーグでは安定した戦いができていると言えるでしょう。

1stレグの展開予想

ポルトの1stレグの相手は、イタリアリーグを9連覇しているビッグクラブのユベントスになります。

ユベントスにはクリスティアーノ・ロナウドが在籍していて、難しい試合になると予測されるでしょう。

今シーズンのユベントスも特別攻撃的なサッカーをしている訳ではないので、両者にチャンスのある拮抗した試合展開が予測されます。

戦力差ではユベントスが圧倒的に優位ですが、ポルトにも勝てる可能性は十分にあるでしょう。

ユベントスは2年連続で、アヤックスやリヲンというような中堅クラブに負けて敗退しています。中堅クラブであるポルトにも勝機は十分にあると言えるでしょう。

まとめ

本記事では、ポルトのCL2020について徹底解説しました。

最後に総評をまとめておきます。

総評

チャンピオンズリーグに進出する中堅クラブの多くは守備的なサッカーをしますが、ポルトは攻撃的なサッカーを展開すると予測されます。

アグレッシブに前線からプレッシャーを仕掛けることで、ビッグクラブのパス回しを止めることができるでしょう。

ポルトが自分達の攻撃的なサッカーを展開できれば、チャンピオンズリーグで勝ち進むことができます。言い換えると、グループステージ第5節のマンチェスター・シティ戦のように守備に回れば、勝つのは難しいでしょう。

ビッグクラブを相手に、最後まで攻撃的なサッカーを展開できるのか注目です。