【CL 2020】リヴァプール フォーメーション・注目選手まとめ

2018〜2019シーズンのチャンピオンズリーグを優勝したリヴァプールですが、昨シーズンはベスト16で敗退しました。
今シーズンこそは王者に返り咲きたいと考えているリヴァプールファンも多いでしょう。
しかしながら、このままの状態だとリヴァプールが再びチャンピオンズリーグで優勝するのは非常に難しいでしょう。
本記事では、今シーズンのリヴァプールの戦術や成績、注目選手などを解説しています。1stレグの展望なども記載しているので、チャンピオンズリーグに興味がある人は最後までご覧下さい。

リヴァプールってどんなチーム?

リヴァプールはイングランドのプレミアリーグの中でビッグ6と言われているビッグクラブです。
現在の監督はドルトムントを世界的チームに成長させたユルゲン・クロップが担当しています。


ユルゲン・クロップが就任するまでは、リヴァプールは低迷期を迎えていました。チャンピオンズリーグの出場権すら獲得することが出来ず、チームは苦しい状況だったでしょう。
しかしながら、ユルゲンクロップが就任してから補強に成功し、プレミアリーグやチャンピオンズリーグを制覇します。
リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドのようなスター選手を獲得するのではなく、中堅クラブから有望な選手を獲得してスターに育てるのがユルゲン・クロップは非常に上手です。
サディオ・マネやフィルミーノなどは、リヴァプールに移籍する前まで中堅クラブで活躍していましたが、決して世界的なスター選手ではありませんでした。しかしながらリヴァプールに入ると、多くのビッグクラブが注目する選手に成長しています。
中堅クラブから選手を獲得して世界的スターに成長させるのが、現在のリヴァプールの大きな特徴です。

リヴァプールの基本フォーメーション

ユルゲン・クロップ監督は基本的に4-3-3のフォーメーションを利用していて、サイドバックが非常に高い位置を取っているのが特徴です。
前線に高身長の選手は存在しませんが、サイドバックの「アーノルド」と「ロバートソン」のセンタリングから多くのゴールが生まれています。
攻撃に多くの人数をかけるので、相手チームは守備に回る時間が非常に長いです。どれだけ集中しても、試合終盤には守備陣が耐え切れないで失点するチームが大半になります。
チャンピオンズリーグで優勝したシーズンの準決勝セカンドレグでは、優勝候補のバルセロナ相手に後半で3点を決めたのは記憶に新しいでしょう。
中盤はバランスの取れるヘンダーソンやチアゴ・アルカンタラなどを配置して、攻撃陣と守備陣を上手くコントロールしています。ここのバランスが崩れることで、守備陣と攻撃陣の間に大きな穴が生まれて非常に危険な状態になる為、非常に重要な役割を果たしていると言えるでしょう。

CL2020リヴァプールの特徴と戦術

それでは、リヴァプールの特徴と戦術を具体的に説明していきます。
これから紹介する3つの特徴・戦術によって、リヴァプールは機能していると言えるでしょう。

①サイドバックが高い位置を取る

リヴァプールのサイドバックである「ロバートソン」と「アーノルド」は、試合時間の多くを相手陣地に入ってプレーしています。
正直、2人はディフェンス能力が低く、相手チームから攻撃の起点にされることが多いです。特にアーノルドが担当している右サイドに焦点を当てて、徹底的に攻撃してくるチームは多くなります。
ユルゲン・クロップ監督はサイドバックが弱点であると理解しているので、あえて攻撃的なポジションを取って、相手が攻撃する時間を減らそうと考えているようです。
実際にリヴァプールは、ほとんどの試合で相手よりシュート数や敵陣地でのプレー時間が長くなります。
サイドバックが高い位置を取るのはリヴァプールの大きな特徴と言えるでしょう。

②3人で攻撃が完結する

リヴァプールは前線の3人で攻撃が完結させられることができます。
特に拮抗した試合展開になれば、「フィルミーノ」「サディオ・マネ」「モハメド・サラー」の3人が前線に張って、他の全員で守備をするということも多いです。
2018〜2019シーズンは、「サディオ・マネ」「モハメド・サラー」の2人が得点王を獲得しています。もちろん、フィルミーノもゴールを決められる選手なので、3人の攻撃陣は非常に脅威になるでしょう。
言い換えると、リヴァプールのゴールの多くは前線の3人なので、彼らが決めなければ試合に勝つのは非常に難しくなると予測されます。

③ボランチの守備力が高い

リヴァプールのボランチを担当している「ヘンダーソン」や「ファビーニョ」は、非常に守備力が高い選手になります。
今シーズンはセンターバックが本職の「マティプ」や「ファンダイク」が大きな怪我で長期離脱を強いられ、2人がセンターバックをすることも少なくありません。
やはり本職の2人に比べて安定感やセットプレーの強度は劣りますが、しっかりと守備を支えることができています。
センターバックを担当できるほどの守備力を持っている選手がボランチに在籍しているということは、リヴァプールの大きな特徴と言えるでしょう。

④センターバックからのロングボール

これは多用される戦術ではありませんが、センターバックの選手のキック精度が非常に高いので、ロングボールの1発でサラーが裏抜けする場面があります。
センターバックだけでなく、ゴールキーパーの「アリソン」の低弾道パントキックから一気に「サディオ・マネ」や「サラー」にボールを預けることも多いです。
ショートパスで崩すだけでなく、ロングボールで一気にゴールまで迫れるのも特徴の1つになります。

CL2020リヴァプールの注目選手

それではCL2020リヴァプールで注目するべき選手を4人紹介していきます。
これから紹介する選手は、試合の勝利の鍵を握る中心選手になると予測されるので、チャンピオンズリーグを楽しみたい人は是非ご覧下さい。

①チアゴ・アルカンタラ

昨年のチャンピオンズリーグを制覇したバイエルン・ミュンヘンで中心として活躍したチアゴ・アルカンタラは、今シーズンからリヴァプールに移籍しています。
ボランチで守備的なポジションが得意なミッドフィルダーの選手が多い中、攻撃面で活躍が期待できるチアゴ・アルカンタラは注目選手の1人でしょう。
今シーズンは怪我の影響で試合の出場時間が限られていますが、出れば相手選手の脅威になるプレーをすることができます。
トップの3人任せになることが多かった攻撃に、チアゴ・アルカンタラが厚みを加えることができるのか注目です。

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②ファビーニョ

今シーズンのリヴァプールは、守備の要であるファンダイクが怪我によって長期離脱を強いられている状態で、本職のセンターバックが不足しています。
ファビーニョは本職がボランチですが、守備力があるのでセンターバックでも十分にプレーすることが可能です。
センターバックが不足しているリヴァプールで守備を担えるのは、ファビーニョしかいません。
ファビーニョがファンダイクの代役をどれだけ務められるかが、上位進出の大きな鍵になるでしょう。

③ディエゴ・ジョタ

リヴァプールは前線の3人が圧倒的な攻撃力で得点を量産していますが、ベンチに座っているフォワードは少し物足りませんでした。
シャキリやオリギなどが途中出場することが多いですが、スーパーサブとしては実力不足でしょう。3人の誰かが怪我をした時に、同じレベルのパフォーマンスを出せる選手がリヴァプールには在籍していませんでした。
そこでウルヴァーハンプトンで活躍していたジオゴジョタを獲得します。スタメンでの出場機会は少ないですが、途中出場で試合に出ると攻撃で活躍できるスーパーサブ的な立場になりました。
前線の3人が国内リーグとチャンピオンズリーグの全試合で活躍するのは、疲労度などを考慮すると難しい為、ジオゴ・ジョタに大きな期待が寄せられています。

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④アリソン

今シーズンのリヴァプールは本職のセンターバックが離脱していて、サイドバックも攻撃的で守備が苦手な為、危ないシーンが増えています。
チャンピオンズリーグに出場するような強豪チームとの試合になると、アリソンが決定機を阻止しなければいけないシーンはさらに増えるでしょう。
アリソンがビックセーブでチームのピンチを助けることができるのか注目です。

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CL2020リヴァプールの見どころ

それでは、今シーズンのリヴァプールの見どころを紹介していきます。
これから紹介する3つの見どころを意識して頂ければ、試合を楽しく観戦することが可能です。

①新戦力の躍動

昨シーズンのリヴァプールは新戦力を獲得しなかった為、多くのチームから対策を練られて苦戦を強いられました。
特に昨シーズンの決勝トーナメントで対戦したアトレティコ・マドリードには、完全に攻撃と守備が対策されてチームが機能させることができなかったです。
今シーズンは、ジオゴ・ジョタとチアゴ・アルカンタラの獲得に成功しました。新戦力がチームをどれだけ変えられるかで、試合の戦いぶりは大きく変わるでしょう。

②サイドバックのカバー

リヴァプールの最も大きな課題は、カウンターを受けた時に高いポジションを取っているサイドバックの裏が空いていることです。
サイドからのカウンターを受けるケースが、リヴァプールは非常に多くなっています。
サイドバックの空いているスペースを中盤が埋めているようですが、やはり大きな弱点と言えるでしょう。裏のスペースを消してカウンターを抑えられるかが、リヴァプールの失点数を減らす重要なポイントになります。

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③負傷中の選手の代役

リヴァプールはサブメンバーが非常に弱く、スタメン選手が怪我をした時は一気にバランスが悪くなります。
アリソンが怪我をするとバックアップメンバーのアドリアンが出場しますが、安定感がなく不用意な失点が多いです。
ファンダイクが怪我をすると、代役ができるほどのセンターバックが在籍していない為、本職ではないファビーニョなどが請け負います。
選手層は決して良いと言えないリヴァプールですが、負傷者が出るのは仕方ありません。どれだけサブメンバーがスタメンの代役を務められるかが重要なポイントになります。

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CL2020リヴァプールの展望

最後にCL2020における、リヴァプールの展望を解説していきます。

チーム成績に関して

リヴァプールはグループステージで危なげなく勝ちを重ねて、首位通過しています。
しかしながら、同グループのチームは中堅クラブが多く、ビッグクラブと試合をすることができませんでした。
プレミアリーグ以外のビッグクラブと公式戦で本気の試合ができていないのは大きなデメリットでしょう。
また、格下相手にグループステージで格下のミッティランと引き分けたのも懸念材料です。

1stレグの展開予想

1stレグの相手は、ブンデスリーガで2位と調子を上げているライプツィヒです。
カウンターが非常に得意で、数少ないチャンスを確実に仕留めて堅実に試合に勝っていきます。
攻撃が得意のリヴァプールとカウンターが得意なライプツィヒとの試合の為、リヴァプールは攻撃に回る時間が多くなるでしょう。
そしてリヴァプールの最大の弱点であるサイドバックの裏をライプツィヒが狙ってくると予測できます。
リヴァプールがライプツィヒに勝つには、攻撃をしている時間にゴールを決めて、カウンターを受けた時の対策を考えておく必要があるでしょう。

まとめ

本記事では、リヴァプールのCL2020について徹底解説しました。
最後に総評をまとめておきます。

総評

今シーズンのリヴァプールはディフェンス陣の負傷などで苦戦を強いられています。
しかしながら、新戦力の加入によって攻撃陣の厚みが増したのは大きなチャンスです。
ファビーニョやアリソンがどれだけゴールを守り抜けるのか、攻撃陣が複数得点を決めて失点をしても勝てるチームにできるか注目してご覧頂きたいです。