チェルシー注目のMFカイ・ハフェルツの経歴・プレースタイルを解説!

2016-20シーズンに所属していたレバークーゼンで注目を集めると、2020年にチェルシーへ移籍したカイ・ハフェルツ。カイ・ハフェルツはブンデスリーガ史上8番目の若さ、17歳と126日でデビューし、ブンデスリーガ史上最年少得点も記録。柔らかいボールタッチで相手を翻弄し、1本のパスで決定的なチャンスを作り出す姿は、元ドイツ代表MFメスト・エジルとも重なります。今のところチェルシーでレバークーゼンのときのような活躍はできていないが、うまくフィットすれば相手に脅威を与える存在となるであろうカイ・ハフェルツについて解説する。

カイハフェルツのプロフィール

 

生年月日 1996年6月11日
国籍 ドイツ
出身 アーヘン
身長 189㎝
体重 82㎏
利き足
ポジション OMF、WG、CF
背番号 チェルシー:29
ドイツ代表:7
タイトル フリッツ・ヴァルター・メダル U-17部門、U-19部門

カイハフェルツの経歴

今後世界を代表するMFに成長すると期待されているカイ・ハフェルツ。
そんな才能豊かなカイ・ハフェルツは、これまでにどんなサッカー人生を歩んできたのでしょうか。
ここでは、カイ・ハフェルツの経歴についてもう少し詳しく解説していきますね。

幼少期・生い立ち、プロ入り前

カイ・ハフェルツはドイツのアーヘンで育ち、父親は警察官で母親は弁護士として働いていました。

厳しい職業に就いていた家庭だったものの、家族の間では常にサッカーの話題が共有されていたのです。

祖父が元サッカー選手であり、コーチとしても活動しています。

さらに、父親もサッカーに携わっていたそうで、もともとサッカーが身近にある環境だったのでしょう。

4歳からサッカーをはじめ、町にあったアレマニア・アリアドルフというクラブに所属し、祖父の教えも受けながら成長していきました。

カイ・ハフェルツはこの頃からほかの選手たちよりも才能が突出しており、9歳のときによりレベルの高いクラブへ加入することになります。

それが地元最大のクラブである、アレマニアアーヘンでした。

アレマニアアーヘンでも圧倒的なパフォーマンスを披露したカイ・ハフェルツは、次第にスカウト陣から注目され始めます。

そして、彼の運命を変えたのは、レバークーゼンと対戦したときでした。

レバークーゼンに対して高いパフォーマンスを披露し、得点も挙げたカイ・ハフェルツは、レバークーゼンからスカウトされることになります。

そして、11歳のときにレバークーゼンのユースチームへ加入しました。

U-13のカテゴリーからスタートしたカイ・ハフェルツは、持ち前の高いテクニックを披露し、順調にU-19までを駆け上がります。

U-17時代には背番号10を背負い、それだけ期待も大きかったということでしょう。

ユースチームで活躍していた左利きのプレイメーカーを、レバークーゼンのトップチームは見逃すはずもありませんでした。

レバークーゼン

カイ・ハフェルツは2016年10月15日に行われた、ブンデスリーガ・ブレーメン戦で背番号29をつけトップチームデビューを果たします。

このとき、カイ・ハフェルツは17歳と126日という若さで、ブンデスリーガ史上8番目の若さでのデビューとなりました。

2017年2月17日の試合で初アシストを記録。

2017年4月8日のヴォルフスブルク戦では初得点を記録し、17歳という若さでの得点はブンデスリーガ史上最年少得点を更新しています。

才能の高さは誰もが認めていたものの、カイ・ハフェルツは攻撃的な選手としては得点力が低く、自身の課題にも上げていました。

しかし、2018-19シーズンにはレバークーゼンの中心選手としてプレーし、ボール持っているときだけでなくオフザボールの動きが改善。

その結果、42試合で20ゴール7アシストを達成しました。

2019-20シーズンにはチームメイトのケヴィン・フォラントが怪我をしたこともあり、CFとして起用されます。

すると、改善された得点力を発揮して、ブンデスリーガ史上初となる当時21歳以下で35得点を決めた選手となりました。

圧倒的なボールコントロールとパス技術に加えて、オフザボールの動きと高い得点力が加わったカイ・ハフェルツは、世界中のビッククラブから注目される存在となります。

チェルシー

2020年9月4日、プレミアリーグのチェルシーへの移籍が決定しました。

移籍金は総額1億ポンド(およそ139億円)と報じられ、背番号はレバークーゼン時代と同じ29番をつけることになります。

チェルシーで10番をつけていたエデン・アザールの後釜として、大きな期待を寄せている人もも多いのではないでしょうか。

2020年9月14日に行われたシーズン開幕戦のブライトン戦でデビューを果たしました。

さらに、2020年9月23日に行われたカラバオカップで、2部のバーンズリー戦でハットトリックを達成。

デビューから2試合はなかなか思い通りのパフォーマンスを発揮できず、同試合のハットトリックに自身も喜びを露わにしていました。

今のところレバークーゼン時代のような得点力やアシストを記録してはいないものの、プレミアリーグに馴染んでいけばチェルシーを勝利へ導くプレーを披露してくれるのではないでしょうか。

ドイツ代表

カイ・ハフェルツはU-16ドイツ代表に選出されると、U-17ドイツ代表では10番を背負います。

U-19ドイツ代表ではUEFAU-19欧州選手権では、6試合に出場して6得点3アシストを記録。

世代別代表でも着実に結果を残していきました。

すると、2018年8月29日にヨアレム・レーブ監督率いるドイツフル代表に初選出。

残念ながら2018年W杯には選出されなかったものの、2018年9月9日の親善試合ペルー戦でフル代表デビューを飾ります。

しかし、レバークーゼンに所属していた2019年11月に筋損傷の怪我を負い、EURO2020予選の2試合の欠場を余儀なくされた時期もありました。

ドイツ代表ではまだ目立った活躍は見せていないものの、2021年に延期となったEURO2020や2022年W杯では、ドイツ代表の中心選手として最高なプレーを披露してくれるのではないでしょうか。

カイハフェルツのプレースタイル・特徴

OMFを主戦場とし、WGやCFとしてもプレーできるカイ・ハフェルツ。
柔らかいボールタッチとパスで決定的なチャンスを作り出し、自らゴールを決めることも可能です。
ここでは、カイ・ハフェルツのプレースタイルや特徴についてもう少し詳しく説明していきますね。

相手を交わせるスピード

カイ・ハフェルツはテクニカルな選手であるものの、スピードにも優れた選手です。

OMFだけでなくWGでプレーできるのも、テクニックに合わせて相手を交わせるスピードがあるからでしょう。

単純な足のスピードはもちろん、ドリブルしているときのスピードにも優れています。

さらに、状況判断力や選択したプレーを実行するスピードも速く、プレーに無駄がありません。

ボールを持っていないときのスピードだけでなく、ボールを持っているときのスピードにも優れた選手です。

ストライカー並みのオフザボールの動き

レバークーゼンでデビューしてから、得点力に課題であったカイ・ハフェルツ。

2018-19シーズンに得点力が向上したきっかけは、オフザボールの動きも同時に向上したからでしょう。

自らドリブル突破してゴールを決めるというよりは、味方とのコンビネーションやゴール前に走り込んでセンタリングに合わせるシュート、こぼれ球を詰めて決めることが多いです。

とくにセンタリングシュートやこぼれ球を決めるためには、ポジショニングが重要になります。

ゴール前はスペースが狭いので、良いポジショニングがとれなければゴールは決められません。

カイ・ハフェルツは得点力を向上させるために、ゴール前でのオフザボールの動きを改善したのでしょう。

突出した得点能力

今ではカイ・ハフェルツ最大の武器にもなっている高い得点力。

チェルシーでもCFを務めることがありますが、それだけカイ・ハフェルツの得点力を評価されているということでしょう。

利き足の左足から繰り出されるシュートは、パワフルかつ精度も高く、コースに流し込むシュートも上手いです。

さらに、カイ・ハフェルツは身長が189cmと高く、ゴール前に走り込んでヘディングシュートを決めることもあります。

あとは逆足の右足の精度を高めていけば、どこからでもゴールを決められる選手へ成長していくのではないでしょうか。

試合にリズムを与えるゲームメイク

メスト・エジル2世と評される理由として、高いゲームメイク能力が挙げられます。

カイ・ハフェルツは中盤の高い位置からはもちろん、低い位置からでもゲームをコントロールできる選手です。

左足から繰り出される長短のパスは正確で、1本のパスで決定的なチャンスを作り出します。

カイ・ハフェルツのパスはメスト・エジルのように柔らかく味方に合わせたパスを出すので、受け手としてはプレーしやすい最高のパスでしょう。

柔らかいボールタッチ

カイ・ハフェルツのボールタッチは非常に柔らかく、テクニックに優れた選手です。

上背があるにも関わらず、ここまでテクニックが高い選手もなかなかいません。

相手MFとDFの狭いスペースでボールを受け、パスが捌けるのは、常に自分の足元でボールをコントロールできるからです。

キープ力も高く、簡単にボールを失わないので、味方選手は安心してボールを預けられます。

テクニック・スピード・得点力と攻撃的な選手に必要な能力を高水準で持ち合わせている選手といえるでしょう。

カイハフェルツの今後について

チェルシーやドイツ代表での活躍を期待されているカイ・ハフェルツは、今後のサッカー界を背負っていくだけの才能を秘めた選手です。
そんなカイ・ハフェルツの今後について、もう少し詳しく説明していきますね。

チェルシーについて

チェルシーとは5年契約を交わしており、今後の活躍に期待されています。

今のところレバークーゼン時代のようなプレーは披露できていなく、いまいちチームに馴染めていない印象です。

プレミアリーグはほかのリーグよりもスケジュールがハードで、激しいリーグなので適応するのもなかなか難しいのでしょう。

しかし、プレミアリーグにも慣れチームにも馴染んでいけば、誰よりも決定的なチャンスを作り出せる選手です。

カイ・ハフェルツはまだ21歳なので、今後の成長次第ではチェルシーの象徴的な選手にもなれる才能を秘めているでしょう。

ドイツ代表について

ドイツ代表としては、2021年に延期となったEURO2020、そして2022年にはW杯が開催されます。

カイ・ハフェルツは怪我によってEURO2020予選の試合を欠場したときもあるため、万全の状態で挑んでいくのではないでしょうか。

さらに、2018年W杯ではメンバーには選出されなかったため、2022年W杯出場への意欲も高いかと思われます。

同じくチェルシーに所属するFWティモ・ヴェルナーとともに、今後のドイツ代表を牽引していくべき選手です。

ドイツ代表がEURO2020と2022年W杯を制覇するためには、カイ・ハフェルツの活躍が鍵となるかもしれません。

移籍などの情報

カイ・ハフェルツは2020年9月4日にチェルシーに加入したとき、5年契約を交わしています。

契約金も1億ポンド(およそ139億円)と高額なので、少なくとも残り1、2年で移籍するということはないでしょう。

チェルシーもカイ・ハフェルツにかけている期待は大きいですし、カイ・ハフェルツもチェルシーでの成功を求めています。

チェルシーが再びプレミア王者に輝くときは、カイ・ハフェルツが世界最高のチャンスメイカーに君臨したときかもしれません。