CL2020 アトレティコ・マドリードフォーメーション・注目選手まとめ

2020〜2021シーズンのスペインリーグで、二強の「バルセロナ」と「レアル・マドリード」を抑えて、18節終了時点で首位に立っているアトレティコ・マドリード。

スペインでは3番手に甘んじているチームですが、チャンピオンズリーグでは手堅い試合で強豪チームを倒すことが多いです。

なぜ、アトレティコ・マドリードが一発勝負のチャンピオンズリーグで結果を出せるのか、戦術の特徴や在籍選手について徹底解説していきます。

これからチャンピオンズリーグを観る人やアトレティコマドリードが好きな人は、是非本記事を最後まで読み進めてください。

アトレティコ・マドリードってどんなチーム

アトレティコマドリードは、スペインのマドリード州マドリードで活動しているチームになります。

スパースターのような選手は在籍していませんが、全ての選手がチームの為にプレーしている総合力が非常に高いチームです。

監督は規律が厳しいことで有名なシメオネが担当していて、2013〜2014シーズンのスペインリーグの優勝やチャンピオンズリーグで2回の準優勝など、非常に素晴らしい成績を叩き出しています。

シメオネが就任して以来、スペインリーグでは3位を維持していて、チャンピオンズリーグでも一度しかグループステージで敗退していません。また、グルーステージを敗退したシーズンは、ヨーロッパリーグで優勝しています。


それではシメオネの就任で強豪チームになったアトレティコマドリードの、今シーズンの戦術や選手、フォーメーションを確認していきましょう。

アトレティコ・マドリードの基本フォーメーション

シメオネが好むフォーメーションは4-4-2で、陣地を引いて守備陣形を整えているのが特徴になります。

相手のチームがボールを回している時にプレッシャーの掛け方が完全に規律で決まっていて、陣形が崩れることはありません。

また守備の最終ラインが低いので、攻撃に展開する際はカウンターが多いです。守備陣形を整えて、相手の攻撃を凌いでから数的優位のカウンターを仕掛けるのが基本の戦術になっています。

ちなみに相手によっては前線に1人だけ残す4-1-4-1のフォーメーションを取るケースもあります。このフォーメーションはボランチが最終ラインまで下がって、5バックのような陣形を取るのが特徴です。

勝ち逃げしたい時間帯や、攻撃的なチームを相手にする際に採用されるフォーメーションになります。

CL2020アトレティコ・マドリードの特徴と戦術

それではアトレティコマドリードの特徴と戦術を紹介していきます。

これから紹介する3つの戦術によって、アトレティコマドリードはチャンピオンズリーグでも確実に勝利を収めています。

①ボックス型の守備

アトレティコマドリードはボールを相手に預けて、攻撃をボックス型の守備陣形を整えて構えるのが戦術になっています。

2019〜2020シーズンのチャンピオンズリーグのベスト16で戦ったリバプールは、前回大会の覇者で国内リーグでも圧倒的な強さを誇っている超攻撃なチームでした。

特に3トップの「サディオ・マネ」「モハメド・サラー」「ロベルト・フィルミーノ」の攻撃は非常に危険で、多くのファンがリバプールの勝利を予測していたでしょう。

しかしながら、最終的には2試合合計で4-2の勝利を収めました。


リバプールに勝った2試合は、アトレティコのボックス型の守備が完全にリバプールの攻撃を潰すことになります。

相手がハーフラインを超えるまでは我慢して陣地で攻撃を待ち続け、3トップにボールが入ったらバックパス以外のパスコースを切りながら素早いプレッシングで攻撃をさせません。

実際にセカンドレグで決められたゴールは、どちらのセンタリングから決められたので、守備陣形が崩れることはありませんでした。

②縦に速いサッカー

アトレティコマドリードはボックス型の守備陣形を取っているので、攻撃は多くがカウンターになります。

相手が攻撃に人数を掛けてきたタイミングで、縦に速いカウンターをサイドから仕掛けることが多いです。

昨シーズンのチャンピオンズリーグのセカンドレグで戦ったリバプール戦の3点目は、縦に速いカウンターでモラタ(現ユベントス)がキーパーとの一対一を沈めたゴールでした。

堅い守備で失点を抑えて、縦に速いカウンターによって確実に一点を決めていくのがアトレティコマドリードの必勝パターンになります。

③サイドハーフのスプリント

アトレティコマドリードのミッドフィルダーは、主にサイドが攻撃担当で中央は低い位置でポジショニングを取っていることが多いです。

その為、サイドハーフは攻撃と守備のスプリントが必然的に多くなります。

現在は運動量が豊富なマルコス・ジョレンテとトマルマーが担当していて、1試合の2人の走行距離はほとんどが10kmを超えているようです。

アトレティコマドリードの守備と攻撃を支えているのは、サイドハーフのスプリントと言っても過言ではありません。

CL2020アトレティコ・マドリードの注目選手

それでは、アトレティコマドリードの注目選手を4人に厳選して紹介していきます。

守備と攻撃の要になる選手を紹介しているので、ぜひ確認して頂きたいです。

①ルイス・スアレス

移籍市場で主力のモラタやトーマス・パーティーが移籍したことで、アトレティコマドリードの戦力ダウンは非常に心配されていました。

しかしながら、国内のライバルチームであるバルセロナから獲得したルイス・スアレスの活躍によって、チームは18節終了時点で国内リーグ首位に立っています。

アトレティコはバルセロナに比べてサッカーが守備的で決定期を迎える機会は少ないですが、ルイス・スアレスはしっかりとゴールを決めていて得点王争いで上位に位置しています。

ルイス・スアレスの決定力によって救われた試合も非常に多く、チャンピオンズリーグでも国内リーグでも欠かせない選手です。

②マルコス・ジョレンテ

マルコスジョレンテは過去はボランチのような低い位置でプレーをしていましたが、シメオネのコンバートによって攻撃的なポジションを任せられるようになりました。

運動量が豊富でスプリントもできる為、シメオネが重宝している選手です。また、ボランチをやっていたので、守備力もあります。

昨シーズンのチャンピオンズリーグでは、リバプール相手に前線のプレスから2得点を記録しました。守備と攻撃がマルチにできる選手として、2020〜2021シーズンのチャンピオンズリーグも活躍してくれることでしょう。

③ジョアン・フェリックス

ジョアン・フェリックスは、ベンフィカからチームの過去最高移籍金で獲得した21歳の攻撃的選手です。


オフェンシブミッドフィルダーの位置でプレーするのが得意な選手ですが、シメオネが採用しているフォーメーションではセンタフォワードの位置でプレーしています。
センターフォワードの位置に慣れなくて移籍当初は批判を浴びましたが、少しずつ慣れてきて、18節が終了している時点でチーム内得点ランキング2位のゴール数を記録している活躍ぶりです。

ヨーロッパの強豪チームが揃うチャンピオンズリーグで勝つ為には、ルイス・スアレスとジョアン・フェリックスの2人がゴールを決める必要があるでしょう。

④オブラク

オブラクがキーパーとしてプレーしていなければ、アトレティコマドリードの失点数は倍になっていると言っても過言ではないでしょう。

スペインリーグには「クルトワ」や「テア・シュテーゲン」のような世界的ゴールキーパーが存在しますが、彼らを抑えてセービング率はトップに立っています。

戦術的に守備に回る時間が多いアトレティコは、やはり決定機を迎えられる回数は多いです。キーパーと一対一になる場面も多いですが、オブラクは安定した飛び出しとセービングでゴールを守ります。

チャンピオンズリーグではシュートを打たれる回数も多くなるので、オブラクのプレーが試合の勝敗を分けることになるでしょう。

CL2020アトレティコ・マドリードの見どころ

それでは、CL2020で勝ち上がっているアトレティコ・マドリードの見どころを紹介していきます。

試合を見ようと思っている人は、これから紹介する2つの見どころを意識してご覧頂きたいです。

①攻撃的チームを相手に守り切れるか

パリサンジェルマンやバイエルンミュンヘンなど、チャンピオンズリーグで決勝トーナメントに進んでいるチームは攻撃的な場合が多いです。

グループステージでは、バイエルンミュンヘンを相手に4-0と守備陣が崩壊して負けました。二戦目では守備を大きく改善して1-1に持ち込みましたが、2戦合計では1-5と完敗です。

決勝トーナメントは2戦合計で勝敗が決まるので、1試合でも守備が崩壊したら勝ち進むのは難しくなります。

攻撃的なチームを相手に、ボックス型の守備でどれだけ守り切れるかが、アトレティコマドリードが勝ち進む為に必要なポイントになるでしょう。

②相性が悪い守備的なチームとの戦い方

アトレティコマドリードは守備的なチームとの相性が非常に悪いです。

昨シーズンのチャンピオンズリーグはベスト8で敗退しましたが、相手は守備的なサッカーを展開してカウンターで攻撃するのが得意なライプツィヒでした。

自分たちでボールを持つ時間が増えると、得意な戦術であるボックス型の守備で陣形を整えるサッカーができません。

守備的なチームを相手に、どのように攻撃してゴールを決めるのかシメオネの采配に注目です。

CL2020アトレティコ・マドリードの展望

最後にCL2020アトレティコ・マドリードの展望を紹介しておきます。

チーム成績に関して

アトレティコ・マドリードはグループステージを2位で通過しましたが、勝利した試合は2試合と良い結果を残すことができませんでした。

特に「ロコフティフ・モスクワ」のような守備陣形を整えるチームを相手に、2試合で1点しか決められなかったのは不安材料になりますね。ちなみに、勝利した2試合は全て攻撃的なサッカーをするザルツブルクでした。

引き分けが3試合と勝ち切れない試合が多く、何か改善しなければトーナメントで勝ち続けるのは難しいでしょう。

1stレグの展開予想

アトレティコマドリードの初戦の相手は、チェルシーです。

チェルシーは今夏に大きな補強を行ったチームで、パリサンジェルマンから経験のある「チアゴ・シウバ」や、若手で活躍が期待されている「ヴェルナー」「ハフェルツ」などがチームで活躍しています。

しかしながら、大型補強をしたにも拘らずリーグ戦で思うような結果が出なかった為、1月の終盤にランパード監督が解任されてトゥヘル監督の就任が決定しました。

監督が変わって1ヶ月のチェルシーですが、トゥヘル監督は攻撃的なサッカーを展開するのが得意です。おそらくですが、アトレティコ・マドリード戦でも攻撃的な戦術をとってくるでしょう。

言い換えると、アトレティコ・マドリードが得意としているサッカーを展開すると予測されるので、ボックス型で守備陣形を整えれば試合に勝つ可能性は高いです。


チェルシーの攻撃を抑えて、カウンターで得点を重ねる展開が予測されます。

まとめ

本記事では、アトレティコ・マドリードのCL2020について徹底解説しました。

最後に総評をまとめておきます。

総評

アトレティコマドリードは攻撃的なチームが相手であれば得意な戦術を使うことができますが、守備的なチームが相手だと自分たちのプレーができないで格下相手にも勝ち切れないことが多いです。

シメオネが守備的な戦術を相手が取ってきた時に、どれだけの攻撃パターンを用意できるかで試合の勝敗は大きく変わるでしょう。

攻撃は「マルコス・ジョレンテ」「ルイス・スアレス」「ジョアン・フェリックス」の3人の活躍が必須になります守備的なチームを相手に、3人がどのような攻撃を仕掛けるのか注目です。