リヴァプールWGサディオ・マネの経歴・プレースタイルを解説

リヴァプールのエースとして数々の勝利に大きく貢献してきたサディオ・マネ。そのサッカーに対する熱量は幼少期から凄まじかった。幼少期トライアルを受けるために800km先の会場に向かった並々ぬサッカーへの思い。貧しい村で育った彼は周りから冷ややかな目で見られるも、その才能は幼少期から健在だった。そんな彼の特徴やプレースタイルを解説し、サディオ・マネの持つ実力を全て解き明かす。またあの日本代表のDF吉田麻也との意外な関係性にも迫っていく。

サディオ・マネのプロフィール

生年月日 1992年4月10日
国籍 セネガル
出身 セディウ
身長 175㎝
体重 69㎏
利き足
ポジション FW
背番号 リヴァプール:10
セネガル代表:10
タイトル 〜個人〜
PFA年間ベストイレブン:2回(2016/17, 2018/19,2019/20)
PFA ファン選出年間最優秀選手賞 :(2019/20)
プレミアリーグ月間最優秀選手:1回(2017年8月,2019年3月)
プレミアリーグ得点王:1回(2018/19)
UEFAチャンピオンズリーグ ベストイレブン :(2018/19)
アフリカ年間最優秀選手賞(2019)〜クラブ〜
・レッドブル・ザルツブルク
オーストリア・ブンデスリーガ : 2013/14
オーストリア・カップ : 2013/14
・リヴァプールFC
UEFAチャンピオンズリーグ : 2018/19
UEFAスーパーカップ:2019
FIFAクラブワールドカップ:2019
プレミアリーグ : 2019/20

サディオ・マネの経歴

サディオ・マネの幼少期から今に至るまで!

幼少期・生い立ち・プロ入り前

マネは幼い頃からボールと一緒だった。村の周辺でボールを触る子供たちを見つけては一緒にサッカーをしていた。ストリートで培ったボール捌きが自分のサッカー原点だとマネは語る。マネのサッカーの才能は幼少期から健在で、誰もが口を揃えてマネの才能を讃えた。

そんな彼は自分の村を離れ、ダカールへトライアルを受けにいく決意をする。彼にとってダカールは多くのトライアルが開催されている魅力的な場所だった。しかしその魅力とは裏腹に村からダカールまでの距離は約800km。ただ幼い頃から努力家だったマネ少年は、サッカーへの熱い情熱を胸にダカールへ向かった。トライアルで貧しいマネ少年の服装を見たある男は、彼に場違いだと言い放った。ただマネのプレーを見たその男は、その類い稀なセンスに驚き彼に入団を勧めた。

アカデミーに入団を果たしたマネは以前にも増してサッカーにのめり込んだ。そしてアカデミー卒業後、フランスのFCメスでプロデビューを成し遂げた。

FCメス入団後も彼は成長し続けた。順調に出場機会を増やしていったマネはチームの攻撃の要となり、UEFAヨーロッパリーグ10連勝やオーストリア・ブンデスリーガとオーストリア・カップのダブル優勝に大きく貢献した。

サウサンプトンFC

2014年9月1日、イングランドのサウサンプトンFCと4年契約を締結。移籍金は当時のクラブ史上最高額である1500万ユーロ、日本円に換算すると約18億9300万円だ。同年の9月23日、フットボールリーグのアーセナルFC戦がデビュー戦だった。また2015年5月16日に行われたアストン・ヴィラFC戦では前半13分から16分の僅か3分間に3得点をマークし、プレミアリーグ最速ハットトリック記録を更新した。

サウサンプトン時代に同僚だった吉田麻也とは非常に良い関係だとマネは語っている。同チーム時代、彼らはいつも一緒だった。一緒に食事をし、トレーニングを行い、毎日電話もしていた。彼らは切磋琢磨し、高めあった良き戦友だった。

リヴァプールFC

2016年6月、マネはアフリカ人史上初となる3400万ポンド(日本円でおよそ48億9200万円)でリヴァプールに移籍。数々の名門クラブがマネの獲得に試みたが、彼はリヴァプールの手に渡った。クロップ監督は2012年からマネに注目していたと発言しており、4年越しの獲得となった。好調のそのまま2017年4月にはシーズン通算13ゴールの活躍を見せクラブ年間最優秀選手と同時に、プレミアリーグの年間ベスト11にも選出された。

2017-2018シーズンでも数多くの好成績を残した。同年2月15日に行われたCL決勝トーナメントFCポルト戦ではハットトリックを達成、チームは0-5で勝利した。準々決勝のマンチェスター・シティ戦。1stレグでゴールを決めたマネは2ndレグでも先制点を奪い勝利に大きく貢献した。同様にASローマ戦でも1stレグ、2ndレグ共にゴールを挙げ、リヴァプールは決勝に駒を進めた。決勝のレアル・マドリー戦では試合を振り出しに戻す1点を決めた。結果は1-3と惜しくもCL優勝を逃した。

次シーズンでは背番号を10に変更。このシーズンもマネの快進撃は止まらず、リーグ開幕戦であるウエストハム戦で2ゴールの活躍を見せ、チームを4-0での勝利に大きく貢献した。またリーグ最終節のウルヴァーハンプトン戦で2ゴールをマーク。この日ノーゴールだった同チームのモハメド・サラーに追いつき、彼らは共に得点王のタイトルを勝ち取った。CL決勝のトッテナム戦では開幕早々PKを獲得。これをサラーが流し込み先制に成功。結果チームは2-0で勝利し、CL優勝というビッグタイトルを手にした。

やはりこのリヴァプールの好調の背景にはフィルミノ、サラー、マネの驚異的な攻撃力がある。彼らは互いをプレーしやすい選手だと評価している。中でも2016年に移籍したマネについてクロップ監督は「彼がどれだけの勝利をリヴァプールのもたらしてくれたか表せない。常に彼の影響力に期待している」と絶賛のコメントを残している。

セネガル代表

2018年に開催されたロシアW杯で、マネの所属するセネガル代表は日本代表と対戦。セネガルは11分にマネの得点で先制するも、34分にMF乾のゴールで追いつかれた。74分にはDFムサ・ワゲがゴールを決めるも、FW本田に同点弾を決められ2-2の引き分けでゲームを終えた。このゲームについて後日マネは「勝てると思っていたが驚いた」とコメント。さらに日本代表について前向きでいいチームだと評価した。

サディオ・マネのプレースタイル・特徴

リヴァプールの10番を背負うサディオ・マネのプレーとは。

桁外れのスピードで相手DFを翻弄

サディオ・マネとえばその並外れた身体能力だろう。爆発的なスピードで相手DFを置き去りにする。また持ち前のスピードを活かし、タイミングを見計らって裏抜けや、細かいドリブルで相手を抜き去る。一度スピードに乗ってしまえば相手DFはついて行けず、そのまま得点というシーンをよく目にする。

驚異的な決定力の高さ

スピードを活かし裏抜けした後でも、冷静にゴールへ流し込む決定力の高さも持ち合わせている。これまでリヴァプールでは通算123試合に出場し59得点を挙げている。また個人では2018-2019プレミアリーグ得点王のタイトルも獲得しているため、マネの決定力の高さは非常に高いと言える。

オフザボールの動き

ボールに関与していない場面でもマネは気を抜かない。スピードがあることはもちろん、ポジショニングが非常に上手なため、ここぞというタイミングでボールを受け裏抜けすることが可能だ。

攻撃の起点を作らせない前線からの守備

マネは守備も怠らない。前線からきっちりプレスをかけることで簡単に展開させないようにしている。またリヴァプールはゲーゲンプレスという戦術を採用しているため、相手が攻撃の準備をしている段階でボールを奪い、一気に攻め切ることが可能だ。

得意のカットインでゴールを量産

マネはカットインを非常に得意としている。持ち前のスピードとドリブルスキルで、ガンガン中央に切り込みゴールを量産している。マネのスキルで相手DFは簡単に突破され、マークされていてもお構いなしにシュートコースを生み出してくれる。

サディオ・マネの今後について

サディオ・マネは、今後どのような活躍が期待できるのか。

リヴァプールでの今後の活躍

これまでリヴァプールの勝利に大きく貢献してきたマネ。今後もリヴァプールの絶対的なエースとしてゴールを量産し続けるだろう。ただ今後の改善点としてトラップが問題視されている。持ち前のスピードや決定力を最大限活かすにはトラップの正確さは切っても切り離せない。逆にトラップさえ改善できれば、今まで以上の活躍が見込める。

セネガル代表について

セネガル代表のキーマン、サディオ・マネ。右WGに君臨するマネだが、若手のウィンガーが近頃期待されているようだ。名前はイスマラ・サール。わずか18歳でセネガル代表に選出された期待の新星だ。サールは2019年のアフリカ・ネイションズカップではレギュラーとしてチームに貢献した。現在22歳と将来有望な人物であり、サールはセネガル代表の今後の勝敗の鍵を握る重要な選手だ。果たしてサールはマネのような世界的なWGになれるのか。

サディオ・マネ移籍の真相

マネの獲得にレアル・マドリーが本腰を入れているようだ。マネは現在リヴァプールと5年契約を結んでおり、2018年には契約延長があり2023年6月30日までリヴァプールに在籍することになっている。レアルはマネの獲得に1億5000万ユーロ(約187億円)を用意したという報道もされているように、マネの獲得には並々ならぬ力を入れている。ただ契約終了までおよそ2年あるため、しばらくはリヴァプールでマネの活躍を見届けられる。