リヴァプールMFチアゴ・アルカンタラの経歴・プレースタイルを解説

今回、取り上げる選手は、魅惑のテクニシャン、チアゴ・アルカンタラ。
リヴァプールに欧州王者バイエルン・ミュンヘンから移籍してきたワールドクラスの選手。
今回はスペイン代表でも10番を背負うチアゴ・アルカンタラを紹介します。

チアゴ・アルカンタラのプロフィール

 

生年月日 1991年4月11日
国籍 スペイン、ブラジル
出身 イタリア
身長 174㎝
体重 70㎏
利き足
ポジション MF
背番号 リバプール:7
スペイン代表:10
タイトル クラブ バルサ・バイエルン・リバプール
FIFAクラブワールドカップ3回
チャンピオンズリーグ3回
UEFAスーパーカップ3回
コパデルレイ2回
ポカール4回
個人:FIFA男子ワールドカップイレブン
ナショナル;スペイン
U17欧州選手権優勝
U21欧州選手権優勝2回

チアゴ・アルカンタラの経歴

チアゴ・アルカンタラの幼少期から今に至るまで!

幼少期・生い立ち

1994年ワールドカップ優勝メンバーブラジル代表マジーニョの息子として生まれる。

弟あのパリサンジェルマンに所属するラフィーニャです。

母親はバレーの選手だったとか,すごいアスリート一家です。

父親がセリエAのクラブチームでプレーしていた関係でBari生まれである。

5歳時にブラジルのフラメンゴの下部組織に入団する。

1996年にファミリーとともにスペインに移住してからはガリシア州にあるウレカというチームに加入していました。

それからブラジルに舞い戻るが、2004年に再びスペインにFCバルセロナの下部組織であるカデーテBに入団した。

バルセロナ

若き頃から「天才」と称されていたチアゴ・アルカンタラは、着々とカテゴリーを上げていき、入団から3年目でバルセロナBチームに昇格。

バルサBペップと出会う。愛弟子と表現されるのはこのためである。

2009年にグアルディオラ監督の下でトップチームに引き上げられる。

主戦場でバルサトップチームに参加するようになっていったのは2010/11シーズンのことで、グアルディオラ監督はチアゴを公式戦17試合で起用している。

ただしプレーすることが重要との観点から、途中からはルイス・エンリケ率いるBチームに専念し、クラブの最高成績である3位に貢献した。

そこから2011/12シーズンより、チアゴは正式にバルサのトップチームへと昇格。

奇しくもその年にはセスク・ファブレガスが加入したことで出場機会の減少も心配されたが(背番号4も譲った11番)、グアルディオラ監督はチアゴも重用し(45試合に出場)、二人の選手の共存が可能であることをみせつけました。

しかしティト・ビラノバがチームを指揮する2012/13シーズン、問題が発生する。

当時黄金期晩年であったイニエスタとシャビの牙城を崩せずチアゴの

プレイタイムが減り、出場数の率が60%に満たなくなっていた。

契約解除金が9,000万ユーロから1,800万ユーロに減額される出来事が発生。(どの選手もこの二人がいると。。。)

多くの試合に出たいチアゴの元に、グアルディオラが新しい監督となったバイエルンがオファー到着。

愛弟子を熱望したともいえます。

チャビとイニエスタ、セスクがいるバルサで先発になるのは困難と決定したチアゴはこれを受け入れ、ミュンヘンへと去ることになったのだった… (マンチェスター・ユナイテッド移籍目前でペップが介入し、逆転)。

もしかしたらマンチェスターユナイテッドであったかもしれない。

バイエルン

2013年7月グアルディオラ監督を追うようにバイエルンにむかうことになる。

恩師グアルディオラ率いるバイエルン・ミュンヘンに2017年までの4年契約、2500万ユーロの移籍金で加入した。

ちなみにユニフォームの背番号は6番です。

2013年7月のDFLスーパーカップ、ドルトムント戦でバイエルンでの初戦デビューを飾りっました。

8月のフランクフルト戦でブンデスリーガ初出場を記録。

2月にはフランクフルト戦では185回のタッチ数と159本のパス本数を成功を記録し、ブンデスリーガの新記録を打ち立てました。

2014-15シーズン、4月リーグ戦第27節のドルトムント戦で怪我から復帰を果たす。

4月には、チャンピオンズリーグ準々決勝FCポルト戦1stレグでゴールを決め、2ndレグの試合でも先制点を決め、バイエルンの逆転準決勝進出に大きく貢献をした。

2015年8月、2017年までの契約を2年間の契約延長となる2019年までの新たな4年契約を結んだ。

2017-18シーズン、11月23日に筋肉系の問題で離脱し、2018年2月のVfLヴォルフスブルク戦で復帰を果たす。

4月のチャンピオンズリーグ準々決勝セビージャ戦での1stレグでは得点を決め勝利に貢献した。

2018-19シーズン終了間際には恩師グアルディオラが獲得を希望しているとも報じられた]。2019-20シーズン、リヴァプールFCへの移籍が報道されている中、チャンピオンズリーグ決勝のパリ・サンジェルマンFC戦では先発出場して優勝に貢献。

シーズン終了後には再びリヴァプール入りの可能性が報じられた。

リヴァプール

当初、シティの恩師グアルディオラ監督が熱望とのうわさもあった。

チアゴ・アルカンタラは新しい挑戦でプレミアリーグのドイツ人監督クロップの影響もあったかもしれない。

2020年9月18日、昨年度欧州王者からプレミア王者リヴァプールに完全移籍した。

契約期間は4年。

背番号はバイエルン時代と同じ6番。

移籍金は推定2500万ポンド(約34億円)とされている。

9月20日、第2節のチェルシーFC戦では途中出場からデビューを果たし、パスを75本成功してリーグ新記録をいきなり出した。

リバプールにとって中盤の創造性は課題であった。

チアゴ・アルカンタラはそこの回答になるはずである。

プレミア王者には研究されて、守備ラインを引かれてくることが多くなるからである。

引かれた相手の攻撃のアイデア、創造性、ここを求められている。

しかし、10月17日のマージ―サイドダービーのエヴァ―トン戦の試合終盤にリシャルリソンから激しいタックルを喰らい、深手を負い離脱を強いられた。

コロナ陽性にもなり順応に苦戦中である。

スペイン代表

2008年にはUEFA U-17欧州選手権に出場して優勝した。

2010年にはフランスで行われたUEFA U-19欧州選手権に出場する。

しかし、決勝で惜しくもフランスに敗れた。

2011年フル代表に出生地のバーリで行われたイタリアでデビューする。

UEFA U-21欧州選手権に出場、決勝のスイス戦ではロングレンジのFKを決め優勝、マンオフザマッチに選ばれた。

2013年にはUEFA U-21欧州選手権に出場し、決勝戦でハットトリックを達成しスペインに優勝をもたらした。

2014年には怪我のため2014 FIFAワールドカップの出場を逃した。

2018年、2018 FIFAワールドカップグループリーグ2試合に出場した。

チアゴ・アルカンタラのプレースタイル・特徴

チアゴ・アルカンタラは、プレーの特徴に迫る!

ボールコントロール

チアゴのメインポジションは中盤です。

主に、インサイドハーフからボランチやアンカーをプレーしています。

サイドでもプレーできるためMFならチームの構成に応じてどこでもできるタレントです。

チアゴ・アルカンタラは、シャビとイニエスタを足したような選手とよく言われています。

この両者と同じカンテラ育ち、プレースタイルもバルサイズムが大いに感じられるからです。

またロナウジーニョのようなリフティングや足技に近いレベルにあるプレイをします。

ビルドアップ・長短のパス

チアゴはパス精度が非常に高いプレイヤーであるため、後ろからの組み立てには欠かせない選手です。

最終ラインからボールを受けて、長短のパスでも行けますし、寄せてこなければ自身のドリブルスキルでスルスル縦へぬけていけるのもよし、逆サイドへロングパスをしても良し、多彩な引き出しを持った選手です。

サイドチェンジの精度はいとも簡単に見えます。

彼のサイドチェンジは低い弾道で足元にピンポイントに来ます。

18-19シーズンのブンデスリーガでのパス成功率は約93%とリーグ4位。

チアゴのすごいのは攻撃的なパス(縦パス)もできてこの精度は異質の存在であることを示しています。

キープ能力

中盤の真ん中で大事なのはボールを取られないことです。

チアゴは抜群のボール扱いでマークが厳しい時でも安心に預けれます。

またチアゴはファーストタッチで相手をかわし、半身で前を向く能力に長けています。

もはや達人芸にも見えます。

あれほど滑らかに前に向く選手はそうそういません。

サッカーは前へ進むゲームですので、前を向いてプレーをするのは選択肢を広げます。

チアゴは前を向いた状態から、スルーパスも出せるしドリブルで持ち運ぶことができます。ミドルシュートも打てます。

相手からしたらゴールに迫ってくるため、嫌な選手なのは間違いありません

守備

中盤の底で攻撃のコントロールをするチアゴは、チームがボールを奪われたあとにはすぐに対処をする必要があるポジションの選手です。

174センチと小柄なチアゴは、身体を当てにいくショルダータックルというよりスライディングで勝負にいくことが多い印象があります。

感覚で相手のスキをついてボールを先に触るスタイルです。

チアゴはスライディングなどボールの奪い合いにおいて、守備でも球際でハードに戦える選手です。

接触プレーを恐れないため、アンカーの位置にいると心強い。

しかし、その反面怪我をしやすいです。

逃げないプレースタイルはマージサイドダービーでリシャルソンの危険タックルを受けた時にも感じました。

バイエルンではチアゴがいると点を取らないというくらい守備の意識もある選手です。

感性

試合を見ているとチアゴは独特の感性をしています。

半身のままノールックでパスをしたし、体と逆の方向にパスをしたりします。

これはバルサ時代からはもちろん、ブラジルの血もあるといえます。(スペイン代表ですが)

すべてにおいて独特なリズムなので彼の感性を楽しんでください。

チアゴ・アルカンタラの今後について

チアゴ・アルカンタラにどのような活躍が期待できるのか。

リヴァプールに関して

チアゴはバイエルンに7年間いました。

昨シーズンはほぼすべてのタイトルをバイエルンが獲得しました。

そこで、彼は新しい挑戦をしたくなったと答えています。

それがプレミアリーグであったんだと思います。

しかし、グアルディオラ監督率いるシティを選ばなかったのは少し意外でした。

ドイツ人監督クロップはグアルディオラ監督とはまたベクトルの違う最高峰の監督であることが影響したのでしょう。

完成されたチアゴアルカンタラからより先に進むためにリバプールに来たんだと思います。

29歳にしても新しい挑戦ができるチアゴはメンタルも素敵です。

スペイン代表に関して

彼はスペイン代表としてアンダーカテゴリーで素晴らしい成績を残してきました。

今はスペイン代表の10番を背負う中心的な選手の一人であるといえます。

しかし怪我等でスペイン代表として大きな活躍はクラブチームと比べるとそうではありません、

EURO2016年は怪我で出場はできませんでした。

今回のEURO2020は円熟を増してスペイン代表として参加する予定でした。

コロナの影響で1年延期することになりました。

10番としてスペインのタクトをふるうチアゴがみられるかもしれません。

移籍の噂に関して

チアゴ・アルカンタラはリバプールに4年契約で加入しました。移籍のうわさはさすがに噂になります。

バルセロナに復帰したいという選択肢はやはりあると思います。しかし、現状可能性は非常に低いでしょう。