欧州屈指の点取り屋!エディソン・カバーニ徹底解剖

移籍期限最終日、ユナイテッドは一気に5人の獲得を発表した。その中の1人が今回の主役であるエディソン・カバーニとなる。

エディソン・カバーニ33歳。もう33歳か、まだ33歳か。

ナポリで頭角を現しヨーロッパ有数のストライカーの仲間入りを果たす。

ビッグクラブが注目する中、当時豊富な資金を武器に強化を始めたばかりのパリ・サンジェルマンへ。

クラブ通算200ゴールという大記録を残し退団。そしてユナイテッドへ。

今回は赤い悪魔のベテランストライカー、エディソン・カバーニのプレースタイルから歩んできたキャリアまでを追いかける。

カバーニのプレースタイル

生粋のストライカー、背番号「9」の代名詞的存在だろう。
ただし、コンビを組むFWによっては黒子役に徹する貢献ぶりも目立つ。
見た目から前でどっしり構えるタイプに見えるが、実際は細かなスペースをドリブルで突破できFKも決めることができる万能タイプだ。
何より突筆すべきはシュート技術だろう。ワンタッチトラップからのシュート、ダイレクトボレー、狭い角度から決めることができる、ヘディングでの得点も多い。
前を向けばどこからでも決めることができるFWだ。
11-12シーズンから18-19シーズンまで8シーズン連続で公式戦20ゴール以上を決めている。
まさにDF泣かせのFWだ。
さらに守備の献身性も伴う。生粋のセンターFWは守備はしないイメージだが、ピンチの時には全速力で自陣に戻る姿も。
数々のゴールを生んできたストライカーは、ユナイテッドでは基本マルシャル・ラッシュフォードのバックアッパー、若手ストライカーのお手本といった役目を担う。
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地元ウルグアイでプロデビュー

エディソン・カバーニは地元ウルグアイのダヌービオというクラブでキャリアをスタートさせた。19歳でのデビューシーズンでいきなりレギュラーとして13得点を記録。
この頃から抜群の決定力を誇っていた。
このカバーニをヨーロッパのクラブが放っておくわけがなく、イタリアで行われたトーナメント戦に出場した際にはインテルの目に叶い獲得しようと試みた。
しかし、移籍金50万ユーロが高いと判断されインテル移籍は実現することはなかった。
引き続きヨーロッパのクラブから注目され続けていたカバーニは、2007年1月冬の移籍市場最終日にパレルモへ移籍することとなる。
この時の移籍金は450万ユーロ。獲得を争ったチームには、ユベントス・レアル・ミランといったビッグクラブも含まれていた。
いよいよストライカーカバーニの欧州デビューとなる。
頭角を現したパレルモ時代
パレルモでのデビュー戦となった対フィオレンティーナとの一線でいきなりゴールを決める。
しかもデビューゴールは、ペナルティエリア外からのボレーシュートであったため、「ファンバステンの再来」とまで言われるようになった。
その後なりを潜めていたカバーニに転機が訪れる。
08-09シーズン、アマウリの移籍にともないセンターFWに定着すると、リーグ戦14ゴールの活躍をみせた。
翌09-10シーズンも15ゴールをあげてゴールハンターとしての地位を確立。
この活躍を機にナポリへレンタル移籍(買取オプション付)を果たす。
さらにこの年は南アフリカW杯でも、フォルラン・スアレスとの世界最強FW陣として6試合1ゴール1アシストの活躍。チームもベスト4入りを果たした。
06-07 07-08 08-09 09-10
出場試合 7 33 35 37
ゴール 2 5 14 15
アシスト 0 0 0 1
出場時間(分) 454 1,772 3,064 2,863
ゴール関与 227 354 219 179
※ゴール関与・・・出場時間/(ゴール+アシスト)
 どれだけの時間でゴールに直結するプレーを見せているか。
 短ければ短いほど出場時間あたりのゴール直結プレーが多いことになる。

ヨーロッパ屈指のストライカーへ成長したナポリ時代

ナポリ加入直後からゴールを量産。3シーズン連続での公式戦30ゴール越えという驚異的な数字を残す。12-13シーズンには初のセリエA得点王にも輝いている。
12-13シーズンに至ってはゴール関与が89分/GAとなっており、1試合に1度はゴール・アシストに絡むプレーを見せていた。>これだけのストライカーならビッグクラブが注目するのも当然の結果であった。ただし6,300万ユーロという超高額な移籍金を払えるクラブは限られており、金満クラブとなったパリ・サンジェルマンへ6,300万ユーロ(81億円)で移籍。現在世界移籍金ランキングでは41位相当の金額となっている。
10-11 11-12 12-13
出場試合 47 48 43
ゴール 33 33 38
アシスト 6 6 3
出場時間 3,831 4,065 3,653
ゴール関与 98 104 89

パリ・サンジェルマンのレジェンドへ

パリ・サンジェルマンでも得点力はさびつくことはなかった。
14-15、15-16シーズンはイブラヒモビッチが君臨したためサイドでのプレーに徹した中でも20ゴール以上を決める決定力。
何よりイブラヒモビッチが去った後はシーズン40ゴール以上を決めている。
イブラヒモビッチが去った後3シーズンのゴール関与は90分/GAを切っており、1試合に1度以上ゴールに関与している。
パリ・サンジェルマン通算200ゴールを決めパリのレジェンドとなった。

いざプレミア・ユナイテッドへ

19-20シーズンを最後にパリとの契約満了により所属クラブなしの状態が続いた。
その後は、アトレティコ・バイエルンなどが移籍先の候補として取り上げられるが契約には至らず。
ただ10月に入ってからカバーニの周りがざわついてくる。「ユナイテッド移籍が近づいている」と
の情報が連日報道されるようになったからだ、
そして移籍期限最終日、ユナイテッド移籍が正式に発表される。
カバーニにとっては初のプレミア挑戦となる。
ユナイテッドは頼れる控えFWを獲得するのに実績あるベテランFW選手を獲得してきた経緯がある。
ラーションに始まり、イブラヒモビッチ(控えではなくレギュラー)。
両選手はユナイテッドで大いに活躍して去っていった。
カバーニに期待されるのはラーションと同じ働きか。
短時間でも結果を出す抜群の決定力、CL含む4大会に対応するためのローテンション制度の一役、若手のお手本。
早速ユナイテッドでのデビューも飾りゴールも決めている。
ヨーロッパ屈指の実力者がユナイテッドでも輝けるか。
今後のシーズンが楽しみでならない。

まとめ

ここまでゴールを量産した選手は世界を見渡しても一握りだろう。コロナ時代、引退も引退も考えたというが、ユナイテッドプレーする選択をしたことは何より嬉しい。
再びあの激しく美しいゴール前でのプレーとゴールパフォーマンスが見られる。
ユナイテッドのスーパーサブとして途中出場からでも抜群のゴール決定力を見せつけてくれるか。
シーズンは始まったばかりだが、シーズン終了後ユナイテッドにタイトルをもたらすのは、カバーニの決定力になっているかもしれない。