プレミアに返り咲く世界最高のスピードスター・ベイルを解説

ガレス・ベイルといえば、サッカーファンであれば誰もが知っている選手です。プレミアリーグやラリーガ、EURO(ユーロ)など数々の大会でダイナミックなプレーを見せてくれました。そんなベイルですが、その派手なプレースタイルが理由で、これまで何度も怪我をしてきました。彼のキャリアは決して成功ばかりではありません。今回は、プレースタイルをスタッツとともに解説し、ベイルがどのようにして世界最高のプレイヤーの仲間入りを果たしたのかについて迫っていきます。

ガレス・ベイル プロフィール

ベイルが16歳のとき、バーミンガム・シティにてクラブ史上2番目の早さでプロデビューを果たしました。その翌年の2007年、争奪戦の末トッテナムへの移籍が決まります。しかし、その年右足の靭帯に大怪我を負ってしまいます。その後、なかなか試合に出場できない日々が続きましたが、2010年のアーセナル戦で復活のゴールをあげます。そこからはプレミアやCLで大活躍をし、2013年当時の史上最高額8,600万ポンドで、レアル・マドリードに移籍をします。ロナウドやベンゼマらと、チャンピオンズリーグ3連覇など数々の記録を打ち立てました。
彼の強みは、何といってもスピードでしょう。その異次元のスピードで相手のディフェンスを何度も崩壊させています。オープンスペースを走らせたら敵なしです。

スピードスター・ベイルが覚醒した夜

彼のプレースタイルを語る上で、この試合の説明は欠かせません。2010年、チャンピオンズリーグのインテル戦です。試合自体は3-4でトッテナムが敗れてしまいますが、ベイルの活躍は世界に衝撃を与えました。
慣れない大舞台で浮き足立ってしまったトッテナムは、前半を終えて0-4と絶望的な状況でした。しかし、ベイルの後半のプレーはまさに異次元です。左サイドを一人でぶち抜き、ハットトリックを達成。世界最高の右サイドバック、マイコンに対しても圧倒的なスピードを見せつけました。当時のインテルといえば、世界最高のチーム。そのインテルからのハットトリックは、あまりにも衝撃的でした。
 

キャリア通算-スタッツ

キャリア通算 ガレス・ベイル
出場数 452
ゴール 160
アシスト 91
イエローカード 52
レッドカード 3
 ベイルは怪我をしながらも通算で452試合に出場。合計160ものゴールを奪っています。レアル時代にはアンチェロッティやジダンなどの名将の下で試合に出場し続け、数々のスーパーゴールを決めました。
ベイルのキャリアで印象に残るのは、ジダン政権下でのチャンピオンズリーグ3連覇でしょう。決勝という大舞台にも関わらず、ゴールやアシストを決めて大活躍をしています。
ジダン監督といえばペップやクロップとは違い、非常にシンプルな戦術を使うことで有名です。当時のベイルは自己中心的なプレーを繰り返し、献身性の低さを指摘されていました。それゆえ、高度な戦術や守備を要求されなかったこともベイルが活躍できた要因ではないでしょうか。

キャリアハイ-スタッツ

リーガエスパニョーラ15/16 ガレス・ベイル
出場試合 23試合
出場時間(分) 1,741分
ゴール 19
アシスト 10
ゴール/90分毎 0.98
アシスト/90分毎 0.52
イエローカード 2
レッドカード 0
 このシーズンは出場23試合にも関わらず19ゴールをあげ、ロナウドやグリーズマンとともにUEFA欧州最優秀選手賞の最終候補に選出されています。ベイルのプレースタイルといえば爆発的なスピードですが、実はキックの精度も高いです。カットインしてからの左足のミドルシュートは非常に強烈で、コースがあればどんどん狙います。また、右足でのクロスも上手いです。そのため、アシストも10個記録しています。ベイルと対峙するときは左足を切りがちですが、右足も扱えるので対応が難しいです。
逆にベイルの弱点は、複雑な守備が苦手なことです。単純にウイングとしてサイドバックについていくなどの守備はできます。しかし、スペースを埋めたり、パスコースを切ったりする守備は苦手です。このことから、ウェールズ代表のような王様になれるチームでシンプルな役割を任されることで、より力を発揮します。

スピードスター・ベイルはプレミアで完全復活なるか

ここまで、ベイルのプレースタイルを解説してきました。2020年にトッテナムに復帰したベイルは、果たして群雄割拠のプレミアで復活できるでしょうか。その鍵を握るのはモウリーニョでしょう。モウリーニョといえば、堅守速攻を好む監督です。ベイルが加入しても今まで通りのスタイルを貫くのか、それともトップで使うなどしてまた違うサッカーを見せるのか、今シーズンもプレミアからは目が離せませんね。

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