マンチェスターシティGKエデルソン・モラレスの経歴・プレースタイルを解説

エデルソン・モラレスはパントキックのギネス記録保持者です。75.35mもの飛距離を叩き出すキックはもはや彼の代名詞となりました。そして彼にとってペップ・グアルディオラが描くサッカーに適合するための時間は必要なかったようです。GKとしての基本スキルは勿論、世界一の飛距離を叩き出す大砲のようなキック、ショートパスなど十分すぎるほどの能力を持っています。19/20シーズンのスタッツを参考に、エデルソン・モラレスのプレースタイルに迫っていきます。

(※本記事におけるスタッツは19/20プレミアリーグ29節終了時点のものを参照しています。)

エデルソン・モラレスのプロフィール

名前 エデルソン・モラレス
生年月日 1993年8月17日(年齢26歳)
国籍 ブラジル
身長 188 cm
体重 89 kg
背番号 31
ポジション GK
前所属 ベンフィカ
推定市場価値 約64億円
ポルトガルのベンフィカから移籍してきた彼の移籍金は4000万ユーロ(約50億円)。これは歴代のGK移籍金2位の記録をたたき出したエデルソン。
(ちなみに1位はパルマからユベントスに移籍したブッフォンの5,300万ユーロです。)
ユース時代もベンフィカで過ごし、ヨーロッパのサッカーにいち早く触れていたことは大きなアドバンテージでしょう。
持ち前のキック技術を武器に一気にチームに適合したエデルソン・モラレスはすぐに正GKの座に定着。推定市場価値は2020年5月現在で約64億円と移籍金を大きく上回る評価を叩き出しています。
エデルソン・モラレスの全体・攻撃スタッツ、プレースタイル
エデルソン・モラレス
出場数 25
クリーンシート 9
セーブ数 50
イエローカード 3
レッドカード 1
パス本数/1試合 22.6
パス成功率 86.5%
タッチ数/1試合 31.2
出場は25試合。累積と怪我で全試合出場とはなっておりませんが、クリーンシート9としっかり結果を残しています。
パス成功率も同類の現代型GKアリソン・ベッカー(リヴァプール)と比較すると、アリソン 84.2%に対しエデルソン 86.5%と精度の高さでは上回るスタッツです。パス本数、タッチ本数もアリソンと数本程度の差しかありません。
https://magazine.sports-crown.com/kaigai-football/1391/

エデルソン・モラレスの守備・GKスタッツ、プレースタイル

エデルソン・モラレス
失点/1試合 1.0
クリア数 2.0
セービング率 67.5%
パンチング 0.28
ハイボール処理 0.4
スイーパークリア 0.52
スローイング 4.9
19/20シーズンのエデルソンのセーブ率は67.5%でしたが、昨年度は71.6%でした。昨対比ではやや劣ってはいますが、いずれにせよアリソンやデ・ヘア、今季頭角を表してきたディーン・ヘンダーソンらよりはビハインドを取ります。
この基本的なGKスタッツがエデルソンの課題でしょう。
一方で、スイーパークリア、スローイングはプレミアリーグの他チームGKと比較しても1位のスタッツであることから、高い位置でGKよりもフィールドプレーヤーとしてプレーしていること、ビルドアップ意識は人一倍であることが分かりました。

エデルソン・モラレスとアリソン・ベッカーは永遠のライバルに

現代型のGKとして申し分のない成績を残し、18/19シーズンにはタイトルも獲得したエデルソン・モラレス。
左利きという希少性も持ち合わせ、キックや攻撃においては世界最高と称して良いでしょう。
しかしながら彼の前には、アリソン・ベッカーが永遠のライバルとして立ちはだかります。
プレミアリーグでは、リヴァプールとマンチェスター・シティで優勝を争い、セレソンという夢と責任が世界一大きいチームでは正GKとして争います。
年齢も近いことから彼らは今後のキャリアを一生ライバル関係で続けていくのでしょう。今はアリソンの方が評価が高いですが、エデルソンが追従する形が続くのか、それとも逆転するのか、彼らの世界一の切磋琢磨からはこれからも目が離せません。
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