【プレースタイル徹底解説】ドミニク・キャルバート=ルーウィン

バーディー(レスター)、オーバメヤン(アーセナル)、サラー(リヴァプール)、アグエロ(マンチェスター・シティ)らが名を連ねる19/20シーズンプレミアリーグ得点ランキング。リーグが誇る名ストライカーたちに食らいつく若武者を2人見つけました。タミー・エイブラハムとドミニク・キャルバート=ルーウィンです。どちらも国籍はイングランドの20代前半、期待の若手ストライカーです。キャルバート=ルーウィンのプレースタイルをスタッツをもとに解説しながら、ブレイクの秘密に迫っていきたいと思います。

 ドミニク・キャルバート=ルーウィンのプロフィール

名前 ドミニク・キャルバート=ルーウィン
生年月日 1997年3月16日(23歳)
国籍 イングランド
身長 187 cm
体重 71 kg
背番号 9
ポジション FW
前所属チーム シェフィールド・ユナイテッド
推定市場価値 約27億円
シェフィールド・ユナイテッドのユース上がりのキャルバート=ルーウィンは、ステイリブリッジ、ノーサンプトンへのレンタル移籍を経て、2016年にエヴァートンへ移籍しました。
187cmという高さが特徴のNo.9のエヴァートンでの基本的役割はフィニッシャーです。市場価値は約27億円と昨シーズンからぐぐっと評価を高めています。では19/20シーズンのスタッツを見ていきましょう。

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ドミニク・キャルバート=ルーウィン-全体スタッツ

プレミアリーグ 19/20 キャルバート=ルーウィン
出場 27
ゴール 13
アシスト 1
イエローカード 7
レッドカード 0
29試合中27試合出場とコンディション安定度は高い選手です。ゴール数は13と前述したようにプレミアリーグ暫定8位の成績です。イエローカードは7枚と多く、まだまだ若さが目立つ部分もあります。累積がなければ全試合出場できていたかもしれません。

ドミニク・キャルバート=ルーウィン-攻撃スタッツ

プレミアリーグ 19/20 キャルバート=ルーウィン
シュート/1試合 2.4
枠内シュート/1試合 1.1
ポストヒット 1
ビックチャンスでのゴール 10
ビックチャンスでのミス 14
ビックチャンス創出 1
パス/1試合 15.0
パス成功率 64.2%
タッチ/1試合 28.2
クロス/1試合 0.6
ボールロスト/1試合 0.6
キーパス/1試合 0.5
ドリブル/1試合 0.4
被ファウル/1試合 1.3
特筆すべきスタッツはビックチャンスでのゴール数:10、並びにビックチャンスでのミス数:14です。ゴール数は13ですから、奪ったゴールの殆どがビックチャンスでのゴールです。リーチの長さを活かしたヘディング、足によるワンタッチゴールが多く、長所を活かした点の取り方をします。またビックチャンスでのミスも良いように解釈すると、ポジションニングにも優れているという証拠とも言えます。ボールが来るところを嗅ぎつけてそこにいるという行為はストライカーとして重要な資質です。
2トップの相方、リシャルリソンとの相性も良く、キャルバート=ルーウィンがポストプレー時はシャドーストライカーとリシャルリソンを活かすようなプレーも見せます。
 

ドミニク・キャルバート=ルーウィン-守備スタッツ

プレミアリーグ 19/20 キャルバート=ルーウィン
失点 1.30
シュートブロック/1試合 0.07
インターセプト/1試合 0.15
タックル/1試合 0.19
クリア数/1試合 0.89
空中戦勝利 4.93
失点に直結したミス/1試合 0.00
ファウル/1試合 1.48

イエローカードの枚数の多さはファウルの多さと概ね比例します。FWながら1試合1.5という数字はやはり多く、荒削りな部分も感じます。

しかし空中戦勝利数は抜群のスタッツを残しています。身長があるだけで空中戦が強いとは限りません。バスケットのリバウンドと同様、ポジション取り、飛ぶタイミングなど複合的な要素が重なりあって空中戦の勝敗は決まります。そういった意味では守備においても彼は自身の長所である身長とポジショニングが活かしています。

イングランド代表エースの座をかけたレースに食い込めるか?

ユース世代ではイングランド代表に選出されているキャルバート=ルーウィンですが、まだA代表での選出経験はありません。

エースの座はハリー・ケインが座っていますが、タミー・エイブラハムと同様にチャンスはあります。

アンチェロッティ監督からの信頼も厚いキャルバート=ルーウィンが代表選考レースに食い込む日は近いうちに来ることでしょう。