【プレースタイル徹底解説】ディーン・ヘンダーソン、プレミア看板GKとなるか

19/20シーズン、最も失点が少ない堅守のチームはリヴァプールです。アリソン、ファン・ダイクを中心に組織的なディフェンスには年を重ねる毎に磨きがかかっていきます。次いでに失点数が少ないチームはシェフィールド・ユナイテッドです。リヴァプールが21に対して、シェフィールド25。シェフィールド・ユナイテッドでゴールマウスを守るのが若干23歳のディーン・ヘンダーソンです。19/20シーズンでブレイクし評価がうなぎのぼりの彼のプレースタイルに迫っていきます。

(※本記事におけるスタッツは19/20プレミアリーグ29節終了時点のものを参照しています。)

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ディーン・ヘンダーソンのプロフィール

名前 ディーン・ヘンダーソン
生年月日 1997年3月12日(年齢23歳)
国籍 イングランド
身長 188 cm
体重 85 kg
背番号 1
ポジション GK
前所属 マンチェスター・ユナイテッド
推定市場価値 約16億円
マンチェスター・ユナイテッドのユースで育ったディーンヘンダーソンは、イングランド国内でレンタル移籍を重ねながら育ってきました。ストックポートカウンティ、グリムズビー・タウンFC、シュルーズベリーと5部、4部、3部とステップアップを重ね、2018年に1部のシェフィールド・ユナイテッドにレンタル移籍しました。
マンチェスター・ユナイテッドのフロントとしては、トップチームのGKにはダビド・デ・ヘアが君臨しているため、しばらく出番はなさそうだなと判断した結果でのレンタルでしょうが、19/20シーズンの活躍を見ているとデヘア正GKの座も脅かす存在になりそうです。
それでは彼のGKとしてのプレースタイルに迫っていきましょう。

ディーンヘンダーソンの全体・攻撃スタッツ

ディーン・ヘンダーソン
出場数 27
クリーンシート 10
セーブ数 70
イエローカード 2
レッドカード 0
パス本数 695(25.7)
パス成功率 35.2%
タッチ数 896(33.1)
19/20シーズンのディーン・ヘンダーソンは、ほぼ全試合出場と疑いの余地がなくチームの守備の要です。クリーンシートは10試合とプレミアリーグランキングで暫定3位であり、このクリーンシート数がディーン・ヘンダーソンの評価を高めた一つの要因です。

パス成功率の低さが目立ちますが、シェフィールド・ユナイテッドがロングボール主体のチームであることから、GKからはショートパスによるビルドアップよりもロングボールが選択されるという攻撃スタイルに起因していると考えて良いでしょう。

ディーン・ヘンダーソンの守備・GKスタッツ

ディーン・ヘンダーソン
失点 22
クリア数 21
失点に直結したミス 1
セービング率 76.0%
PKセーブ 1
パンチング 11
ハイボール処理 16
スイーパークリア 5
スローイング 79
25試合出場で22失点。彼が出場した試合だけを切り取って考えると、リヴァプールの失点21とほぼ差がありません。鉄壁の壁としてゴールマウスを守っています。
セービング率ランキングはプレミアリーグ全体でアリソン・ベッカーに次いでリーグ2位の記録を残してます。
彼の一番の強みはセービングでしょう。しなやかな身のこなしから伸びてくる手足は、シュートを打つ気を削ぐほどの驚きを与えます。その他のGKスタッツもプレミアリーグでもトップクラスであり、今シーズンのスタッツだけを見るとダビド・デ・ヘアを上回る活躍を魅せています。

攻撃スタッツとの総合スタッツで判断すると、古典的な守備的GKであり、堅守速攻のチームスタイルのチームではフィットしやすいGKです。

来季はユナイテッド復帰?はたまた他ビッククラブか?そしてイングランド代表定着へ

19/20シーズンの活躍で、ディーン・ヘンダーソンはGKとしての評価を上げました。マンチェスター・ユナイテッドだけに拘らず、他ビッククラブも黙ってはいません。ユナイテッドはこのまま彼をレンタルし続けるのでしょうか、それとも移籍金次第では手放すことを考えているのでしょうか。

U21世代では、イングランド代表にも選出されていますし、2019年にはEURO予選でA代表に初招集されました。
イングランド代表GKは、トム・ヒートン(アストン・ビラ)、ジョーダン・ピックフォード(エヴァートン)らが名を連ねますが、彼らを上回る活躍とゴールマウス前に佇む姿には大器、貫禄を感じさせます。
課題のビルドアップやキックに磨きがかかればイングランド代表定着もそう遠くない未来に訪れるでしょうし、プレミアリーグ看板GKとなる日も待ち遠しく感じます。