2019年シーズンはチームトップとなる13得点を決め、名実共にコンサドーレ札幌のエースとなった鈴木武蔵選手。
将来を期待されながらもなかなか活躍出来なかったこれまでの道のりや、プレースタイルなどを解説します!
目次
鈴木武蔵選手の基本情報(コンサドーレ札幌所属時)
名前 | 鈴木武蔵 |
国籍 | 日本 |
生年月日 | 1994年2月11日 |
ポジション | FW |
背番号 | 9 |
現在籍チーム | 北海道コンサドーレ札幌 |
ジャマイカ人の父と日本人の母を持つハーフで、群馬県出身。身長は186cmと大柄で、日本人ではあまり見られない大型のストライカーです。
若手時代は中々芽が出なかった鈴木武蔵選手
桐生第一高等学校は抜群の身体能力を生かして活躍。全国大会では初戦でハットトリックを達成し、大会優秀選手に選ばれたり、FIFA U-17ワールドカップの日本代表にも選出されるなど、早くからその才能を発揮していました。
こうして鳴り物入りでアルビレックスに新潟に入団し、プロサッカー選手としての第一歩を踏み出しますが、ここからは苦しい若手時代を過ごします。
1年目は、ヤマザキナビスコカップでプロ初得点を記録しましたが、リーグ戦では得点なし。2年目には開幕直後に怪我で離脱。復帰直後の13節川崎フロンターレ戦でJリーグ初ゴールを決めましたが、シーズントータルでは15試合に出場して2ゴールと物足りない成績でシーズンを終えました。
その後、2015年には水戸ホーリーホックへ、2017年には松本山雅FCへレンタル移籍しましたが、なかなか結果を残すことは出来ず。
2016年にはU-23日本代表に選ばれ、リオ五輪ではゴールも決めるものの、リーグ戦では毎年コンスタントに出場機会が与えられながら、シーズン最多ゴールは2014年に記録した3ゴールと、物足りない成績を残すシーズンが続きました。
鈴木武蔵選手覚醒のきっかけとなった長崎への移籍
そんな鈴木武蔵選手が覚醒するきっかけとなったのが2018年のV・ファーレン長崎への移籍でした。現役時代に鈴木武蔵選手と同じようなタイプの大型FWとして活躍した高木琢也監督の指導や、チームの戦術にピタリをハマり、才能が開花。
26節の名古屋グランパス戦では自身初のハットトリックを達成したりと、29試合に出場して11ゴール。自身のシーズン最多ゴールを更新するのみならず、二桁ゴールも達成。大きな飛躍の年となります。
そしてシーズン後には北海道コンサドーレ札幌に移籍。移籍初年度からチームにフィットし、リーグ戦33試合で13ゴールと、2年連続で自信の最多ゴール記録を更新する大活躍。チーム内得点王だけではなく、リーグ全体でも小林悠(川崎フロンターレ)、ダビド・ビジャ(ヴィッセル神戸)と並ぶ5位のゴール数を記録し、一気にJリーグ屈指のFWに成長しました。
鈴木武蔵選手のプレースタイルは?
鈴木武蔵選手の一番の特徴はその圧倒的な身体能力を生かしたプレーです。特にスピードはJリーグでも屈指で、そのスピードを生かしてDFの裏に抜け出し決めるゴールが多いです。また、高さもあるので、クロスに競り勝って頭で決めるシーンも多く、ゴールパターンが多彩です。
長崎に移籍する前は、足元の技術やシュート精度が大きな課題で、チャンスは作り出すものの決めきれない…というシーンが多かったのですが、ここ数年は一変。ゴール前の精度が高くなっているだけではなく、逆足の精度も向上。ますます脅威のストライカーへと成長しています。
特に鈴木武蔵選手の良さが現れたのが2019年シーズンの16節のサガン鳥栖戦。チャナティップ選手の独走に持ち前のスピードで追いつきパスを受けると、前にいたDFを交わして左足でゴール。80分台になってもスピードが落ちないスタミナと、逆足でも落ちないシュート精度が際立ったシーンでした。
日本代表の新エースへ!
元々世代別の代表には選ばれていましたが、A代表に選ばれたのは2019年。コロンビア戦でスタメン出場を果たしました。その試合ではゴールを決めることが出来ませんでしたが、12月のE-1選手権では待望の初ゴール。国内組主体ながら、アピールに成功しています。
現在の日本代表の1トップには大迫選手が君臨していますが、鈴木武蔵選手のような大柄でかつスピードもあるタイプは現在の日本代表にはいないタイプなので、スーパーサブ的な立ち位置でも重宝される存在です。
2年後のカタールW杯では28歳と脂が乗っている時期でもあり、日本を背負うストライカーと成長して、世界の舞台で大活躍して欲しいものです。
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