香川真司ともう一人の天才。山田直輝の経歴・プレースタイルを解説

育成年代から世代別日本代表の常連でU17ワールドカップに背番号10番を着けて出場しA代表に20歳で選出され、初出場の試合で本田圭佑へのアシストを決めるなどいきなり活躍。浦和レッズユースの最高傑作とも称された山田直輝選手は、大怪我をして以降、浦和レッズで活躍することはできず、湘南ベルマーレに活躍の場を移し今年30歳となります。いつか若手時代の才能が開花するのではというサポーターの期待を受けながら、湘南ベルマーレで活躍を誓います。そんな山田直輝選手のプレースタイルをまとめてみましたので最後までご覧ください。

山田直樹のプロフィール

生年月日 1990年7月4日
国籍 日本
出身 埼玉県浦和市
身長 168㎝
体重 66㎏
利き足
ポジション MF
背番号 湘南ベルマーレ:10
タイトル ・FC浦和
全日本少年サッカー大会:1回(2002年)
浦和レッズジュニアユース
高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会:1回(2005年)
日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会:1回(2005年)
・浦和レッズユース
高円宮杯全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会:1回(2008年)
・湘南ベルマーレ
J2リーグ:1回(2017年)
・浦和レッズ
天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会:1回(2018年)
・代表
AFC U-17選手権:1回(2006年)
・個人
高円宮杯全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会 得点王:1回(2008年)

山田直樹の経歴

香川真司選手と比較されるほどの逸材だった山田直輝選手のこれまでのキャリアについて振り返っていきます。

浦和レッズユース黄金世代

広島県生まれ埼玉県育ち。 小学生の頃は北浦和サッカー少年団に在籍。小学校6年時に選抜チームであるFC浦和で全日本少年サッカー大会で優勝。中高生年代では、ジュニアユース、ユースと浦和レッズのアカデミーに所属。ジュニアユース時の2005年には、高円宮杯U-15で優勝。ユースでも、10月13日、高円宮杯第19回全日本ユースサッカー選手権 (U-18)大会決勝の対名古屋グランパスU-18戦にてハットトリックを達成し優勝に貢献(試合は9-1で浦和が勝利)。自身も同大会で8得点を挙げ、得点王となった。

浦和レッズユース黄金世代の司令塔であり、1学年下には原口元気選手がいました。

怪我で活躍できなかった浦和レッズ

2008年4月に、2種登録選手としてトップチーム登録。4月26日、対京都サンガF.C.戦で後半35分から途中出場。17歳9ヶ月22日でJリーグデビューを果たした。2009年、レッズユース同期の高橋峻希、濱田水輝、永田拓也とともにトップ昇格。4人が昇格する当たり年となりました。3月14日、J1第2節FC東京戦に後半33分から途中出場し、ポンテの得点をアシスト。プロ入り初アシストを記録。4月29日、対清水エスパルス戦で後半29分、プロ初得点。

チームの主力へと期待された2010年は代表活動の影響で怪我をしてシーズンを棒に振り、2011年、夏に怪我から復帰して以降もゼリコ・ペトロビッチ監督に不慣れな右サイドでのプレーを命じられたり、戦術上の問題で本領を発揮することが出来ず、監督がユース時代の恩師堀孝史に交代後はレギュラーに固定され、チームのJ1残留に貢献。2012年、ナビスコカップ対ベガルタ仙台戦において試合中接触し、左膝前十字靭帯を損傷。全治約6ヶ月と診断されました。

湘南ベルマーレへ期限付き移籍

2015年、湘南ベルマーレへ1年間の期限付き移籍。5月20日、ナビスコカップ第5節の松本山雅FCで移籍後初得点。2016年9月22日、天皇杯の3回戦ではプロ初となる1試合2得点を決めて怪我から復活をアピールした。2016年11月3日、2ndステージ第17節の名古屋グランパスエイト戦では先発出場し、2得点をあげる活躍で意地を見せシーズン終了後、期限付き移籍を1年契約を延長した。2017年J2の39試合に出場して5得点。怪我無く1シーズン通して活躍できたのはキャリアを通じて初めてでした。

浦和レッズへ復帰

かつての浦和レッズユース最高傑作とも称されサポーターからの人気も高い山田直輝選手が怪我から復帰したことで浦和レッズが山田直輝選手を期限付き移籍から戻しもう一度浦和レッズでプレーすることになりましたが、古傷の影響や戦術的な影響で2018年はJ1出場3試合に留まり、2019年も夏までにわずか1試合出場に終わり、再び湘南ベルマーレに移籍することになりました。

湘南ベルマーレ

浦和レッズから期限付き移籍で再び湘南ベルマーレに戻り、2019年の後半戦で9試合出場1ゴールと調子を取り戻したので、2020シーズンは湘南ベルマーレ完全移籍。浦和レッズに別れを告げました。2020年シーズンは16試合に出場し1得点とまずまずの活躍で復活を印象付けています。

日本代表

2009年5月21日、トップ昇格1年目にして日本代表に初選出され、5月27日、キリンカップ対チリ戦の前半39分から途中出場。後半47分には、この試合4点目となる、本田圭佑のA代表初得点をアシスト。その後、右臀部を痛めて代表から離脱、FIFAワールドカップ最終予選には帯同しなかった。その後、中学時代からの腰椎分離症の影響で戦線離脱。2010年、若手選手を中心に構成された日本代表に選出され、1月6日に行われたアジアカップ最終予選・イエメン戦にスタメン出場したが、前半17分に相手からの悪質なタックルで負傷退場した。帰国後に精密検査を受診し、右腓骨骨折で全治3ヶ月と診断され、復帰後すぐに同箇所を骨折。岡田監督が必要としていたトップ下は香川真司選手が選出されるようになり、以降A代表選出はありません。

山田直樹のプレースタイル・特徴

山田直輝選手のポジションはトップ下が最も得意ですが、インサイドハーフでもプレー可能です。

高い技術力と広い視野

ピッチ中央の狭いスペースでボールを受ける能力があり、視野も広く判断も速いのでボールを受けてからのプレー選択も的確でシンプルなワンタッチ、ツータッチパスで局面を打開してショートパスで決定機を作るチャンスメーカーです。狭いエリアでリンクマンとして相手の守備陣形を崩してから展開して、ペナルティーエリア内に進入してフィニッシュするパスアンドゴーも得意ですね。トラップ、ショートパス、状況認知という基礎的な能力が非常に高い選手です。

攻守にハードワーク

山田直輝選手は守備のセンスもあり、切り替えも早く運動量も豊富でボールを失った後にハードワークでボールを奪い返したり、カウンターアタックの芽を摘む守備ができて前線からのプレッシングもサボらず強度が高い選手です。現在のサッカーでは当たり前となった攻撃の選手に必要な守備スキルを個人レベルで先取りして身に着けていたという点で若手時代には異才を放っていました。浦和レッズユースでU15,U18で優勝しているのはチーム貢献度が非常に高い選手だからでしょう。

強靭なフィジカル

168㎝と小柄ですが、球際が激しく強靭なフィジカルを持ちます。豊富な運動量や敏捷性にも優れていて運動能力が高い選手でしたが、身体が出来上がる前に強度の高い試合をこなし続けたことが良くなかったのか、20代を前に怪我を繰り返してしまい、キャリアが狂ってしまったといえます。大きなけががないままドイツに移籍した香川真司選手とは同世代で若手時代はどちらの評価も高かったですが、現在では大きな差がついてしまいました。

山田直樹の今後について

浦和レッズと湘南ベルマーレを行ったり来たりしてきた山田直輝選手の今後のキャリアを考えてみました。

湘南ベルマーレ

湘南ベルマーレに完全移籍しており、試合での活躍に加えて怪我でつらい経験も多かったためベテランとして若手の相談役になったりチームの雰囲気を作る役割も求められているはずです。人間性の素晴らしさについて言及されることも多い選手ですから湘南ベルマーレとしては、そのまま引退までプレーして育成スタッフに入って欲しいという青写真も描いていそうです。

移籍情報、契約更新

現在のところ山田直輝選手は湘南ベルマーレから移籍する理由が無いですし移籍の噂もありません。30歳となった山田直輝選手は引退まで湘南ベルマーレでプレーするのではないでしょうか。推定年俸は3000万円です。