昨シーズンは得点王のオルンガが大活躍したことで、J2昇格から7位の好成績を残した柏レイソル。しかしながら、今シーズンはオルンガが移籍した為、一気に攻撃力が下がると予測されています。
日本代表への招集が噂される江坂任など攻撃陣が非常に豊富な柏レイソルですが、その中でも爆発が期待されているのが神谷優太です。
本記事では今シーズンの柏レイソルの攻撃を支える存在になると期待されている神谷優太について徹底解説しました。興味がある人は、是非最後までご覧下さい。
目次
神谷優太のプロフィール
生年月日 | 1997年4月24日 |
国籍 | 日本 |
出身 | 山形県山形市 |
身長 | 176㎝ |
体重 | 67㎏ |
利き足 | 右 |
ポジション | MF・FW |
背番号 | 柏レイソル:39 |
タイトル | J2リーグ(湘南ベルマーレ) AFC U19選手権 国民体育大会 得点王・全国高等学校サッカー選手権大会 優秀選手(2015) |
SNSアカウント | ツイッター:https://twitter.com/kamiyu0424 |
神谷優太の経歴
年代別の代表にも呼ばれている期待の若手選手である神谷優太ですが、どのような経歴でプロサッカーの世界へ入ったのでしょうか。4つのポイントに分けて解説しているので、是非チェックしておきましょう。
幼少期
幼少期は、ユースの中でも強豪で有名な東京ヴェルディの下部組織でサッカーを始めました。高校生になるタイミングで多くのクラブや学校からオファーが来たようですが、最終的には東京ヴェルディU18に入団しています。
しかしながら高校2年生の夏になったタイミングで、なかなか少ない事例ではありますが、東京ヴェルティユースを退団して青森山田へ編入することになりました。
青森山田では転校生にも拘らず2年生から出場機会を確保して、チームの中心選手へと成長します。3年生の時は選手権で國學院久我山に敗れましたが、湘南ベルマーレからオファーが来たことで、プロサッカーへの扉が開かれたようです。
湘南ベルマーレ
湘南ベルマーレでは新人ながら出場機会を少しずつ確保しましたが、結果を残すことができませんでした。2年目は完全に出場機会が減り、たったの7試合の出場でシーズンを終えています。
期待されていたルーキにも拘らず、思うようにチームで結果を残せなかった神谷優太は、出場機会を確保できる愛媛fcへ期限付き移籍をすることになりました。
愛媛fc
愛媛fcでは入団してから直ぐに出場機会を確保して、チームの攻撃の主軸になります。
1年目は30試合の出場で7ゴール。2年目は36試合の出場で6ゴール。
決してゴール数が多いとは言えませんが、数字では見えない献身的な守備や攻撃の起点となるプレーで、愛媛fcにとって欠かせない選手へ成長します。
最終的には期限付き移籍は2年で終了して、湘南ベルマーレへ戻ることになりました。しかしながら、湘南ベルマーレに戻るタイミングで柏レイソルがオファーを出したことにより、移籍が決定します。
柏レイソル
柏レイソルは非常に攻撃的なチームとして有名で、前線にはテクニックとパワーを兼ね備えている選手が非常に多いです。
特に神谷優太が移籍してきたタイミングはオルンガが大活躍していて、J1のチームも止めることができませんでした。オルンガだけでなく、江坂任やクリスティアーノが在籍している柏レイソルで、神谷優太は出場機会の確保に苦しみます。
しかしながら、ハイプレスをする体力や前線での攻撃の起点となるプレーをできる神谷優太は、徐々に監督の信頼を得て途中出場などで活躍する場面が増えてきました。
リーグの終盤ではスーパーサブ的な存在で利用されていて、完全に戦力の1人として数えられていたようです。
神谷優太のプレースタイル・特徴
湘南ベルマーレで出場機会を確保できずに苦しんだ神谷優太ですが、J2の愛媛fcで諦めずに活躍したことで柏レイソルにステップアップすることができました。
現在はスーパーサブとして起用されることが多いですが、本人はスタメンを確保したいと考えているでしょう。そこで、神谷優太がどのようなプレーを得意としているのか、プレースタイルや特徴を解説していきます。
高いキックの精度
神谷優太はキックの精度が非常に高く、クリスティアーノや江坂任などのパサーが在籍している柏レイソルでもセットプレーのキッカーを務めることが非常に多いです。
ちなみに高いキック精度は青森山田時代からも発揮していて、ほとんどのセットプレーを神谷優太が担当していました。
実際に神谷優太がプロサッカーの世界に入って初めて決めたゴールも、フリーキックのようです。
昨シーズンは誰がセットプレーを蹴ってもオルンガがゴールを決めていました。しかしながら、今シーズンは高い精度のボールを配給しなければゴールを決めることは難しいでしょう。
今シーズンの柏レイソルのセットプレーは、神谷優太のキック精度に掛かっています。フリーキックやコーナーキックでゴールに直結できるボールを配給できるのか注目です。
仲間隼斗のPK奪取の切り返し、胸トラップからの3点目、どっちも素晴らしい。そして神谷優太のキック精度が本当に良い。
— 中坊 (@tyuu__bou) July 19, 2020
高いアジリティでチームの中心選手に
神谷優太は決してゴールが多い選手ではありませんが、非常に監督から重宝されています。
理由は俊敏性と豊富な運動量でしょう。運動量があるので、相手ボールになれば一気にハイプレスを仕掛けることができます。
柏レイソルは相手陣地でボールを奪ってからショートカウンターによる得点を最も得意として、その起点となるのが神谷優太など前線の選手です。
特に試合終盤では相手ディフェンスのミスが多くなり、途中出場の神谷優太が仕掛けるハイプレスは非常に大きな脅威になっています。仮に神谷優太がボール奪取できなくても、他の選手がパスミスをカットして一気に前線の選手に繋げるなどのシーンは、昨シーズン非常に多かったです。
ボールを奪われてからの切り替えも早く、俊敏性もあると言えるでしょう。
SHONAN×FUKUSHIMA フットボールフェスティバル2016 Presented by日本端子
湘南ベルマーレ #28 神谷 優太
物怖じせず貪欲にゴールを狙っていた。運動量豊富にピッチを駆け回り、テクニックでも魅せる。 pic.twitter.com/vCYwNhpwpe— Q (@bell_sapo_Q) January 24, 2016
特徴的なロン毛
最近はサッカー選手の顔や髪型に興味を持ってサッカーを観戦するファンも非常に多くなりました。少し前はセレッソ大阪の選手がイケメンだと話題になって、サッカーを知らない女性ファンが多く増え、セレ女という言葉が流行りましたね。
神谷優太はロン毛が大きな特徴で、試合中は髪の毛を括ってプレーしていることも多いです。ダンディな雰囲気で女性ファンからも人気のある神谷優太ですが、2019年の10月に西木恵美里さんと結婚しました。
旦那さんがプロサッカー選手なので、西木恵美里さんは「スポーツフードアドバイザー」や「家庭料理スペシャリスト」などの資格を習得。公式のインスタグラムには定期的に料理の写真が投稿されています。
スポーツ選手の旦那さんを献身的に支える奥様の為に、今シーズンは最高の活躍ができるのか注目です。
神谷優太はロン毛が似合ってないのも相まって「普通じゃない」感が凄い。オーラが凄い。そしてプレーが期待通りエロい。杜の都から世界中を
— Kaname (@fc_knm) November 26, 2020
神谷優太の今後について
湘南ベルマーレでの挫折など、全てが上手く行ったとは決して言えないプロサッカー選手としてのキャリアを歩んでいる神谷優太。しかしながら、少しずつ着実に成長していると言えるでしょう。
最後に、現在23歳と若手である神谷優太が、今度どのようなキャリアを歩んでいくのか徹底解説していきます。
柏レイソルについて
今シーズンも柏レイソルの一員としてプレーすることが決まった神谷優太。
攻撃を引っ張る役割として注目を浴びていましたが、なんと開幕から5試合続けてベンチ外の状態になっています。
柏レイソルは攻撃陣が非常に豪華でポジション争いが激しく、試合の出場機会を確保するのは簡単ではありません。
しかしながら、チームか開幕からの5試合で1勝4敗と滑り出しが非常に悪く、降格争いをしている状態です。その為、選手起用を変えてくる可能性は高いと言えるでしょう。
昨シーズンのコロナウイルスの影響で降格チームは1つ増えているイレギュラーな今シーズン。まずは出場機会を確保して、降格圏からチームを救えるプレーができるのか注目です。
移籍情報、契約更新
現在のところ、神谷優太に対してオファーを出しているチームが存在するという噂はありません。
しかしながら、アジリティのあるプレーや高精度のキックが武器の神谷優太を欲しがるチームは絶対に存在するでしょう。
柏レイソルで出場機会に苦しんでいる現状が続けば、本人もオファーが来れば移籍に対して前向きに検討するかもしれません。実際に移籍して出場機会を確保してからステップアップに成功したので、チームを変えることに不安は持っていないでしょう。
今シーズンに結果を残すことができれば契約更新の可能性は高くなりますし、出場機会が増えなければ移籍する可能性も十分にあると考えられます。
まとめ
本記事では神谷優太について徹底解説しました。高校時代にはユースから高校サッカーへ転身するなど少し変わったキャリアを歩んでいたようです。
プロサッカーの世界に入ってから出場機会に苦しむなど挫折もあったようですが、徐々にステップアップできています。今シーズンは再び出場機会の確保に苦しんでいるようですが、どのように乗り越えるのか注目です。