爆速ドリブラーC大阪・坂元達裕の経歴やプレースタイルを徹底解説

J1屈指のドリブラーとして今最も注目を集めている選手 坂元達裕。J2からわずか1年でJ1の名門セレッソ大阪の加入を決めた。いかにも順風満帆に見えるサッカー人生の裏には今の坂元から想像できないほどの苦悩が。FC東京のU-15むさしに所属するもユースデビューの夢は叶わなかった。中学時代からその抜群のドリブルセンスとスピードは健在。現在では上の世代の選手達にも引けを取らず、J1のプロ達を次々とかわしている。J1で圧倒的な存在感を放ち続ける若きドリブラー坂本達裕の魅力を徹底解説。

坂元達裕のプロフィール

生年月日 1999年10月22日
国籍 日本
出身 東京都東村山市
身長 170㎝
体重 63㎏
利き足
ポジション MF
背番号 セレッソ大阪:17
タイトル Jリーグ・優秀選手賞:(2020年)
SNSアカウント ・Twitter:https://twitter.com/Tatsu1022Soccer?s=20
・Instagram:https://www.instagram.com/10tatsuhiro22/?hl=ja

坂元達裕の経歴

今やJ1で圧倒的な輝きを放つ坂元だが、Jリーグの舞台に立つまでには計り知れない苦悩があった。幼少期の彼のキャリアスタートからセレッソ大阪加入までの経歴を余すことなくお届け。

幼少期・プロ入り前

中学時代、坂元はFC東京U-15むさしに所属し、そのキャリアを大きく前進させた。当時の坂元のプレースタイルはスピードとテクニックを活かしたドリブル突破がメイン。中学卒業後は群馬県のサッカー強豪校である前橋育英高校に入学し、その技術を磨いた。ここでは中学時代のプレースタイルを一新させ、持ち前のテクニックを駆使し、落ち着いてボールを受けチャンスがあればドリブルを仕掛ける冷静な選手なアタッカーへと成長。坂元が3年生のときには、全国高校サッカー選手権大会で準優勝を果たしている。高校卒業後は東洋大学に進学。ここでは高校時代に培った経験をもとにその技術をさらに伸ばした。

そしてJリーグの舞台へ

大学卒業後、坂元はJ2のモンテディオ山形に所属した。待ちに待ったJリーグの舞台は想像より華やかなものではなかった。大学卒業後Jリーグからのオファーがひとつもなかった坂元は、なんとか山形の練習に参加させてもらうも「左サイドバックとしてなら起用しても良い」と厳しい評価を受けた。前橋育英で選手権準優勝を達成したプレイヤーでさえ、Jリーグの舞台は厳しいステージだった。そんな逆境も跳ね除けるかのように、2019-2020シーズンでは公式戦42試合に出場し7得点をあげチームの勝利に貢献している。

そしてJ1の名門セレッソ大阪へ移籍

2020年1月6日、坂元は名門セレッソ大阪へ完全移籍を果たした。坂元はこれまで公式戦37試合に出場し、3得点をマークしている。弱冠23歳にしてJ1の舞台に立ってもなお抜群の存在感を放つ坂元、実は被ファール数が今季Jリーグ最多だ。それだけ警戒されている選手ということだろう。荒いプレーにも屈せず、果敢にドリブルするその姿は見ているこちらも熱く奮い立たされる。

また坂元はセレッソの指揮官であるロティーナ監督に「なかなか出会うことのない逸材だ」と絶賛されている。日本人の高いポテンシャルを最大限活かすことで知られるロティーナ監督からこのような評価を受ける日本人選手はなかなかいない。

坂元達裕のプレースタイル・特徴

わずか1年でJ2からJ1の舞台に降り立った若手MF坂元達裕。そんな彼の強さの秘密を3つのポイントから解説。

J1屈指のドリブラーとして相手DFを次々と翻弄

坂元の最大の持ち味としてその鋭いドリブルが挙げられる。中盤のいい位置でボールを受けるとすぐさまボールを前に運び、巧みなドリブル技術で相手DFを抜き去りそのままシュートという流れが多い。時にはサイドから中央に切り込みクロスをあげ、味方選手をアシストする。ドリブルだけでなく坂元はスピードも兼ね備えており、一度フェイントで体制が崩されると彼に追いつくことは難しい。特に彼の繰り出すキックフェイントは非常に華麗で、カットインやクロスを警戒しているDFにとっては厄介だ。ボールを触る直前まで同じモーションで繰り出されるそのキックフェイントは、相手にとって次のプレーの予測が難しくなり、対応が遅れる。その一瞬の隙を突き、持ち前のスピードで相手を抜き去る。

豪快なシュートで数々のゴールを演出

坂元はモンテディオ山形に所属していた2020-2019シーズン、先述の通り公式戦42試合に出場し、7得点をあげた。ドリブルだけでなく得点能力においても素晴らしいものを持っている。主にドリブルで前に運びバイタルエリア付近で、もしくはサイドから中央へ切り込みそのままシュートを放つ。J1第7節の鳥栖戦で坂本が圧巻のミドルシュートを放ち、ゴールを奪ったことは記憶に新しいだろう。彼が一番得意とする形でのゴールだったと言える。

守備面での課題を克服できるか

攻守ともにチームに貢献できてこそ真のMFだ。だが坂元は圧倒的なスピードを兼ね備えていながら、ボールに対するプレッシャーが甘い。相手がトラップするまでの前に素早くプレッシングできれば相手の自由を奪えるが、坂本はそれができていないように思う。坂元の機動力があれば十分なプレッシャーがかけられるはずだ。セレッソ大阪だけでなく、海外チームへの移籍を見据えているのであればなおさら改善しなければならない。

坂元達裕の今後について

23歳という若さでセレッソ大阪の爆速ドリブラーとして重宝される坂元。そんな彼の今後を考察してみた。

セレッソ大阪での活躍

今後坂本に期待されるのは更なるゴールと守備の改善だろう。得点能力に定評のある坂元だが、彼のポテンシャルがあればさらに多くのゴールを奪えるはずだ。また自身の課題であるプレッシングの甘さだが、彼のスピードがあれば十分に改善可能な問題だ。個人個人のプレッシングの質の向上は、チーム全体としても優位な試合運びに繋がる。坂本が攻守ともに優れたプレイヤーになる日もそう遠くない。

日本代表について

J1の舞台の最前線で活躍する坂元だが、未だ日本代表に選出されたことはない。学生時代から順風なサッカー人生を送ってきたわけではないが、Jリーグの大舞台で覚醒し、坂元は爆発的な成長を遂げた。このままの調子でいけば代表選出の可能性も十分考えられる。また坂元はセレッソ入団時のインタビューで「代表に選ばれることが最終目標ではなく、代表にならなきゃいけないという気持ちの方が強い」とも語っており、代表選出に対して熱い気持ちで臨んでいる。

移籍の噂やセレッソ大阪との契約について

現在坂元の移籍の噂は出ていない。また坂本を含む4選手は、2020年12月31日にセレッソとの契約更新に合意していたため、もうしばらくは坂元のセレッソでの活躍を見られそうだ。やっとの思いでこぎつけたJ2の舞台からわずか2年でJ1クラブに移籍した坂元。彼には他の若手選手とは何か違うポテンシャルを秘めているに違いない。更なるゴールと課題を改善し、もう一段階進化した坂元は観れるのか。そんな彼の今後のセレッソ大阪での活躍に注目だ。