小柄なSB名古屋グランパス相馬勇紀の経歴・プレースタイルを徹底解剖

早稲田大学在学中から名古屋グランパスで特別指定選手として活躍し、背番号11番を与えられた名古屋グランパス期待のサイドアタッカー相馬勇紀選手のポジションやプレースタイルを紹介します。第2節の北海道コンサドーレ札幌戦でのヒールキックでのゴールが印象的ですでにA代表選出歴があり、森保監督も目をつけていることでしょう。Twitterでの相馬勇紀選手に対する反応も紹介していきます。

相馬勇紀のプロフィール

生年月日 1997年2月25日
国籍 日本
出身 東京都
身長 165㎝
体重 68㎏
利き足
ポジション MF
背番号 名古屋グランパス:11
タイトル ・三菱養和SCユース
日本クラブユースサッカー選手権 (U-18)大会:1回(2014年)
・早稲田大学
関東大学サッカーリーグ戦1部:2回(2015年、2018年)
関東大学サッカーリーグ戦2部:1回(2017年)
・代表
東京都選抜
国民体育大会サッカー競技(2013年)
・個人
関東大学サッカーリーグ戦2部・アシスト王(2017年)
関東大学サッカーリーグ戦1部・ベストイレブン(2018年)
関東大学サッカーリーグ戦1部・アシスト王(2018年)
トゥーロン国際大会・ベストイレブン(2019年)

相馬勇紀の経歴

数多くの大会で優勝を経験している名古屋グランパスの若きドリブラー・相馬勇紀選手はどのようにA代表まで登りつめたのかこれまでの経歴についてまとめてみました。

三菱養和で育まれた才能

両親は学生時代全国有数のテニスプレーヤーで息子にもテニスをやらせるべく様々なスポーツを小さい頃から習わせ幼稚園生の時に三菱養和会のサッカースクールに行かせていた。若かりし相馬勇紀は、サッカーの才能をメキメキと発揮するようになり、テニスよりもサッカーを選ぶことになります。中学から三菱養和SCジュニアユースに在籍し、高校でも三菱養和SCユースに昇格。Jの下部組織でもなく高校サッカー部でもない町クラブとして最強の名門チームで成長すると、2013年10月、高校生で第68回国民体育大会に東京都選抜として出場し優勝。2014年8月には日本クラブユースサッカー選手権 (U-18)大会で三菱養和SCユースを優勝に導いています。

早稲田大学時代から将来を嘱望される

2015年、相馬勇紀は、早稲田大学に進学し、ア式蹴球部(サッカー部)に在籍。2017年に関東大学サッカーリーグ戦2部でアシスト王。早稲田大学の1部昇格に貢献。2018年には関東大学サッカーリーグ戦1部で3年ぶり27回目の優勝を果たしています。同期にはアルビレックス新潟所属で世代を代表するゴールキーパーである小島亨介選手がいます。2018年8月11日に大学4年生で特別指定選手としてJリーグデビューを果たし、初アシストを記録。その4日後には2戦連続のアシストを決めてチームの4連勝に貢献。同年11月6日、リーグ戦セレッソ大阪戦で初ゴールを記録。2019年3月に早稲田大学を卒業しています。

当然の名古屋グランパス加入

早稲田大学在籍中の2018年5月、名古屋は相馬の2019シーズン加入内定を発表。その後、名古屋の特別指定選手となり活躍したものの、2019年には監督交代の影響もあって出場機会から遠ざかり、2019年8月鹿島アントラーズへの期限付き移籍を発表。半年の期限付き移籍期間はケガの影響で思うようにプレーできず、リーグ戦5試合1得点、AFCチャンピオンズリーグ1試合出場に終わります。レンタル移籍終了後には新型コロナウイルスの過密日程の影響で5人交代枠が認められ、32試合に出場しています。2021年シーズンも先発かベンチかを問わず戦力に入っており、安定したパフォーマンスで活躍中。第2節の北海道コンサドーレ札幌戦では貴重な決勝ゴールを決めています。

相馬勇紀のプレースタイル・特徴

サイドのスペシャリストである相馬勇紀選手のプレースタイルには特徴的な二つの武器があります。ポジションは両サイドのハーフ、ウイングバック、ウイングです。サイドバックもやったことがあります。

本人が誰にも負けないと語るスピード

相馬勇紀選手はスピードが武器ですが、本人は50mの速さよりも0m~20mでマックススピードに到達できる初速のスピードでは誰にも負けないと話していて、逆に長い距離を走らせるとそこまで速くはありません。この初速の速さがサイドでのドリブルで活かされていて、相手を見ながら横の動きで相手の届かない位置にボールを運びセンタリングを蹴ってしまういわゆる「抜ききらない」ドリブルが最大の武器です。相馬勇紀選手にサイドで1対1でボールが入るとかなり高確率でセンタリングまで持って行くので、ワイドに横幅を取ってプレーすることが得意ですね。

得点につながるセンタリングの質

相馬勇紀選手はセンタリングにカーブをかけて蹴ることでディフェンダーの間に落ちて来る質の高いボールがゴールを呼び込み、学生時代から得点よりもアシスト数が多い選手でした。ボールの蹴るフォームが身体の遠心力を利用して回し込むように蹴ることでカーブが強烈にかかります。このあたりはテニスプレーヤーの両親の遺伝子か育て方によって身に付いた蹴り方かなと思います。さらに凄いのは相馬勇紀選手の場合はその蹴り方を両足で同じように行うことが出来ることですね。ヘディングに強みを持つ選手からすると頼もしい相棒だと思います。

キレが戻った対人の強さ

相馬勇紀選手はパワー、スピードに定評があり攻守に対人プレーの強い選手と称されてきて、ムチムチな体型は太っているのではなく筋肉です。しかしながら2021年のオフシーズンから食事改革を行い小麦粉をなるべくとらない食生活にしたところお腹がへこみ、身体のキレも明らかに良くなったので、やはり太っていたのではという疑惑もありますが、フィジカルトレーニングのし過ぎでスピードを失う選手も多いので、相馬勇紀選手の場合も食生活の改善で無駄な筋肉がそぎ落とされてキレが戻ったと考えられます。

相馬勇紀の今後について

2019年鳴り物入りで名古屋グランパスに加入してからレギュラーとサブの間で行ったり来たりを繰り返し、A代表からも遠ざかっている相馬勇紀選手の今後のキャリアについて考えてみました。海外移籍はあるでしょうか。

ライバルが多い名古屋グランパス

名古屋グランパスではフィッカデンティ監督との相性が良いわけではなく、前任の風間監督の方が合っていましたね。3バックを使うチームやウイングを使うチームではないのでアタッカーとしてペナルティーエリアに入り込んで行く姿勢が求められます。しばらく名古屋グランパスではフィッカデンティ体制が続くでしょうからプレーの幅を広げながらレギュラーポジションを勝ち取りたいところですが、マテウス選手、前田直輝選手、斎藤学選手などライバルが実力者ぞろいでハイレベルなレギュラーポジション争いを繰り広げていくでしょう。

日本代表は激戦区の2列目

初めて招集された世代別代表は2019年6月、U-22日本代表に招集されトゥーロン国際大会で準優勝を果たし、大会ベストイレブンに選ばれています。2019年にはE-1選手権に臨む日本代表の招集を受け、12月の中国戦でA代表デビューを果たしています。日本代表では激戦区となる2列目のアタッカーで定着はかなり難しいですが、監督が3バックを採用した場合は両サイドのウイングバックでプレーできることが強みとなる可能性もあります。現在の東京オリンピック世代とA代表を兼任する森保監督はウイングバックにドリブラーを置くことを好むので相性が良く、チームに一人欲しいタイプだと思います。東京オリンピックからA代表へ定着したいところです。

来シーズンの動向に注目

名古屋グランパスでの相馬勇紀選手のフィッカデンティ監督からの評価はそれほど高くなく、他の優秀な選手が同ポジションに並んでいます。現在は5人交代制で2021年はアジアチャンピオンズリーグと並行して戦う必要がありますが、来シーズン、アジアチャンピオンズリーグに出場しないなら過剰人員で放出する可能性もあります。トゥーロン国際での活躍ぶりを見る限り海外向きのプレースタイルなので欧州行きもあり得るかもしれません。名古屋グランパスでの推定年俸は2000万円ですが来シーズンの移籍は十分ありえると思います。