広島の若きナンバー10・森島司の経歴・プレースタイルを徹底解析

今回は東京オリンピック世代日本代表。サンフレッチェ広島で2019年大ブレイクを果たした森島司選手を特集します。プレーメーカーで2020年背番号10番を託され、2024年に新スタジアム改行を予定するサンフレッチェ広島の看板選手に位置付けられています。サンフレッチェ広島でセットプレーのキッカーを務めるためファンタジーでも狙い目の選手です。森島司選手は175㎝、66㎏の身体の線が細い華奢な体格ですが、サンフレッチェ広島でも東京オリンピック日本代表でも攻撃の中心になりコンビネーションプレーは森島司選手を経由していきます。分かりやすい武器はないかもしれませんが、サンフレッチェ広島が10番を与えた理由はサッカーセンス!森島司選手のプレースタイルを細かくチェックしていきます。

森島司のプロフィール

 

生年月日 1997年4月25日
国籍 日本
出身 三重県
身長 175㎝
体重 66㎏
利き足
ポジション MF
背番号 10

森島司の経歴

2020シーズンからサンフレッチェ広島で10番を背負う森島司の幼少期から今に至るまで!

名古屋グランパスユース昇格を捨て、四日市中央高校へ。

兄の影響で父が監督を務める愛宕サッカー少年団でサッカーを始め中学で名古屋グランパスエイトJr.ユースに所属。杉森考起選手、森晃太選手などが所属する名古屋グランパスユース黄金世代だったものの、高校はユースに昇格せず兄がいる四日市中央高校に進学。1年時からレギュラーポジションを掴むも全国大会で目に見える活躍はなく3年間が終了。サンフレッチェ広島が声をかけたものの当時の評価はそれほど高くなかったです。

サンフレッチェ広島・シャドー直訴からの大ブレイク

2016年サンフレッチェ広島に入団。背番号は同じ四中工出身で、かつて広島に所属した浅野拓磨が付けていた29番。

その後4年間は怪我も多く試合出場は少ないままでしたが転機が訪れたのは城福監督の就任。

2018年に城福浩監督が就任すると、途中出場すら出番は無くなり完全に戦力から外されてしまいます。

2019年シーズンのキャンプで城福浩監督は森島司選手が望むシャドーのポジションではなく右ワイドでコンバートを要求。タレントが揃うシャドーよりも選手層の薄いワイドの方が出場機会はあると判断して配置転換。トレーニングでもワイドばかりで、真ん中での機会をほとんど与えませんでした。この扱いに森島司選手が反発し「自分のワイドは良くないって思います。シャドーでやりたいです」と監督に直訴。退路を断ってプロ入り後初めて自分の意志を貫きポジションを指定したことで、潜んでいた才能が開花。積極的なプレーを見せるようになり、結果が出て、自信を取り戻しました。J1リーグ24試合3ゴール8アシスト、ACL7試合1ゴール4アシストを記録。同年12月には広島加入時の監督である森保一が指揮するEAFF E-1サッカー選手権2019に出場する日本代表に初選出される大ブレイクを果たします。

2020年からサンフレッチェ広島は森島司選手に10番を託しました。

A代表選出もまだ形だけ

A代表にはEAFF E-1サッカー選手権2019に選出されるも、この大会は海外組が参加しなかったため、東京オリンピック世代の強化に主眼を置いたメンバー選考。海外組を含めたA代表にはかすりもしないのが現状で、東京オリンピック日本代表に選ばれるかどうかも当落選上といったところです。ただし、出場した試合では攻撃の起点になり、初めてプレーする選手ともすぐに連携を作ることができるので、代表に向いている選手だと思います。

森島司のプレースタイル・特徴

森島司のプレーがサンフレッチェ広島のサッカーにリズムを作る。

広島のプレースキックマスター

四日市中央工時代決してフリーキックの名手だったわけでも、パワフルなキックが持ち味だったわけでもないですが、プロ入り後4年間芽が出なかった森島司選手は、居残りでシュート練習毎日毎日、何本も何十本も反復練習を徹底してシュートを打ち続けたことがフリーキックの上達につながっています。そのためキックの種類が豊富で短距離、長距離でも直接フリーキックを蹴り分けることが出来ます。

2019年J1リーグ第21節・清水エスパルス戦(3-2)で先制点となる約30メートルの鮮やかな直接FK弾を決め、ポルトガルメディア「Notícias ao Minuto」は、「直接FKはまさに日本の専門分野だ」と見出しを打ち、「日本ではすでにいくつものビューティフルゴールが生まれてきたが、土曜日、ツカサ・モリシマによる素晴らしいキックによって登録に値する新たな直接FK弾が生まれた」と称えています。

狭いスペースでボールを受け「違い」を作る

森島司選手は他の選手よりも空間認知能力があり、狭いスペースを見つけてボール受ける能力に優れています。2020年サッカーデータサイトFOOTBALLLABのパスレシーブポイントでJ1リーグの9位にランクインしています。狭いスペースでボールを受けることは技術的にも難易度が高く囲まれるまでの時間も少ないですが、素早い判断とトラップの上手さで次のプレーにつなげます。狭いスペースでプレーすることで相手の陣形を乱し、別のところにスペースを作り、そこを突くことが得意です。いわゆる「違い」を作ることができる選手です。

プレーの選択肢が豊富

森島司選手は、ポジショニングがうまいので全力疾走するシーンが少ないのでイメージがないですがスピードに優れています。ドリブルも上手くアタッカーとしての資質は非常に高いものがあります。スピードとドリブルの特徴が目立たないのは、無理に難しいプレーを選択しない判断力があるからで、他の選手にシンプルに預けて黒子役にまわるプレーもそつなくこなします。サッカーインテリジェンスが高く、プレーの選択肢が豊富でつかみどころのない選手ですね。

森島司の今後について

森島司は、サンフレッチェ広島の顔となれるのか。

サンフレッチェ広島での立場は安泰

プロ入り後4年間出場機会に恵まれなかった時期でも移籍を拒み環境を変えることを好まない森島司選手は将来的な海外移籍の可能性は否定していませんが、海外移籍を希望しているわけではありません。ヨーロッパのマーケットにとって日本人選手は青田刈りをする対象で若い時期に安く獲得してヨーロッパサッカーに慣れさせて、価値を上げて転売することがメインルートなので23歳という年齢で、海外移籍について考えていないならサンフレッチェ広島に長く所属する可能性が高いです。

今後、サンフレッチェ広島の看板選手として長く活躍していくには、得点を増やすことと、怪我が多いので当たり負けしないフィジカルが必要でしょう。

さらに、守備力や経験値を重ねていくとボランチでもプレー可能で青山敏弘選手の跡を継ぐゲームメイカーに変貌していることも可能でしょう。

日本代表では同タイプが多く激戦区

森島司選手は同世代に三笘薫選手、食野亮太郎選手、堂安律選手、遠藤渓太選手など優秀な選手が多く、すでに欧州でプレーしている選手も多いので東京オリンピック日本代表に定着するためにはJリーグで圧倒的な活躍をする必要があります。A代表では中島翔哉選手や鎌田大地選手が似たタイプの選手で東京オリンピックで活躍して二人を超える評価を得ないとA代表に入っていけないでしょう。2列目の日本代表は常に競争が激しいです。

他クラブからは狙い目

森島司選手のサンフレッチェ広島での推定年俸は1500万円。活躍し始めたタイミングが遅いため、チームの中心でありながら年俸は低いです。

23歳で育成補償金を獲得する際に支払わなくてよい年齢に達しているので、海外クラブが引き抜くとしたら今がチャンスですね。

サンフレッチェ広島としては、年俸もさらに上げて複数年契約でブロックしたい戦力ですが、コロナの影響もありスタジアム建設も控えているので悩みどころですね。本人の意思を動かすオファーがあれば移籍の可能性もありますが、現在、噂はありません。