北海道コンサドーレ札幌の開幕フォーメーション・注目選手まとめ

1998年よりJリーグ加盟して以降はJ1とJ2を行ったり来たりするエレベータークラブでしたが、2016年長年ユース監督を務めた四方田修平氏を監督に抜擢してJ2優勝を果たし、翌年も11位でJ1残留したものの2018年にはミハイロ・ペトロヴィッチ監督が就任して四方田監督はヘッドコーチとしてチームに残る2頭体制に変化すると攻撃的なサッカーで2019年はJ1で4位と過去最高成績を記録。2020年にはリーグ戦は10位でルヴァンカップ準優勝。2021年は10勝9分15敗の12位に終わっています。

チームは新型コロナウイルスに影響で経営難に陥っており、ここから数シーズンはJ2に落ちることは避けて現状のポジションを維持したいところです。

北海道コンサドーレ札幌の2020シーズン

昨シーズンはシステムは3-4-2-1でゴールキーパーに菅野孝憲、3バック右から田中駿太、キムミンテ、福森晃斗、ボランチは宮澤裕樹と荒野拓馬、右ウイングバックにルーカスフェルナンデス、左に管大輝、右シャドーにアンデルソンロペス、左シャドーにチャナティップ、ワントップにジェイがベストメンバーですが、怪我人が続出したためレギュラーポジションの争いは激しくなっています。

中心選手だったク・ソンユン選手、鈴木武蔵選手、進藤亮佑選手が移籍で抜け、ジェイはシーズンの半分稼働できない程度にパフォーマンスが落ち、一方で昨シーズンは大卒ルーキーの3人田中駿太選手、高嶺明樹選手、金子拓郎選手がレギュラークラスに成長。チーム戦術も降格なしを利用してマンツーマンハイプレス路線をかなり思い切り試していて、将来に向けた投資期間としてうまく機能したといえるでしょう。

マンツーマン守備は他のチームはやっていない特徴的な戦術で、この戦術の完成度が高まってくると面白いサッカーになってくると思います。

コンサドーレ札幌2021シーズン移籍情報

2020-2021の最新、加入、放出、注目選手をまとめました。

加入選手

 

GK 大谷幸輝 アルビレックス新潟
中野小次郎 法政大
DF 岡村大八 ザスパクサツ群馬
柳貴博 FC東京
中村桐耶 Honda FC
MF 小野伸二 FC琉球
青木亮太 名古屋グランパス
FW ガブリエル ウィダド・カサブランカ
小柏剛 明治大
中島大嘉 国見高

 

放出選手

 

GK カウィン・タンマサッチャーナ OHルーヴェン
DF 石川直樹 引退
進藤亮佑 セレッソ大阪
濱大耀 カターレ富山 レンタル
MF 早坂良太 引退
白井康介 京都サンガ レンタル
FW ウーゴ・ヴィレイラ
藤村怜 モンティディオ山形 レンタル
岩崎悠人 ジェフ千葉 レンタル

注目選手

 注目加入選手は何といっても小柏剛選手で昨シーズンすでに特別指定で5試合に出場して即戦力級の活躍を見せた大学ナンバーワンフォワードの呼び声も高い選手です。

俊敏でスピードに恵まれ小柄で狭いスペースでもドリブル突破が出来てラインブレイクも得意。勝負所で得点を取るアタッカーです。

鈴木武蔵選手の移籍で裏のスペースを使うスピードがあるフォワードの不在が攻撃面で問題を起こしていましたが、小柏剛選手が救世主になる可能性はあります。今シーズンの大卒ルーキーの中では頭一つ抜けた評価を受けていて、昨シーズンの川崎フロンターレの三苫薫選手のように大活躍する期待を受け、A代表に選出されてもおかしくない素材です。

北海道コンサドーレ札幌2021シーズン開幕フォーメーション

開幕フォーメーションは3-4-2-1でゴールキーパーに菅野孝憲選手、3バック右から田中駿太、キムミンテ、福森晃斗、ボランチは宮澤裕樹と深井一希、右ウイングバックにルーカスフェルナンデス、左に管大輝、右シャドーにアンデルソンロペス、左シャドーにチャナティップ、ワントップにジェイと予想されます。荒野拓馬選手が怪我で開幕に間に合わないので高嶺明樹選手と深井一希選手がそのポジションを争います。ワントップのジェイ選手が新型コロナウイルスに感染したのでコンディションが整わなければアンデルソンロペス選手がワントップにズレて駒井善成選手がシャドーに入る形もあります。

昨シーズンは肉離れを繰り返して出場機会が少なかったチャナティップ選手がキーマンでマンツーマン守備は守備時に前線の形を相手のシステムに合わせて変える必要があり、守備的な位置でプレーできて守備の運動量も多いチャナティップ選手が攻守にチームが機能するうえで重要です。

大卒ルーキーの小柏剛選手、中野小次郎選手は昨シーズンから特別指定選手で試合に出場していて開幕スタメンを勝ち取る可能性もあります。中野小次郎選手がゴールキーパーに入るとビルドアップは良くなるでしょう。小柏剛選手はワントップツーシャドーのどこのポジションで誰と組ませるのか最適解が見つかるといいですね。ガブリエル選手が元ナイジェリア代表でポテンシャルは高そうですが、日本での経験は無く入国のタイミングも遅れるので、どこまでやるか未知数で開幕スタメンには間に合わないでしょう。

北海道コンサドーレ札幌2021シーズン見どころ

北海道コンサドーレ札幌の2021シーズンの見どころは新加入選手の台頭です。主力の流出を最小限にとどめ、レギュラークラスの選手が固まりつつありますが、新加入選手が序列を壊す活躍をすると競争原理が働いてチームは活性化するでしょう。

J2ザスパクサツ群馬から岡村大八選手、FC東京から柳貴博選手を獲得してスピードのある選手で最終ラインを固め、ハイラインに適した選手を補強。

青木亮太選手は宇宙人とも評される天才系ドリブラーでチャナティップの代役と切り札的な起用法になるはずです。元ナイジェリア代表ガブリエル選手は身長188㎝で左利きのポストプレーヤー。スピードもあり抜群の身体能力を持つ188㎝の大型ポストプレーヤーでジェイの代役候補ですが、ポジションを奪うポテンシャルは十分あります。

ベテランが少ないため、小野伸二選手を獲得して精神的にも若手育成にも好影響で、入場料収入が見込めない中で話題性を発揮するなど試合以外での貢献度も高い選手を補強。まだ小野伸二選手がボールを持つと何かを起こす雰囲気があるのでジョーカーとしても期待できます。

補強方針を見ると今後の北海道コンサドーレ札幌で中心選手になり得る22歳から25歳までの伸びしろがある即戦力を獲得していることと、過密日程と5人交代枠を考慮して、切り札的に起用でき、誰が抜けても同じ役割をこなすことができる選手層を揃えたことが分かります。これらの新戦力の台頭が見どころです。

北海道コンサドーレ札幌2021シーズンの展望

昨シーズンからの戦力流出はなく、ポイントを抑えた補強ができていますが、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が昨シーズンから導入した新しい戦術をどれだけ整備していくことができるかという部分が課題となるでしょう。

昨年は主力選手のシーズン途中の流出、過密日程により怪我人の続出と選手層の薄さ、シーズン中の大幅な戦術変更の影響によってミシャ体制で最悪の12位に沈みましたが、若手選手の台頭と戦術面での引き出しの多さを手に入れ、移籍市場では弱点を補強することに成功したといえるでしょう。

しかし、鈴木武蔵選手、ク・ソンユン選手の抜けた穴はなかなか埋まらないので中位から下位の成績となるでしょう。J1残留が最低限のノルマとなります。

まとめ

開幕戦はホームで横浜FCとの対戦が決まっています。昨シーズンは2勝した得意な相手ですが、序盤戦は毎年調子が悪いのが北海道コンサドーレ札幌の特徴なので良いスタートダッシュを切りたいところです。

挑戦的な戦術を導入する北海道コンサドーレ札幌は見ていて面白いサッカーをしますが、結果がついてくるかは分かりません。ハイリスクなサッカーをする分、一つ間違えると降格争いをするシーズンとなるでしょうが、上手くいくと上位争いもあり得るポテンシャルと不安定さがこのチームの特徴だと思います。