清水エスパルスの開幕フォーメーション・注目選手まとめ

2020シーズンは7勝7分20敗48得点70失点で16位に終わった清水エスパルスはオフシーズンにセレッソ大阪を上位進出に導いた名将ロティーナ監督を招聘し大型補強を敢行したことで降格候補という評価から上位進出もあり得るクラブへ変貌を遂げています。今オフでもっとも資金を使ったチームと言っても過言ではないでしょう。

清水エスパルス2020シーズン

昨シーズンのフォーメーションはクラモフスキー監督が開幕から4-3-3を基本布陣としていたが、9月に守備時最終ラインが5人になるように3バックに変更。この変更がチームを迷走させて最終的にクラモフスキー監督が解任され平岡新監督が4-4-2に落ち着かせています。

ゴールキーパーは梅田透吾、センターバックに立田雄悟、ヴァウド。右サイドバックにエウシーニョ、左に奥井涼、ダブルボランチにはヘナト・アウグストと竹内涼。左サイドハーフに西澤健太、右サイドハーフに金子翔太、ツートップはカルリーニョス・ジュニオとドゥトラが起用される機会が多かったです。

清水エスパルスは横浜Fマリノスでヘッドコーチを務めていたクラモフスキー氏にかじ取りを託し相手に応じた受け身のサッカーから脱却し、攻守に積極的な戦い方を清水の色として確立しようとしたものの、主導権を握ってもゴール前での精度が足りず、自陣からの細かなパスワークは相手に狙われてミスが失点に直結し技術力や攻守の切り替えに求められる運動量を既存の選手が短期間で飛躍的に高めることは難しく下位に低迷し、10月に解任されています。

後任の平岡監督が4-4-2でシンプルにバランスが取れたサッカーに変更して成績は改善され16位で終了しましたが、外国人選手への依存度は高く、チーム総得点48のうち、GKを除く外国籍選手7人で29と6割超。守備面への貢献も絶大で、助っ人外国人選手の存在の有無が試合内容に影響する日本人選手で軸となる存在が居ないことが浮き彫りとなりました。ヘナト・アウグスト選手、ヴァウド選手、エウシーニョ選手、カルリーニョス・ジュニオ選手が残留したことと西澤健太選手がチームの中心選手に成長したことが収穫だったといえるでしょう。

清水エスパルス2021シーズン移籍情報

2021シーズン、加入、放出、注目選手をまとめました。

加入選手

GK 永井堅梧 松本山雅
権田修一 ポルティネモンセ(POR)    レンタル
DF 片山瑛一 セレッソ大阪
鈴木義宜 大分トリニータ
ウィリアム・マテウス コリチーバ(BRA)
ノリエガ エリック 町田ゼルビア
MF 原輝綺 サガン鳥栖
中山克広 横浜FC
滝裕太 カターレ富山 復帰
FW チアゴ・サンタナ サンタ・クララ
ディサロ燦シルヴァーノ ギラヴァンツ北九州
指宿洋史 湘南ベルマーレ
栗原イブラヒムジュニア アスルクラロ沼津

放出選手

GK ネト・ヴォルピ
新井栄聡 ブラウブリッツ秋田
西部洋平 カターレ富山
梅田透吾 ファジアーノ岡山
DF 吉本一謙 引退
金井貢史 ヴァンフォーレ甲府
伊藤研太 沖縄SV
ファン・ソッコ サガン鳥栖
MF 六平光成 ギラヴァンツ北九州
西村恭史 ギラヴァンツ北九州
FW ジュニオール・ドゥトラ
ティーラシン・デーンダー BGパトゥム・ユナイテッドFC(THA)
川本梨誉 ファジアーノ岡山

注目選手

注目加入選手は大分トリニータから加入した鈴木義宜選手。大分トリニータの守備の要として活躍し、シュートブロック率でリーグトップクラスの成績を残すゴール前の壁。ロティーナ監督はコンパクトで静的なゾーンディフェンスで最終ラインにゴール前で跳ね返す個人能力を求めるので守備の要として期待されます。

清水エスパルス2021シーズン開幕フォーメーション

清水エスパルス2021シーズン開幕フォーメーションはロティーナ監督が得意とする4-4-2と予想します。ゴールキーパーに日本代表の権田修一選手を獲得していて開幕スタメンは固いでしょう。センターバックにはヴァウドと鈴木義宜、右サイドバックにエウシーニョ、左サイドバックにマテウス、ダブルボランチにヘナト・アウグストと竹内涼、左サイドハーフに西澤健太、右サイドハーフに金子翔太。ツートップにカルリーニョス・ジュニオとチアゴ・サンタナと予想します。

 

東京オリンピック世代の立田悠悟選手、原輝樹選手が守備的なポジションの層を底上げしています。パリ世代の栗原イブラヒム・ジュニア選手の覚醒が期待されます。

新加入のフォワード・チアゴ・サンタナ選手が当たりだと上位進出も狙える布陣だと思います。チアゴ・サンタナ選手は高さがあるセンターフォワードタイプの選手でカウンターアタックで活きるタイプなのでロティーナ監督に合っているプレースタイルでしょう。

清水エスパルス2021シーズン見どころ

清水エスパルス2021シーズンは他のクラブが新型コロナウイルスの影響で資金力がない中で親会社が好調で経営面でダメージが無かった清水エスパルスは一気にポジションを上げるチャンスです。今シーズンをきっかけに優勝を狙えるチームへと階段を登っていくことができるかというシーズンになるでしょう。ロティーナ監督が作るチームの傾向は分かっているので、チームの成長度合いが客観的にも分かりやすく、大型補強を敢行した中で誰が先発を勝ち取り、中心となっていくのかが見どころです。

清水エスパルス2021シーズンの展望

清水エスパルスは、ロティーナ監督を招聘して昨シーズン多かった失点を減らし、守備の安定を成績に繋げて確実に残留する狙いが見えます。センターバックとゴールキーパーに軸となる日本人選手を獲得したことも老獪な戦い方が得意な監督との相性は良いはずです。

一方で清水エスパルスが成熟してきたサッカー文化はサッカー王国静岡サッカーがベースでこちらは昨年の高校サッカー選手権優勝の静岡学園が典型的ですが個人技と即興をベースとした攻撃的なスタイルでサポーターがロティーナ監督の守備的なスタイルに我慢できるかという問題も抱えることになるでしょう。ちなみにセレッソ大阪ではロティーナ監督は結果を出しながらもフロントが守備的なサッカーに我慢できずに2年で退任となっています。

まとめ

清水エスパルスは開幕戦アウェーで鹿島アントラーズと対戦が決定しています。鹿島アントラーズにボールを持たせてカウンターアタックを狙う展開となりそうです。

大型補強と名将の招聘によって降格候補から優勝候補まで評価を高めた清水エスパルスですが、新監督と新加入選手が多いチームが本領を発揮するには一定の時間が必要となるでしょう。

序盤戦に過度な期待はできませんが、降格するとも思えないのでじっくり安定したチームを作っていくと思います。